「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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DVD「モンドヴィーノ」&「ワインの真実」:ジョナサン・ノシター監督・著
2015-02-02 Mon 20:18
今更ながらですが映画(DVD)「モンドヴィーノ」と、昨年邦訳が刊行された「ワインの真実」をアマゾンで購入しました。


モンドヴィーノ [DVD]モンドヴィーノ [DVD]
(2006/04/21)
ドキュメンタリー映画、エマニュエル・ジロー 他

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ワインの真実――本当に美味しいワインとは?ワインの真実――本当に美味しいワインとは?
(2014/06/25)
ジョナサン・ノシター

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「モンドヴィーノ」はすでに劇場公開から10年が経ち、当時ワイン関連のメディアでは賛否両論の嵐を巻き起こした映画のため、ワイン通を自認する方々はご覧になった方が多いのではないでしょうか

ロバート・パーカーやミッシェル・ロランを中心とするワインジャーナリズム・醸造家がワインの評価・市場価格の形成に大きな影響力を持ち過ぎ、ワインのグローバル化・ブランド化が世界的に進んでいく現状に対し、“地味=テロワール”重視の立場からのアンチテーゼとなるドキュメンタリー映画であったわけですが、今後ワインについての勉強を進めるにあたって“テロワール”といういまひとつ捉えどころのない言葉について考え直してみようと思い立ち購入してみたわけです。

そしてそのジョナサン・ノシター監督が書き下ろした「ワインの真実 本当に美味しいワインとは?」も同時購入。

その序文で「本書は、映画『モンドヴィーノ』の書籍版ではありません」とありますが、「モンドヴィーノ」撮影・インタビューの際の裏話も多数掲載されており、映画を観たあとに読むとより一層面白さが際立ってきます。

ワインや造り手の索引もいれると530頁に及ぶ分厚い本で、序章はやや冗長な面もありますが、「第一部カヴィイストたちの物語」から登場する有名ワイン小売店、レストランのシェフ、醸造家、ソムリエなどワイン業界に関係するさまざまな人たちへのインタビューは非常に興味深く、時間を忘れぐいぐいと引き込まれていきます。

第三部第8章では、現在フランスのワインの約8割が買われているという巨大スーパー「オーシャン」のワイン売場担当者へのインタビューも載っているのですが、私自身が日本の“巨大スーパー”に勤務していることもあり、まるで自分が問い詰められているような気分になりました^^;


映画もこの本も現在のワイン界の主流(巨大メーカー、著名ワイン評論家・醸造家)からすれば唾棄すべき存在であり、ノシター監督を偏狭な“テロワール原理主義者”と切って捨てることは簡単でしょうが、本来その土地の個性=“地味”を表すべきワインが、工業的に均質に造られるビールやコーラ、あるいはマクドナルドに代表されるファストフードのように“グローバル化”されつつあるという警告には、真摯に耳を傾ける必要があるのではないでしょうか。

いずれにしてもワインラバーにとっては必見・必読の映画・著書であり、どの立場に与するにせよ考え方のきっかけを与えてくれることは間違いないと思われます。
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2015-02-03 Tue 22:22 | | #[ 内容変更]
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