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日本ソムリエ協会 関東支部 分科会セミナー「ジム・クレンデネンの世界」参加
2016-06-19 Sun 19:04
先週の日曜日(6月12日)に、大フアンであるカリフォルニア「AU BON CLIMAT オー・ボン・クリマ」のセミナーがソムリエ協会関東支部の分科会セミナーとして、目黒雅叙園で開催されたため、まってましたとばかりに参加してきました。

ジム・クレンデネンさんといえば、今は亡き“神様”アンリ・ジャイエの正統伝承者として、その豪快な風貌とは裏腹に極めてブルゴーニュ的な繊細かつエレガントなワインを造り出していることは、ここで説明するまでもありません。

今から20年以上も前になりますが、1994年にロンドンで行われたマスター・オブ・ワインのテイスティング試験に出題された、たった12ドルのABCのピノ・ノワールを、受験者のほとんどが『近年の最良のヴィンテージの秀逸なブルゴーニュ、おそらくグランクリュ』と判断したことは、今でも語り草になっております。

この日はジム・クレンデネンさん自身の口から、40年以上前にボルドーに留学してからワインに魅せられ、何度もフランスに渡って修行し、1982年にサンタ・バーバラでオー・ボン・クリマを設立したこと、オー・ボン・クリマが所有しているブドウ畑のテロワール、オー・ボン・クリマでのワイン造りなどが一時間にわたり詳細に語られました。

ネットでよく見かける、まるでロックバンドのリーダーのような若かりし頃の容貌からは、かなり落ち着いてお年を召した印象ではありますが、それでもワイン造りにかける情熱はいささかも衰えをみせてはおりませんでした。

この日テイスティングに出されたワインたち・・・

      ABCセミナー白ワイン3種

白ワイン3銘柄、左から・・・

① Clendenen Family Vineyard 2013 Gewurtraminer Le Bon Climat Vineyard ( Santa Maria Valley )

② Au Bon Climat 2014 Chardonnay "Tsubaki" ( Santa Barbara County )

③ Clendenen Family Vineyard 2013 Chardonnay "The Pip" Le Bon Climat Vineyard ( Santa Maria Valley )

      ABCセミナー赤ワイン2種

赤ワイン2銘柄、左から・・・

④ Au Bon Climat 2014 Pinot Noir "Tsubaki" ( Santa Barbara County )

⑤ Clendenen Family Vineyard 2013 Pinot Noir " The Pip " Le Bon Climat Vineyard ( Santa Maria Valley )

      ABCセミナーテイスティングワイン5種

テイスティンググラスの画像の順序とは逆になりますが、画像右から①~⑤の順になります。

コメンテーターの情野ソムリエも仰っておりましたが、何れのアイテムにも共通するのは、果実味と酸味(赤の場合はタンニンも)のバランスがとても良いこと。
カリフォルニアワインというと、いわゆる“ビッグワイン”といわれるワインジャーナリズム受けするワインが主流だったわけですが、アタックはどちらかと言えばそれらとは真逆で、むしろ軽やかに感じるかもしれません。
しかしどのワインもクリーンな酸の量が豊富で、それが全体の骨格を支えているため、コッテリ感はなくとてもエレガントで飲み飽きしないワインに仕上がっております。
ありますよね、普段はボトル半分飲むのがせいぜいなのに、気がついてみたらもう1本空けてしまいそうになるワインが。
特にピノ・ノワールはテイスティンググラスであっても、時間が経つにつれピノ特有の複雑で深遠な香りが次から次へとと表れてきて、飽きることがありません。
この日出された5つのアイテムは、価格的には3000円~4000円台と、ブルゴーニュでいえば地方名から村名の安いものクラスの価格帯なのですが、コスパの高さはチリのコノスルと並び世界最強の部類に入るのではないでしょうか。

まあ、このバランスの良さやエレガントさについては、ここで記すのも今更ながらではあるのですが、ABCのワインを飲むたびに、ワイン本来の美味しさとは何かについて再認識させられます。

ちなみに、「AU BON Climat」とは『よく露出された』という意味で、Climat とは“テロワール”を表しているとのこと。

また「Tsubaki」とはこのラベルをデザインした京都造形芸術大学の教授である、椿昇(ツバキノボル)氏のことで、ネズミのように描かれているのは“酵母の神様”であるとか。

さらに「The Pip」の Pip とは以前飼っていた愛犬の名前だそうで、今は亡き愛犬についてのエピソードを語られたときに、それまで陽気に話されていたジムさんがしんみりとした表情になったのがとても印象的でありました。

もちろんセミナーの最後には、まってましたとばかり記念のツーショット

      ジム・クレンデネンさんとツーショット

この日はとてもタイトなスケジュールが組まれていたらしく、すぐに移動しなければならなかったらしいのですが、記念撮影の希望者が後を絶たない状況で、ジムさんとオー・ボン・クリマの人気の高さが窺えるセミナーでありました。

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2016-06-20 Mon 19:51 | | #[ 内容変更]
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