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ソムリエ協会関東支部第2回分科会 『ワインアドバイザー・ワインエキスパートフォローアップセミナー』第1回 参加(Vol.1)
2010-04-11 Sun 01:32
日本ソムリエ協会関東支部第2回分科会 『ワインアドバイザー・ワインエキスパートフォローアップセミナー』第1回
日時:4月10日(土)14:30~16:30
会場:千代田区神田 日本ソムリエ協会ビル 3階会議室
講師:阿部 誠氏 (02年全日本最優秀ソムリエコンクール優勝、04年世界最優秀ソムリエコンクール日本代表)
テーマ:「ブドウ品種から探るChampaneの魅力」

ソムリエ協会主催の『ワインアドバイザー・ワインエキスパートフォローアップセミナー』に参加してきました。
このセミナーは上記の有資格者を対象に、4月・6月・8月の計3回開かれるのですが、講師は一流のソムリエであり、出されるワインも上質なものばかりで、セミナーの後に懇親会もあり、以前より楽しみにしていました。


         ソムリエ協会本部

ソムリエ協会の本部は初めてだったのですが、思ったよりこじんまりとして目立たず、最初道に迷ってしまいました。

講師がシャンパーニュのエキスパートとして有名な阿部さんだけあって、テーマもやはりシャンパーニュの品種の違いによる味わいの違いをメインとしたものでありました。
先ずはシャンパーニュに使用される3品種それぞれの特徴から始まり、詳細な地図を用いて、主要な生産地区である「モンターニュ・ド・ランス」、「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」、「コート・デ・ブラン」の土壌や畑の位置の違いからくる品種的、味わいなどの特徴の解説。そして、実際に主に品種の違いからくる味わいの違いを体験するためのテイスティングと進んでいきます。


         セミナー使用シャンパーニュ1

◆テイスティングで出されたのがこの4銘柄のシャンパーニュ

① Guy Charlemagne / NV Grand Cru Reserve Blanc de Blancs (ヴァンパッシオン)¥5,670

② Eric Taillet / NV Brut Tradition (横浜君嶋屋)¥4,788

③ Paul Dethune / NV Brut Gran Cru Blanc de Noirs (ヌーヴェル・セレクション)¥8,295

④ Philipponnat / Reserve Millesime 2000 Brut (全日空商事)¥9,450

         セミナー使用シャンパーニュ2

①は「ブラン・ド・ブラン」、つまりシャルドネ100%なわけですが、畑はメニル村でも最も優れた場所で、あのサロンやクリュッグと並ぶ区画でとれたぶどうを使用。
外観はグリーンの色調がありまだ若々しい印象。香りは柑橘系果実主体で、ミネラルのニュアンスや食パンの白い部分のようなイースト系のフレッシュな香り。味わいも爽やかでしっかりとした酸味があり、香りとともに柑橘系果実のように若々しい印象があります。8℃くらいによく冷やして、グラスはフルートグラスのような細長いものがべスト。

②はピノ・ムニエ100%の珍しいタイプ。グリーンのニュアンスがあり、淡い色調で透明感があるのは①と同じですが、香りは柑橘系というよりは白桃やイチジクのような柔らかい果物、また白い花やキャンディのような華やかなニュアンスがあります。また①同様にこれも食パンの白い部分のようなイースト系の香りがあります。味わいも香り同様、桃やイチジクのような柔らかな果実のようなまろやかさがあり、ソフトでクリーミーな印象です。グラスはフルートグラスよりは口の大きめのタイプが合うと思われます。

③はアンボネー産のピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワール。年間生産たったの3000本という希少なシャンパーニュであります。
外観上は淡い黄金色の色調があり、そこそこの熟成感を感じさせます。香りはフレッシュな果実よりも、焼いたり煮詰めたりしたリンゴ、カラメル、ナッツ、またトーストしたパンのような香ばしさが感じられます。味わいは果実味のあとに酸味が広がり、たいへんバランスのよい調和のとれた味わいです。①や②と比較して、たいへんボリューム感やコクを感じさせる味わいであることが分かります。なお、このワインで感じる熟成感は、一次醗酵における樽熟成によるものであり、瓶内二次醗酵というシャンパーニュとしての熟成感とは違うことに注意が必要とのことでした。

④はピノ・ノワール主体にシャルドネをAssemblageしたヴィンテージ・シャンパーニュです。さすがに10年経過しているためか、外観も4つの中では一番濃く、黄金色の色調を帯びています。香りや味わいもカリンや黄桃、ハチミツといった甘い香りに、ブリオッシュやクロワッサンのような香ばしいパン、またナッツやきのこのようなはっきりとした熟成感があり、シャンパーニュとしての熟成感が十分感じられるものとなっています。
このくらいになると、グラスも白ワイン用の口径の大きなものを使用し、温度も少々高めの11~12℃が適温となります。

ここまでをまとめてみると、それぞれの品種の特徴としては次のようになります。
・シャルドネは柑橘系果実のような爽やかさ、しっかりとした酸味、ミネラル感を与え、
・ピノ・ムニエはまろやかさ、柔らかさを、
・ピノ・ノワールはコクとボリューム感をそれぞれ与える。
したがって、各メゾンはそれぞれの品種の特徴を活かし、自分たちのスタイルに合わせるために、アッサンブラージュを行う。

まだまだ細かい点についての解説もあったのですが、キリがないので今回はこれくらいに。

それにしても普段簡単に試すことが出来ないシャンパーニュを、一流の講師の解説を聴きながら、一度に4種類もじっくりと比較試飲出来るのは貴重な体験であります。
通常、協会の例会は会員であれば無料なのですが、このセミナーは3回で計15,000円と有料になっています。決して安い会費ではないのですが、充実した内容と懇親会でも出されるワインとチーズなどを合わせて考えれば、たいへん勉強になり、それ以上の価値があるセミナーだと思います。

さて、後半の「懇親会」の様子は、次回アップしたいと思います。
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