「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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コンクールに向けての対策・勉強法について(その②テイスティング試験対策)
2017-01-03 Tue 23:20
全国のワインオタクの皆々さま、新年あけましておめでとうございます

年末ジャンボ宝くじでひと山当てて、初出勤日に会社に辞表を叩き付け、全世界のワイナリー巡りに余生を費やそうという計画が元旦早々に潰えてしまい、今年の人生計画の練り直しを迫られているロベールであります○| ̄|_

失敗とか上手くいかなかったことはその瞬間に忘れ、今年も適当ポジティヴに生きていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。


さて、本来であれば昨年中に完結したかったコンクール対策の勉強法についてですが、新年の第一回目の今回は、後半のテイスティング試験対策についてまとめてみたいと思います

アドバイザー予選の場合は、過去2回とも1時間半の試験時間のうちスタートの30分がテイスティングの試験でありました。
アイテムはワイン3種類(白2つ赤1つのこともあれば白1つに赤2つの場合もありす)、その他のお酒2種類
ワインは3つのうち、2つはフルコメント、1つは品種と産地、収穫年のみを記述、2つのその他のお酒は銘柄名を答えるというものでした。
呼称資格試験のマークシートとは違い、もちろんコメントから最終判断・結論に至るまで全て手書きとなります。
使用言語は日本語でも英語でも構わないのですが、30分という制限ではいかんせん時間が足りません。
頭ではコメントがすぐ思いついても、それを(他人が読める)文字で書くのは、普段からかなり練習しておかないとそれで時間をロスすることになります。
この点は自身の大きな反省点でもあるのですが、この準備をしっかりとしておかないと、書くだけで時間を取られ、品種や生産地を考える余裕が全くなくなってしまいます。
したがって、コメントを考え品種や産地を当てる訓練ももちろん大事なのですが、それと並行して制限時間内に全てのコメントをきれいな文字で書き込む訓練を積んでいくことが必須となります

それを踏まえて、先ず熟読したほうが良いテイスティングに関する参考文献をいくつか挙げてみたいと思います。

【テイスティングのための参考文献】

◎「10種のぶどうでわかるワイン」:石田博(著)
日本ソムリエ協会の現在の副会長であるとともに、技術研究部部長であり、現在のソムリエ協会のテイスティング理論の骨格を成すのが石田さんの理論・考え方であるといっても過言ではないでしょう。
その点では氏のテイスティングに関する文献は必読であるといえ、その前段階のぶどう品種そのものの見方について理解できるのが本書ととなります。
内容は極めて平易で、むしろこれから呼称資格試験を受験される方向けの参考書として最適だと思いますが、有資格者としてある程度経験値を積んだからこそ理解できることも多々あり、今一度王道と言われるぶどう品種の基本を復習するには最適の書としておすすめします。

◎「テイスティングは脳でする」:中本聡文・石田博(共著)
日本ソムリエ協会の機関誌「Sommelier」で連載されていた石田・中本ソムリエのテイスティング理論に関する対談を、より理論的にブラッシュアップしてまとめたのが本書。
これは「10種のぶどう~」とは逆に、ある程度理論的に考えていくテイスティングの経験値がないと、書かれてあることの理解が難しい本であると思います。
外観、香りからはじまって、最終判断・結論にいたる過程を、どのように捉え考えていったらよいのか、現在のソムリエ協会技術研究部が求める考え方と答えを掴むうえでは外せないのが本書。
コンクール対策の重要文献として熟読し、理解することが必須となります。

◎「ワインテイスティング‐ワインを感じとるために」:佐藤陽一(著)
私がコンクールを目標としたのは、この世界に入ってからすぐに佐藤さんが世界最優秀ソムリエコンクールギリシャ大会に挑戦される様子を描いたドキュメンタリー『プロフェッショナル仕事の流儀』をTVで観てからでした。
昨年の世界最優秀ソムリエコンクール・アルゼンチン大会の日本代表であった森覚さんが、同じくアジア・オセアニアの代表として出場した石田博さんが世界大会で闘うのを観てソムリエを志したというのは有名な逸話ですが、それと同じような憧れを抱いていたのが佐藤陽一さんであります。
それ以来この本は何度も読み返しておりますが、見直すたびに新たな発見といいますか、「なるほど、それはそういうことだったのか~」と分かることがあり、自分が少しづつでも成長できているのが実感できてうれしくなります。
初めて一般呼称資格を受験される方々にも分かりやすく書かれており、ビジュアル的にも綺麗な画像例が豊富に掲載されており、初心者には分かり難い理論が視覚的にも受け入れやすくなっております。

◎「ワインテイスティング バイブル」:谷宣英(著)
佐藤陽一さんが出場されたギリシャ大会のあとのチリ大会の日本代表。2010年、名古屋で行われた全日本大会を観戦することができましたが、公開決勝で佐藤陽一さんとの激闘の末、優勝されたことは昨日のように思い出されます。
この本が出版されたのは2014年と新しく、現在の最先端のテイスティング理論を学ぶことができます。
一般呼称資格を受験される方は、佐藤さんの本とどちらかを読めばよいと思いますが、コンクールをこれから目指す方にとっては、両方を熟読することが欠かせないでしょう。


【各種セミナー、試飲会への参加】

これは前回の筆記試験対策でも触れましたが、テイスティングの勉強を目的とする場合は、その時々の自分なりのテーマを決めて参加することが重要です。
例えばカリフォルニアワインの試飲会があったとして、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニョンなど同一品種がAVAごとにどのような違いがあるか?あるいは同じ造り手で造り方の違いで同一品種でもどのような違いがあるのか?といったテーマで、この場合はシャルドネやカベルネ・ソーヴィニョンといった品種に絞って集中的に試飲を行うわけです。
このテーマを決めないで漠然と参加してしまうと、ブースの端っこから順番に試飲を始めたものの、最初のうちはまめにメモを取っていたのが次第にグダグダになり、終わってみるとほとんど成果として残るものがない試飲会だった・・・ということになりかねません。


【テイスティング勉強会への参加】

参考文献の「テイスティングは脳でする」でも触れられておりますが、一人だけで我流のテイスティング練習をすることには限界があります。
なるべく早く、呼称を問わずコンクールを目指す人たち、もしくはそのレベルの人たちが集まるテイスティング勉強会を見つけて参加させてもらうべきでしょう。
都心に通える範囲にお住まいの方であれば、そのような勉強会はあちこちで開かれており、その気になれば参加することは難しくないはずです。
(とはいっても仕事の関係で、案内を頂いてもなかなか参加できないことも多々あるとは思います。私も最後のコンクールを目指す前にクッソ忙しい部署に異動となってしまい、肝心な時期に勉強会に参加できませんでしたので、それが今でも心残りな部分がありますが・・・。)
「そうはいっても、そんなコネ全然ないよ・・・」と仰る方もいらっしゃると思います。
私の場合はこのブログを書いていくうちに、いろいろなワイン業界の方々をご紹介いただいたりして、そのような勉強会の末席に参加させていただけるようになりました。
9年前にこの世界に足を踏み入れたのが45歳を過ぎてからであり、それまで全くこの業界に知り合いはいなかったのですが、自ら求めていけば必ず道は開けるものだと実感しています。
都心からは遠い場所にお住いの方はなかなか頻繁にそのような機会に恵まれないかもしれませんが、現在ではソムリエ協会の地方支部も組織が充実しており、協会主催のセミナーや試飲会等に参加するところなどから人脈の幅を広げていくことが必要であろうと思われます。


【テイスティングノート】

そしてこれは誰でもどこに住んでいてもできることですが、ワインのテイスティング練習の際には必ずテイスティングノートをつけることです
書き込むフォームは、前述の谷さんの本などにコンクールで役に立つ形式のものが掲載されておりますので、それを利用してもよいでしょう。
これは我流にならないように、前掲の参考文献、特に「テイスティングは脳でする」を熟読し、先ずは基本となる“フォーム”に沿ってコメントしていく癖をつけていく必要があります。
そしてその“フォーム”に沿って筆記試験の制限時間内(記述の場合は8分位、声に出す場合は3分位が目途か)に記述を終了できるよう練習を積み重ねていってください。
テイスティングコメントの選び方の詳細につきましては各文献をご参照ください。


以上、二回にわたって主にコンクールの予選試験対策について、私自身の経験からまとめてみました。
もちろん、めでたく予選通過の後には、いよいよ決勝(準決勝はその時のソムリエ協会の都合で、ある場合とない場合まちまちです)が待ち構えており、毎回毎回出題される問題も難しくなっているため、これだけの勉強では不十分であることは言うまでもありません。
昨年行われた最後のワインアドバイザー選手権の決勝は、これまでにない多種多様な出題がなされており、今後益々各コンクールのレベルはアップしていくものと思います。
この記事が今後コンクールを目指す方々にとって、少しでもご参考になれば幸いに思います。

私自身はワインアドバイザーの大会がもう無くなってしまったため“真田丸ロス”ならぬ“アドバイザーコンクールロス”の状態で、なかなかモチベーションが上がらないのが正直なところであります。
しかし、ここまできてまだまだ全く分かった気にならないワインの勉強を止めるつもりはもちろんありませんので、次なる目標を設定し、また一歩一歩前に進んで行きたいと思います。

では、このブログをご覧いただいている皆々さまの今年一年のご多幸、ご健勝を切にお祈り申し上げます ヾ(・∀・)ノ
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2017-01-11 Wed 23:58 | | #[ 内容変更]
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