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2015年度一般呼称資格試験「スペイン」重要ポイントその3『ワイン産地と特徴 内陸部地方~諸島』
2015-06-08 Mon 14:28
「はじめから今があったわけじゃない。
状況は少しずつ、変えていける。」  ・・・イチロー(談)


今回はスペインの重要ポイント最終回となります。
このスペインまでで教本のページ数の6割近くとなり、出題数の比率もここまででだいたい例年6割ほどとなります。
つまりここまでしっかりと覚えれば、一次合格ラインといわれる7割まであと少しのところとなります。

まだまだ時間はあります!

焦らず着実に進んで行きましょう。


【内陸部地方】 P289~

[カスティーリャ・イ・レオン州] P289~290

■プロフィール~気候風土 P289

●スペイン一広大な面積を持つ州。州都は定められていないが、バリャドリッドに州政府と議会がある。

●スペインの公用語であるカスティーリャ語の発祥地。

●多くは大陸性気候で「夏と冬しかない」と称されるほど。

■主要ブドウ品種

[白ブドウ]:Verdejo ベルデホ、  Godello ゴデーリョ

[黒ブドウ]:Tempranillo テンプラニーリョ ( = Tinto Fino ティント・フィノ = Tinta del Pais ティンタ・デル・パイス = Tinta de Toro ティンタ・デ・トロ ) ※繰り返しになりますが、このシノニムは最重要です!


■主要D.O.ワイン

Ribera del Duero リベラ・デル・ドゥエロ ・・・リオハに次ぎスペインを代表する有名産地。

○19世紀創設のベガ・シシリアが孤高の存在であったが、1982年にD.O.認定され、ペスケラをはじめ世界的な名声を得る生産者が増えた。

ドゥエロ川に沿って東から西へと細長く伸びる渓谷の両岸の平地から傾斜地にブドウ畑。
リオハはエブロ川なのでごっちゃにしないように!

○メセタにあり、平野部でも750m~800mあり、高いところは900mを超える。

○タイプはロゼだけ。

○赤ワインはテンプラニーリョを75%以上使用すること。またテンプラニーリョにカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、マルベックをブレンドした場合、その合計は95%以上でなければならない。

ロゼの場合は認定品種を50%以上使用義務。


Rueda ルエダ

○バリャドリドの南に位置。

○1970年代後半から醸造革新、ベルデホソーヴィニヨン・ブランが人気となり、スペインの代表的な白ワイン産地に。

大陸性気候砂利質土壌

○「ルエダ・ベルデホ」はベルデホ85%以上、「ルエダ・ソーヴィニヨン・ブラン」はソーヴィニヨン・ブラン85%以上、「ルエダ」は50%以上ベルデホを使用。

○2008年にはテンプラニーリョを主品種としたロゼも認定。


Toro トロ 

○ドゥエロ川が東西に、グアレーニャ川とタランダ川が南北に流れる。夏の高温と乾燥が激しい地域。赤・ロゼ・白ワインが造られる。

○ここでもテンプラニーリョのシノニム=ティンタ・デ・トロが重要。⇒テンプラニーリョがこの土地の土壌と気候に何世紀もかけて適応し、独自の個性を持ったもの。

○白ブドウは、ベルデホマルバシアが認可品種。


[マドリッド州] P291 首都マドリッドがある自治州で政治的には重要ですが、試験的には見るべきものがなく省略。


[カスティーリャ・ラ・マンチャ州] P291~294

■プロフィール~気候風土

●州都はトレド。「マンチャ」とはアラビア語の「水のない土地」を意味し、ラ・マンチャ地方はマドリッドより南に広がるメセタ上の乾燥した大平原にある。

●16世紀、ミゲル・デ・セルバンテスの「ドン・キホーテ」の舞台。

●一地方のブドウ栽培面積では世界最大。

●酷暑の夏、厳冬の冬の大陸性気候。年間降水量は300~400㎜と非常に乾燥。

■主要ブドウ品種

[白ブドウ]:Airen アイレン、  Macabeo マカベオ

[黒ブドウ]:Cencibel センシベル = テンプラニーリョ、 Garnacha ガルナッチャ

■主要D.O.ワイン

●La Mancha ラ・マンチャ

○マドリッドの南のメセタ上のラ・マンチャ平原に広がり、D.O.に認定されるブドウ栽培面積が約16万haと、単一の原産地呼称では世界最大の広さ。

○平均標高700mで極端な大陸性気候。年間降水量300~400mmで、年間日照時間は3000時間

○主要品種は白ブドウでスペイン最大の栽培面積をもつアイレン。黒はセンシベル(=テンプラニーリョ)が中心。

○かつては質より量の低価格ワインや蒸留酒が主体であったが、品質向上がめざましい。


●Valdepenas バルデペーニャス ・・・極端な大陸性気候。原産地呼称名は「石の谷」を意味。


[エクストレマドゥーラ州] P294 省略


【南部地方】

[アンダルシア州] P295~297

■プロフィール~気候風土

●ローマ帝国の植民地の後、ヴァンダル族の支配時代にバンダルシア、またはイスラム時代にアル・アンダルスと呼ばれたのが、アンダルシアの名前の由来。

●711年から8世紀もの間イスラム教徒と王朝が置かれ支配を受けた。

●1492年グラナダ陥落によりスペイン王国に統一。

●ワイン生産はヘレスの町を中心に、長いシェリー生産の歴史。

●シェリーの産地はアルバリサと呼ばれる石灰分の多い白い土壌

■主要ブドウ品種

[白ブドウ]:Palomino パロミノ ・・・シェリーの95%を占める。 Pedoro Ximenez ペドロ・ヒメネス、 Moscatel モスカテル

[黒ブドウ]:ガルナッチャ、テンプラニーリョ

■主要D.O.

●Jerez-Xeres-Sherry y Manzanilla-Sanlucar de Barrameda ヘレス・ケレス・シェリー&マンサニーリャ・サンルーカル・デ・バラメーダ

○イベリア半島最南端のカディス県のヘレス・デ・ラ・フロンテラの町を中心とし、その周辺から産出される酒精強化ワイン。

○Jerez de la Frontera ヘレス・デ・ラ・フロンテラ、 Sanlicar de Barrameda サンルーカル・デ・バラメーダ、 エル・プエルト・デ・サンタ・マリアの3つの町を結ぶ三角地帯で熟成されたものだけがシェリーと名乗ることができる。
※昨年版までは「三角地帯が第1級のシェリーを産出する」となっており、記述に変化がみられます。
※また今年度版より、シェリーの産地地図が掲載されており、上記3つの町の位置は確認しておいてください。

○シェリーは英語名で、スペイン語ではヘレス(ワインの場合はビノ・デ・ヘレス)という。語源は711年から1264年までこの地域を支配していたアラブ人たちが現在のヘレスにつけた名前、シェリシュにある。

○土壌は石灰分の含有量が多い、まっ白な「アルバリサ」。

[認可品種]

主要品種は95%を占めるパロミノ。他にペドロ・ヒメネスモスカテル

[製法]

15%まで酒精強化したものはフィノのタイプになり、アメリカンオーク樽の中、フロール(産膜酵母)のもとで熟成。

17%まで強化したものはオロロソのタイプになり、酸化熟成工程を経る。

○いずれのタイプも最低熟成期間は法的には2年だが、伝統的には3年
※昨年版までは「最低熟成期間3年」とあり、ここでも記述に変化がみられます。

○最下段の最も古いワインが入った樽が「ソレラ」、その上の樽は「クリアデラ」と呼ばれ徐々に移し替えられながら熟成するため、基本的にシェリーにはヴィンテージがない

○「Solera ソレラ」 ・・・スペイン語で床のことをSuelo スエロというが、スエロの上にあることから「Solera ソレラ」と呼ばれるようになった。

○「Criadera クリアデラ」 ・・・育てるという意味のCriar クリアールから来た言葉で、「育成所」の意味。

○「Sobretabla ソブレタブラ」・・・「板の上」という意味。昔ソレラ・システムに入る前のシェリーの樽が板の上に置いてあったから。


[タイプ]

Fino フィノ ・・・軽く、色は薄い。すっきりときわめてドライ。熟成地はヘレスプエルト・デ・サンタ・マリア。最低アルコール度数15度以上。

Manzanilla マンサニーリャ ・・・サンルーカル・デ・バラメーダで熟成されるフィノタイプ塩気を感じる。最低アルコール度数15度以上。

Amontillado アモンティリャード ・・・フィノとオロロソの中間的な風味のシェリー。フィノの熟成途中でフロールが消失したもの、もしくはアルコール添加によって消滅させたものを酸化熟成したもの。琥珀色ナッツのような味と香り

Palo Cortado パロ・コルタド ・・・アモンティリャードの香りとオロロソのボディを持つ希少な酸化熟成タイプ。

○Oloroso オロロソ ・・・17%までアルコールを添加し、酸化させて豊かな香りとデリケートなこく、深みをもたせたもの。琥珀色からマホガニー色辛口

Pedoro Ximenez ペドロ・ヒメネス と Moscatel モスカテル ・・・極甘口タイプ

Medium ミディアム  (アモンティリャード+ペドロ・ヒメネス)、Cream クリーム(オロロソ+ペドロ・ヒメネス) ・・・甘口タイプ

○Anada アニャダ ・・・クリアデラとソレラのシステムを使わない単一収穫年のシェリー


[特別な表示]

○「熟成期間認定シェリー」 ・・・2000年から裏ラベルにVOS(熟成20年以上)VORS(熟成30年以上)の表示。

・対象はアモンティリヤード、オロロソ、パロ・コルタド、ペドロ・ヒメネス、ミディアム、クリームに限られる。
※ここも昨年度版までは「対象はアモンティリヤード、オロロソ、パロ・コルタド、ペドロ・ヒメネスの4種類に限られる。」とあり、記述に変化がみられます。


●Malaga マラガ

○英国でシェークスピアの時代に、ヘレスやカナリア諸島のワインとともに、サックと呼ばれて、もてはやされた。

○酒精強化をしないものと、するもののタイプがある。

○熟成期間による分類は、6カ月以下のパリドから5年以上のトラスアニェホまで4段階ある。



【諸島(バレアス諸島、カナリア諸島】 P298~300 私が2年前に出場した全日本ワインアドバイザー選手権予選の筆記試験で、ここからの出題がありましたが、呼称資格試験では過去10年は出題がなかったはずですので省略。


スペインの重要ポイントはこれで終了

そろそろフランスの格付けシャトー名あたり忘れてくるころではないでしょうか?
フランスの格付けシャトー名、グラン・クリュ名、イタリアのD.O.C.G.名は、他の国に進みながら復習が必要です。

次回はチーズプロフェッショナル呼称試験対策に戻り、「イタリア」の予想実戦問題をアップする予定です。
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