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2015年度一般呼称資格試験「イタリア」重要ポイントその1『プロフィール~ワイン用語とその解説』
2015-05-17 Sun 09:04
(打率ではなく)ヒットを一本増やしたいとポジティブに考えるのです。
そう思っていれば打席に立つのがたのしみになりますよね。 ・・・イチロー(談)


勉強を始めてから1~2ヵ月が経つこの時期、ボルドーの格付けシャトー名など覚えても覚えてもすぐに忘れてしまい、「このまま覚えられなかったどうしよう、私って才能ないのかしら・・・」と不安な気持ちになる方が多くいらっしゃることと思います。
しかしそれは合格した人誰もが通ってきた道であります。
今日20のことを勉強したのに明日になると17のことを忘れてしまっても、3つ覚えることを半年間続ければ、実に540以上のことを覚えられるわけです。
人間の脳はコンピュータとは違い忘れるように出来ているのです。忘れるのがむしろ当たり前だと気楽に考えて、着実に一歩一歩進んで行きましょう。


さて今回からフランスとならぶワイン大国「イタリア」の重要ポイントに移ります

この試験的にもここ数年の国別出題数ではフランスに次ぐ重要生産国となっており、フランス同様ここを得点源に出来るか否かが合否を分けるカギになるといっても過言ではありません。

フランスの場合は十大産地という地方ごとにA.O.C.などの重要ポイントを押さえていったわけですが、イタリアの場合は20ある州の全てでワインを生産しており、その州ごとに重要なD.O.C.G.やD.O.C.(名称・品種・タイプ)を押さえる必要があります。

今年度の教本の記載から、これまで中・南部の州には記述がなかった「歴史」、「文化」、「経済」の項目や地図が追加されており、内容的により詳細になっております。

(詳細になってはいるのですが、試験的にはどうでもいい記述がけっこうあり、中にはかなり笑える⦅失礼!⦆ものがありますので、一つご紹介しましょう。
P238~239にあるカンパーニャ州の文化に関する記述です。
『カンパーニア人は、表向きは非常に陽気な人たちであるが、奥に深いペシミズムを抱えていて、いかにも南部の人らしく運命論者で、迷信深い。非常に親切で、寛大で、善良で、情けの深い人たちであるが、』 ・・・「ほうほうとてもいい人たちなのね」と思ってしまうほどかなりの高評価なのですが、その直後に『公共性、規則遵守、社会規範などの概念とはほとんど無縁の人たちである』・・・そこまで持ち上げておいてなんですか、この落とし方はww
ていうか、こんなこと書いて国際問題にならないのかしらと心配になってしまいます^^;


記述内容は増えているものの、昨年までの出題傾向をみると、やはり出題の中心は73に及ぶD.O.C.G.や有名D.O.C.になると思われ、それらは時間を掛けてしっかりと押さえる必要があります。
またイタリア以外の主要な国々にも共通することですが、地図上の位置を正確に問う出題がここ数年で増えており要注意です。

先ずはイタリア全土の地図(20の州名とその位置)は必ず頭に入れ、どこが何州とすぐ言えるようにしてください。

その上で、各州ごとのD.O.C.G.、有名D.O.C.を覚えてください。
覚える順序としては北から順に覚えた方がいいと思います。
特にD.O.C.G.の数はピエモンテとヴェネトの2州だけで30と40%以上を占めます。
また、イタリアワインの用語は、過去出題されたものは必ず覚えましょう。

なお、昨年度版までは毎年記載のあった「数字で見るイタリアワイン」というよく出題されていた統計(ワイン生産量上位5州やワイン生産量上位5D.O.P.など)がどういうわけか今年度からは無くなっております。

以上の点を踏まえて、しばらくイタリアの旅が続きます



【プロフィール】 P191

●総面積は約30万km2で、日本の約80%にあたる。

●古代からワイン造りが盛んで、古代ギリシャ人はイタリア半島を「エノトリア・テルス」= ワインの大地 と讃えた。

●2012年、ワイン用ブドウ栽培面積は約76万ha、ワイン生産量は約4千4百万hℓと、フランス、スペインとともに世界の三大生産国の一角を占めている。

●輸出が非常に好調で2011年には総生産量の約半分を輸出している計算になる。


【歴史】 P191~192

〔古代〕

●原始的なワイン造りは紀元前2000年以上前から行われていたが、本格的なブドウ尾栽培を伝えたのはギリシャ人エトルリア人

大プリニウスの「博物誌」にもワインについての詳細な記述がある。

〔近世・近代・現代〕

●ローマ教皇パウルス3世のワイン担当者であったサンテ・ランチェリオはソムリエの先駆けのような人であった。

●16世紀末の医者、哲学者で作家であったアンドレア・バッチはワインの薬用を示した著作をしたためている。

●17世紀末に医者、自然学者で詩人でもあったフランチェスコ・レーディの詩集「トスカーナのバッカス」はワインについての言及が多くある。

1716年にトスカーナ大公コジモ3世キアンティ、ポミーノ、カルミニャーノ、ヴァルダルノ・ディ・ソプラの生産地の線引きを行ったが、これは原産地呼称制度の最初の例である。

●1861年、サヴォイア王家のもと統一国家イタリア王国誕生。


【気候風土】 P192~193

●北緯35°~47°に位置。 首都ローマが釧路と同じ42°、最南端のランペドゥーサ島東京と同じ35°

アルプス気候大陸性気候地中海性気候など多様な気候が存在。半島部は典型的な地中海性気候で、雨は春と秋に集中しているため、ブドウの生育期は乾燥。

●北側にアルプス山脈、その南にはポー平野、イタリア半島の真ん中をアペニン山脈が貫き、東のアドリア海側と西のティレニア海側の気候が異なる。
※この山脈名、海の名前は基本中の基本になります。

●山岳地帯が35%、丘陵地帯が42%、平野部が23%と非常に平野が少ない。

火山性土壌が多いのがイタリアの特徴 ・・・ソアーヴェ、 タウラージ、 エトナなど


【栽培方法】 P193

●haあたり5,000~6,000本の植樹が主流。

テンドーネペルゴラといった棚仕立ても、近年の温暖化現象の中で、ブドウの葉が房を直射日光から守ったり、アルコール度数が高くなり過ぎないことなどで見直されてきている。


【ワイン法と品質分類】 P193~194

1963年最初の原産地呼称法を公布。

●EUのワイン法改正に伴う変更

○D.O.C.G.&D.O.C. ⇒ 「保護原産地呼称ワイン D.O.P.」

○I.G.T. ⇒ 「保護地理表示ワイン I.G.P.」にそれぞれ変更。

○EUレベルでは、D.O.P.、I.G.P.、Vinoの3カテゴリーになるが、従来の表示も認められている

●I.G.P.は「ワインの85%以上がその土地で造られたものである」と定義されている。

●弱発泡性のヴィーノ・フリッツァンテのガス圧は20℃で1~2.5バール。既得アルコール度数は7%以上。

●Vino Novello ヴィーノ・ノヴェッロ( =フランスのヌーヴォー= 新酒 )の規定。

○醸造期間は醸造開始後10日以内

○炭酸ガス浸漬法(マセラシオン・カルボニック法)で造られたワインが40%以上

○総体アルコール度数11%以上

○収穫年の12月31日までに瓶詰め

○収穫年の記載義務

○解禁日は10月30日零時1分


【特殊ワインおよびその他】 P194

ピエモンテ州Vermut di Torino ヴェルムート・ディ・トリノがベルモットとして有名。

Limoncello リモンチェッロ ・・・レモンの皮で造られるリキュール。カンパーニャ州のソレント半島とその周辺。

Grappa グラッパ ・・・ブドウの搾り粕を原料とした蒸留酒


【主要ブドウ品種】 P194~197

●白・黒ブドウともに生産量ベスト3までは確実に覚えましょう。

[白ブドウ] 

○1位:Trebbiano Toscano  トレッビアーノ・トスカーノ

○2位:Catarratto Bianco  カタラット・ビアンコ ・・・特にシチリアで普及、マルサラにも使用。

○3位:Moscato Bianco  モスカート・ビアンコ ・・・EU指定のアロマ付きブドウ、アスティの使用品種として有名。

Glera グレーラ ・・・ヴェネト州のスプマンテ、プロセッコの主要品種  

Vermentino ヴェルメンティーノ ・・・スペイン系ブドウ、ピエモンテ州ではFavorita とも言う。 ・・・シニア呼称で出題されましたが念のため

[黒ブドウ] 

○1位:Sangiovese  サンジョヴェーゼ ・・・Brunello、Prugnolo Gentile なども含まれる。

○2位:Barbera  バルベーラ ・・・ピエモンテ原産、酸度が高く、タンニンは少ない。

○3位:Montepulciano  モンテプルチアーノ  ・・・サイゼリヤでグラスやデカンタで出てくるブドウです。

●白・黒合わせた第1位はサンジョヴェーゼです。


【ワイン用語とその解説】 P197

[醸造に関する用語]

●Annata / Vendemmia アンナータ / ヴェンデンミア ・・・収穫年フランスの“ヴィンテージ”にあたる

●Metodo Classico  メトド・クラッシコ ・・・発泡性ワインを造る際の瓶内二次発酵(古典的方法) つまりシャンパーニュと同じ製法。

●Metodo Charmat  メトド・シャルマ ・・・発泡性ワインを造る際のタンク内発酵(シャルマ法) ・・・最も身近な例は“アスティ・スプマンテ

●Fattoria / Cantina  ファットリーア / カンティーナ  ・・・ワイン醸造所

●Casa Vinicola  カーサ・ヴィニーコラ  ・・・ワイン醸造所

●Enologo エノロゴ ・・・醸造家

●Consorzio コンソルツィオ ・・・原産地呼称ワインの協会

[ワインに関する用語] 

●Cerasuolo チェラスオーロ ・・・色の濃いロゼから色の濃淡の幅のある赤色までのワイン

●Chiaretto キアレット ・・・明るい色調のロゼ色のワイン

●Vino Santo / Vin Santo ヴィーノ・サント / ヴィン・サント ・・・陰干しして糖度を高めたブドウで造る辛口・中甘口・甘口ワイン

●Vino Passito ヴィーノ・パッシート ・・・陰干しして糖度を高めたブドウで造る甘口ワイン = Recioto レチョート ・・・Vino Passito のヴェネト州での呼び方

●Sforzato / Sfursat スフォルツァート / スフルサット ・・・陰干しして糖度を高めたブドウで造る辛口ワイン(ロンバルディア州)

●Superiore スペリオーレ ・・・生産規定のアルコール度を定めた分上回るもの

●Riserva  リゼルヴァ ・・・生産規定の法定熟成期間を定めた分上回るもの

●Classico クラシコ ・・・特定の古くからある地区のワインに付ける表示


例年であれば、最後に「数字で見るイタリアワイン」という統計数値の項目があったのですが、今年度から無くなっておりますので割愛します。


次回からは北から順にワイン生産地をみていきます


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