「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
http://robert10.blog108.fc2.com/
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告  
ボージョレ・ヌーヴォー解禁!!
2016-11-18 Fri 00:25
毎年秋の風物詩となった感のある「ボージョレ・ヌーヴォー」が本日解禁となりました

ひところはマスコミでも大きく取り上げられ、小売り各社の安売り競争が話題となったこともありましたが、ここ数年の扱いは地味で、今年に至ってはYahooニュースですら取り上げられていないようです(つД`)ノ

もっとも、500円前後の低価格チリワインがスーパーの最前列に並べられ、ワインが日常のアイテムとして定着してきたこともあり、特別大騒ぎする必要がなくなったこともあるかもしれません。
その意味では、日本のワイン市場も成熟してきたと言え、むしろ喜ばしいことなのかもしれませんね。

前もって予約しており、本日届いたのはこの4本

      ボージョレヌーヴォー2016

左から、「Dominique Laurent Beaujolais Nouveau 2016 ドミニク・ローラン ボージョレヌーヴォー」、
「M.Lapierre et J.C. Chateau Cambon Beaujolais Nouveau 2016 マルセル・ラピエール(シャトー・カンボン)ボージョレヌーヴォー」、
「Philippe Pacalet Beaujolais Vin de Primeur 2016 フィリップ・パカレ ヴァン・ド・プリムール」(2本)

パカレの「ヴァン・ド・プリムール」は昨年のものが1本セラーに残っており、いつか垂直試飲してみようと思います。

本日さっそく試したのは「ドミニク・ローラン」のヌーヴォー。

      ドミニク・ローラン・BJ2016-1

      ドミニク・ローラン・BJ2016-2

      ドミニク・ローラン・BJ2016-3


外観はボージョレヌーヴォーとは思えないほどの、グラスの底も見えない濃いめのルビー。
もっともグラスを傾けると、エッジはヌーヴォーらしい明るいマゼンタの色調。
ノンフィルターなので清澄度は低く、若干濁ったような印象。
粘性は高めで、ブドウの熟度の高さがうかがえます。

香りは開いており、ダークチェリーのような第一アロマに続き、バナナやキャンディーのようなMC法由来の甘い第二アロマが顕著。
甘草のような甘苦系スパイスの、ガメイ種特有のニュアンスも感じます。

アタックは外観の濃さに比べて、ヌーヴォーらしく軽やか。
酸量は多く、リンゴ酸主体の爽やかな酸味。
サラサラと流れるようなタンニンで、渋みはほとんど感じません。
バランスは軽やかですが、しっかりとした酸味が全体を支え、繊細で上品さを感じさせます。
残糖はなくドライですが、心地よい甘いフレーヴァーが余韻となって続きます。

全体的にはヌーヴォーらしくフレッシュで、親しみやすさが有りながらも、フィネスを感じさせる上質な仕上がりは、さすがにドミニク・ローラン。

「ヌーヴォーはジュースみたいで、こんなのワインじゃないよ」と仰る方がよくいらっしゃいますが、熟成したワイン、若々しいワインそれぞれに楽しみ方があり、それを決めつけてしまうのは、多様性がある飲み物であるワインの楽しみ方を自ら狭めてしまうものだと思います。

ガメイという品種は、ピノ・ノワールのようないわゆる高貴品種と呼ばれるブドウからすると軽視されがちなブドウ品種でありますが、志ある造り手にかかると全く別物といっていいエレガントなワインに変貌を遂げるところがまたワインの面白さなのでしょう。
パカレが「ヌーヴォー」と名乗らずに「ヴァン・ド・プリムール」としているところにも、造り手としての矜持を感じることができます。

このブログでもテイスティングはかなりの期間、おサボリ状態でありましたが、これを機に再開していこうかと思います
スポンサーサイト
別窓 | フランスワイン | コメント:2 | トラックバック:0 
<<合格祝い・・・キュリオシティにて | ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 | 第10回J.S.A.ワインアドバイザー全国選手権大会決勝結果発表>>
この記事のコメント
no.362:最近のヌーボー
最近のボージョレ・ヌーボーは極端に言えば
「イチゴキャンディっぽい昔からの感覚の」
「ダークチェリーだったりブルーベリーだったりを感じさせ、果実のエキス感重視の」
2つのタイプがあるような気がしています。
この味わいの変化の要因って、「ヴィンテージの差(天気の差)」よりも「醸造が変わっている」ように感じるのですが、ヌーボーって規定とか結構揺るいんでしょうか?
あんまり醸造テクについてどこも語られていなくて・・・・・・
2016-11-24 Thu 01:13 | URL | シンク・P・ノブレス #-[ 内容変更]
no.363:Re: 最近のヌーボー
シンク・P・ノブレスさま

コメントありがとうございました。
またご返信遅くなりまして申し訳ありません。

ヌーボーの醸造法につきましては、あまり深く考えたことはなく、
明確にお答えすることはできず、すみません^^;
もっとも、ヌーボーに限らずですが、新しい醸造法がどのような味わいの
変化をもたらしているのかについて、今後体系的に勉強せねばと考えて
おります。

今後もシンクさまのブログは楽しみに拝見させていただきますので、
よろしくお願いいたしますv-435
2016-12-11 Sun 13:13 | URL | シャトー・ロベール #-[ 内容変更]
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 |

アフェリエイト3

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。