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2015年度一般呼称資格試験「ドイツ」重要ポイントその2『ワインの産地と特徴~ドイツワイン用語』
2015-08-10 Mon 20:11
チーズプロフェッショナル協会から、郵便で正式な一次試験の合格通知が届きました。

それによると、今回は全国で557名が受験、254名が合格(合格率45.6%)であったそうな。

二次試験まではあと2ヵ月くらいあるので(二次試験は10月5日)、一見時間は余裕があるように思うのですが、今度はチーズのテイスティングがあり、チーズの(特にナチュラルチーズの)経験値がほぼゼロに等しい私めにとっては逆に短すぎる2ヵ月間となりそうです^^;


さて、今回はドイツの重要ポイントの2回目、「ワインの産地と特徴」からの後半部分になります


【ワインの産地と特徴】 P321~326

◎繰り返しになりますが、13の特定ワイン生産地域については、その名称地図上の位置関係については完全に覚える必要があります。
41のベライヒ及び村名・畑名は、二大銘醸地であるモーゼル、ラインガウ、生産量の多いラインヘッセン、ファルツ、バーデンを優先的に覚えてください。

1.[Rheinhessen ラインヘッセン]

西はナーエ川北と東はライン川に接している、ドイツ最大の栽培地域。白はミューラー・トゥルガウリースリング、赤はドルンフェルダーが主体。ソフトでデリケート、柔らかでまろやかなコクの果実の風味豊かなワイン。

シルヴァーナーの栽培面積は世界最大

●土壌は黄土層に石灰岩と砂岩が混成した微粒砂土。


2.[Pfalz ファルツ]

ヴォルムスから南方のフランス国境近くのシュヴァイゲンに至る広大な地域。

栽培面積第2位の広大な産地。温暖な気候に恵まれている。

●粘土質の微粒砂土と風化された石灰岩の土壌。粘土と泥灰土からは心地よい芳香と風味のあるワインが、石灰岩粘土、黄土の混合土壌からは軽く新鮮な、時として強烈なワイン。

●白は主にリースリング、ミュラー・トゥルガウ、赤はドルンフェルダーポルトギーザーが近年急速に増加。


3.[Baden バーデン]

●北のハイデルベルクから南のボーデン湖まで細長く続くドイツ最南端のワイン生産地

●13あるワイン生産地域の中で唯一、EUが定めたワイン生産地気候区分Bゾーンに属する。 

●栽培面積第3位

シュペートブルグンダーの国際的評価が近年非常に高まる。


4.[Wurttemberg ヴュルテムベルク]

ネッカー川とその支流の両岸の斜面にあるブドウ栽培地域。

●協同組合のワインが全体の約80%を占める。

●ドイツ最大の赤ワイン産地※生産比率ではありません)。約70%が赤で、トロリンガーを中心にシュヴァルツリースリング(=ピノ・ムニエ=ミュラーレーベ)、レンベルガーシュペートブルグンダーからの高品質赤ワイン。


5.[Mosel モーゼル]

◎ラインガウと並ぶドイツワインの銘醸地であり、村名・畑名がよく出題される地域なので要注意です!

コブレンツライン川と合流するモーゼル川とその2つの支流であるザール川ルーヴァー川の3つの流域にある産地。白が約9割リースリングが半分以上を占める。

●中流にあるベルンカステル地区粘板岩質の急斜面で、シーファーと呼ばれるスレート状の石が表面を覆う特殊な土壌で、フルーティで豊かな芳香を持ったワインが造られる。

●モーゼル川上流ではドイツ最古のブドウ品種エルプリングが栽培されており、ゼクトの主原料となる。

●栽培面積の40%30度以上の斜面畑であることが特徴。 ⇒ なので仕立て方は「棒仕立て」になるわけです。


6.[Franken フランケン]

●マイン川とその支流の両岸の斜面、旧西ドイツでは最も東に位置するブドウ栽培地域。

●土壌は泥灰岩層貝殻石灰岩雑色砂岩からなり、主にミュラー・トゥルガウ、シルヴァーナーからの、すっきりとした辛口で力強い土の味のワイン。

●Q.b.A以上のワインは、ボックスボイテルと呼ばれる袋状の丸い扁平瓶に詰められ販売。


7.[Nahe ナーエ]

ビンゲンライン川に注ぐナーエ川流域一帯のブドウ産地。


8.[Rheingau ラインガウ]

◎特に銘醸ワインの産地として有名で中心的存在リースリングが約8割シュペートブルグンダーからの高品質ワイン。

◎ここはべライヒは「ヨハニスベルク」一つしかなく覚えやすいですが、モーゼル同様、村名・畑名がよく出題されますので、要注意です!
モーゼルの村名・畑名と区別が出来るようにしておいてください。

ロルヒハウゼンからアスマンズハウゼンを経てヴィスバーデンまでのライン川北岸と、マイン川河口近くの北岸にあるホッホハイムまでの南向きで陽あたりのよい畑
※地図をみると、ラインガウの部分だけ、ライン川が東から西へ流れていることが分かります。つまり、ラインガウのブドウ畑は全体的に南向き斜面となり、多くの日照量+川面からの反射光により、さらに恵まれた条件となるわけです。

●土壌は沖積世の土壌に黄土層粘板岩の微粒砂土風化した粘板岩ワインはエレガントでフルーティ、洗練された芳香と独特な力強い味を備えた気品のある高級ワイン


9.[Saale-Unstrut ザーレ・ウンストルート]

◎ワイン産地としてはさほど重要ではありませんが、北緯52度にある北限の産地ということが試験的には非常に重要なポイントとなる産地です。

エルベ川の支流、ザーレ渓谷ウンストルート川流域のブドウ栽培地域。最古のブドウ園は1066年にできたといわれている。


10.[Ahr アール]

●ドイツの中で赤ワインの生産比率が約84%と、もっとも高い産地でありことが試験的に重要。


11.[Sachsen ザクセン]

エルベ川に接する、ビルニッツ、レーデボイル、マイセン、ディスバー・ゾイスリッツで囲まれた栽培地域。

●この地域特有の白ワイン品種として「ゴルトリースリング」がある。


12.[Mittelrhein ミッテルライン]

ナーエ川河口ビンガーブリュックからコブレンツの北にあるジーベンゲビルゲまでのライン川沿いの130kmにわたって広がるブドウ栽培地域。粘板岩土壌の急斜面。


13.[Hessische Bergstraβe ヘシッシェ・ベルクシュトラーセ]

ブドウ栽培面積は13地域の中で最小

ハイデルベルクの北に位置し、西にライン川東にオーデンの森に接するブドウ栽培地域。主にリースリング



【いろいろなワイン】

1.V.D.P.(ファウ・デー・ペー)

●1910年創立の「ドイツ高級ワイン生産者連盟」で、会員数200(2009年10月現在)。

●栽培面積はドイツ全体の約4%、生産量は約2.5%にすぎないが、販売金額は12%を占め、国際的なイメージ向上に大きな役割。

[V.D.P.4段階の品質基準]

Grosse Lage グローセ・ラーゲ = 特級区画 = グランクリュ

V.D.P.認定のグローセ・ラーゲ区画からの収穫 ・・・ドイツワイン法によって統合された畑名区分ではなく、V.D.P.独自の学術的な調査に基づき選定された特級区画。ドイツワイン法上の集合畑を指すグロースラーゲとは全く別の表記なので要注意!

○この区画から収穫され、基準を満たす辛口ワインに関しては「Grosses Gewachs グローセス・ゲヴェックス」と呼ばれ、ボトルには「GG」が刻印される。

・エチケットには畑名とブドウ品種のみが記載され、村名は記載されない。

・またドイツの格付けであるカビネットからトロッケンベーレンアウスレーゼまでの記載は許されない

・グローセ・ラーゲ区画からのブドウを使用した甘口にはGGマークが記載されず、カビネットからトロッケンベーレンアウスレーゼの格付けが畑名の後に記載される

○収穫量は50hℓ/ha以下

シュペートレーゼ以上の完熟度。

○収穫はすべて手摘み。 

辛口白ワイン:収穫後1年後の9月1日より発売可能。 ○辛口赤ワイン:収穫後2年後の9月1日より発売可能。


②第2段階 Erste Lage (エアステ・ラーゲ)

○フランスでいうプルミエクラスのカテゴリー。

○ワイン法によって定められた村名・畑名が記載される。

○味のタイプにも規制はなく、辛口にはQualitatswein、troken、残糖のあるワインにはカビネットからトロッケンベーレンアウスレーゼまでの表記可。


③第3段階 Ortswein (オルツヴァイン)

村名入りワイン。

○甘口のものにだけカビネット等伝統的表記が許される。


④第4段階 Gutswein (グーツヴァイン)

○醸造所名入りワイン。



2.新酒 (Der Neue デァ・ノイエ)

●収穫年内に提供されるラントヴァイン

11月1日販売開始  

ヴィンテージの表示義務  

ブドウ品種表示可



3.リースリング・ホッホゲヴェックス

1986年のヴィンテージからクラシックなリースリングを指向し発売。(政府が規定している商品)

●生産地域はラインラント・ファルツ州全地域 ・・・アール、モーゼル、ミッテルライン、ナーエ、ラインヘッセン、ファルツ

●ブドウ品種はリースリング100%

●味の規定はなし



4.Liebfraumilch リープフラウミルヒ

◎一般的に販売されているワインとしては「マドンナ」でお馴染みですが、生産地域・ブドウ品種ともに4つの指定があるので、4択の一つ例外で出題されやすい傾向にあり要注意です。

●本来は、ラインヘッセン、ヴォルムスにある聖母教会リープフラウエンキルヒェの周りの原産地を意味した。

●生産地域 : ラインヘッセンファルツラインガウナーエ(※ありそうなモーゼルは無いのでひっかけに注意!)

●ブドウ品種 : リースリングミュラー・トゥルガウシルヴァーナケルナー ・・・70%以上使用

●味のタイプは中甘口 ・・・トロッケン、ハルプトロッケンは不可

品種名のラベル表示不可

●A.P.Nr.が必要


5.Charta カルタ

1981年ラインガウの生産者がクラシカルなリースリングの個性を引き出すことを目的につくった協会。



【ドイツ産スパークリングワイン】 P329~330

●1994年以降、シャンパーニュ方式の表示禁止 ⇒ ドイツでは「フラッシェンゲールング・ナッハ・デム・トラディショネレン・フェアファーレン方式」という。


1.[シャウムヴァイン Schaumwein] : ヴィンテージ、品種の表記不可、アルコール度数は9.5度以上。

2.[ゼクト Sekt] : ガスは二次発酵によること。20℃で3.5気圧以上、アルコール度数10度以上。

3.[ドイッチャー・ゼクト Deutscher Sekt] : ドイツ産ブドウ100%でドイツ国内で造られたもの。ガス、気圧、度数の規定はゼクトと同じ。

4.[ドイッチャー・ゼクトb.A Deutscher Sekt b.A] : 13の限定地域に限られる。ヴィンテージや品種表記は85%以上。品種は3種類まで表記可。A.P.Nrがつく。「Rheingau Sekt b.A.」なる表示は、その地域の原料ブドウ100%で造られなければならない。


【ロゼワイン】 P330

1.[ヴァイスヘルプスト Weissherbst] : 特定の地域で造られたロゼワインで、単一のブドウ品種から造られる。等級はQ.b.A以上。色の指定がないため白もある。5%以上同一品種の赤ワインを混ぜることが出来る。

2.[ロートリング Rotling] : ブドウ両方を混ぜて醸造したロゼワイン(※赤ワインと白ワインではありません!)。発酵前のぶどう果汁をブレンド(※発酵終了後は不可!)。

3.[シラーヴァイン Schillerwein] : ヴュルテムベルク産ロートリングヴァイン。等級Q.b.A以上にこの名前を使用できる。

4.[バーディッシュ・ロートゴルト  Badisch-Rotgold] : バーデン産ロートリングヴァイン。等級Q.b.A以上。発酵前のルーレンダー(51%以上)シュペートブルグンダーを混醸。



【ドイツワイン用語】 P330


◎ドイツの場合、ワイン製造者に関する用語が多数あり、よく出題されていますので先ずこの区別を覚えましょう。

●Ortsteillage オルツタイルラーゲ : 1カ所にまとまってあるブドウ園。ドイツ国内に5つある。

●Abfuller アプフュラー : 瓶詰め者

●Erzeugerabfullung エアツオイガーアップフュルング : 生産者元詰め。 生産者または生産者組合所有のブドウのみから、自己所有の醸造所で造られたワインを同所で瓶詰。

●Schlossabfullung シュロスアップフュルング : シュロス=シャトー元詰め  

●Gutsabfullung グーツアップフュルング : 醸造所元詰め。 ・醸造所がワイン税簿記を管理。 ・エノロジストが醸造責任者であることを証明。 ・使用ブドウに由来するワイン醸造に該当するブドウ栽培面積があり、3年以上経営していること。

●Keller ケラー : ワイン蔵

●Weinkellerei ヴァインケラーライ : ワイナリー、醸造所  

●Weingut ヴァイングート : 自家ブドウ栽培醸造所・ドメーヌ  



これでドイツの重要ポイントは終了

ここ数日、幾分暑さも和らいできましたが、まだまだ暑い日が続きそうです

一次試験まで残り2週間となりましたが、体調管理には気をつけて頑張っていきましょう。
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