「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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オペレーションサジタリウス2015年第1回・・・かがり火での新年会
2015-01-12 Mon 23:02
会社の会議で東京まで出張したため、帰りに昨年JSAの呼称資格試験にめでたく合格した友人4人で合格祝いと新年会を兼ねてかがり火へ


予定開始時間より一人かなり早めに着いてしまったため、待っている間に今年初めてのブラインドを何種類かお願いしてみることに ヽ(・∀・)

      ブラインド白ワイン3種-1



先ずは白ワイン3種を左から順にフルコメントでノートに記入していきます(記事ではダイジェストのコメントを記載)


1番目の白ワイン・・・

澄んで輝きのある、グリーンがかったやや濃いイエロー。
粘性も強めで濃い色調のため、日照量の多い地域のよく熟したぶどうから造られたワインという印象。

香りは開いており、グレープフルーツなどの柑橘系果実に、リンゴや洋ナシ、黄桃などの黄色い果実香も感じられ、白胡椒のスパイシーさに、ヴァニラ、焼いたパン、炒ったアーモンドのような樽のニュアンスもしっかりと感じられます。

アタックはやや強く、甘さはまろやか。
酸はしっかりとしており、アフターまで伸びていくのが分かります。
ボディはふくらみがあり、全体的に肉付きがよくふくよかな印象。

濃いめの色調としっかりとした樽香、厚みのあるボディから、日照量の多いニューワールドのシャルドネ、ただし酸も余韻まで長く感じられるため、かなり冷涼な産地ではないかと推測し、
アメリカ、カリフォルニア州、ソノマのシャルドネ、ヴィンテージ2012年と記入。


2番目の白ワイン・・・

最初の白同様、グリーンのトーンがはっきりとしているものの、色調はやや淡くグラスの底には少し気泡も見られます。
粘性はやや強めで、若々しく冷涼な産地なれども熟度の高いぶどうから造られた印象があります。

香りはグレープフルーツのような柑橘系果実に、青リンゴ、アカシアや菩提樹のようなフローラルな花の香りが顕著。
この時点でリースリングが第一候補にあがってきますが、決めつけは禁物なので、注意して味わいを確認してみます。

アタックはやや軽めで、残糖のないドライな辛口。
酸はシャープでしっかりと全体を支えております。
シャープなリンゴ酸からモーゼルかなと思いましたが、アルコールがやや強かったため、アルザスかなとも思いましたが、グラスの底に見られた気泡からスクリューキャップの可能性が高かったため、最初に感じたとおり、
ドイツ、モーゼルのリースリング、2013年と記入。


3番目の白ワイン・・・

外観の各要素は1番目と2番目の中間くらい。
色調もやや濃く、粘性もやや強いが新世界までの強さは感じられず、欧州伝統国の冷涼産地なのかな?という印象。

香りはとにかく吟醸香が強く、まるで正月早々に飲んだ清酒の吟醸酒のような印象。
この強い吟醸香(?)が邪魔して果実香も樽香も隠れてしまい、他の要素の判別が出来ません・・・。

吟醸香といえば、シュール・リー製法か?だとすると甲州かミュスカデの可能性が高いか・・・?などとも考えましたが、それにしては色調も濃いめで、ボディもふくらみがあるため、迷いに迷います・・・。

アタックは中庸で、味わいもニュートラル。
酸は前の2種同様にシャープで、これもアフターまでしっかりと余韻となって続いていきます。
1番2番は香りの段階である程度目ぼしがつきましたが、これはまいった・・・。
自分で設定した制限時間3分を過ぎてしまったため、結論として、しっかりめのボディと酸から、いままでシャルドネとよく間違えることが多かった、
オーストリアのグリューナ・ヴェルトリーナー、2012年と記入。


果たして正解は・・・

      ブラインド白ワイン3種-2

①白ワイン・・・産地:フランス、ブルゴーニュ地方、シャブリ地区×  品種:シャルドネ○  収穫年:2010年×

てっきり新世界のシャルドネかと思いましたが、伝統国フランスど真ん中のシャブリ・1er・Cruでありました・・・(ノд`@)


②白ワイン・・・産地:オーストリア、ニーダーエスタライヒ×  品種:リースリング○  収穫年:2011年×

品種は当てたもののリースリングの場合、やはりドイツの隣国オーストリアや新世界の代表産地オーストラリアあたりまで、検証の対象としなければなりません・・・。

③白ワイン・・・産地:フランス、ブルゴーニュ地方、ムルソー×  品種:シャルドネ×  収穫年:2007年×

あちゃ~シャブリ同様、ど真ん中のムルソーでしたか・・・。ムルソーらしい樽のニュアンスはほどんど感じられなかったため、候補にもあがっておりませんでした・・・∑(゚□゚;)ガーン
吟醸香と思ったのは、今にして思えばシェリーのような酸化臭であったのか?


このとき連れのメンバーが到着したのですが、赤ワイン3種類を出していただいたところなので、いそいそとブラインドを続けます・・・

      ブラインド赤ワイン3種-1

メンツも着いたことから、ここからはコメントを書かずにほぼ印象のみでの即決勝負。

(左から)4番目の赤ワイン・・・新世界らしい濃い色調と、やや収斂性のあるタンニン、アメリカンオークの甘いフレーヴァーから、アメリカ、カリフォルニア州、カベルネ・ソーヴィニヨン、2011年と記入。

5番目の赤ワイン・・・明るいルビー、赤いベリー系果実主体の果実香。これは品種外したらあきまへんのピノ・ノワール、産地は果実味が前面に感じられることからアメリカ、オレゴン、2012年と記入。

6番目の赤ワイン・・・色は非常に濃く、全体的に陽性でスパイシーなニュアンスがプンプンなことから、オーストラリア、バロッサヴァレーのシラーズ、2011年と記入。


さて、正解は・・・

      ブラインド赤ワイン3種-2

④赤ワイン・・・産地:アメリカ、カリフォルニア州○  品種:メルロ×  収穫年:2011年○

⑤赤ワイン・・・フランス、ブルゴーニュ地方、ACヴォルネー×  品種:ピノ・ノワール○  収穫年:2008年×

⑥赤ワイン・・・アルゼンチン、メンドーサ州×  品種:カベルネ・ソーヴィニヨン×  収穫年:2013年×


蓋を開けてみれば、6種類とも決して外してはいけない王道品種でありました (ノД`)・゜・。


「だめだ・・・かなり錆びついてしまっている・・・」と反省したところで、気分はコロッと新年会の飲み会モードに突入!

      マルケス・デ・マリアルヴァ1

先ずはスパークリングワインということで、珍しいポルトガルのスパークリングワイン「マルケス・デ・マリアルヴァ ブルート レゼルバ」で乾杯!

隣国スペインのカバはすでに日本でもポピュラーなアイテムとなっておりますが、この泡もビカル、マリア・ゴメス、セルカルという土着品種を使い、瓶内二次発酵で造られた本格派スパークリング。
おそらくカバ同様価格はリーズナブルながらも正統派の辛口で、友人同士で気軽に楽しむにはなかなかの満足感の得られるスパークリングワインでありました。


      モーゼルランド リースリング カビネット2012

2番目の白ワインは、自身が持ち込んだモーゼルランドの「リースリング・カビネット2012」
ドイツワインケナー試験の賞品としてもらった記念のワインですが、お互いの合格祝いも兼ねた飲み会だったので開けてみることにしました。

モーゼルらしい優しい甘さと爽やかさが、疲れた身体を包み込んでくれる癒し系の白ワイン。
ラインガウ、アルザス、クレア・ヴァレーにイーデン・ヴァレーと優れた産地は世界に数あれど、やはり私にとってのリースリングの原点はモーゼル。
初恋にも似たその甘美な優しさは、まさに“天上のレモネード”


      ベルンハルト・フーバー シュペートブルグンダー2009

3番目の赤ワインは、ドイツ、バーデンのシュペートブルグンダーをオーダー。
造り手は渡英中の延命師匠絶賛のベルンハルト・フーバー。
昨年ドイツワインケナーを受験し、ドイツのピノ・ノワールもここまできたのかという水準を友人たちにも知って貰いたくてオーダーしたのですが、その洗練されたエレガントさは本場ブルゴーニュの村名クラスを軽く凌駕するでしょう。
当のフーバー氏は昨年55才の若さで急逝されたのが、非常に惜しまれます


      クラレンドル2009

4番目の赤ワインは、友人のN氏が持参したシャトー・オー・ブリオンの醸造チームが造る正統派ボルドーの「クラレンドル2009」
深緑に金色の文字がとても端正で印象的なラベルのボルドーワイン。
このあたりになると、もう随分と酔いが回り記憶も飛びはじめていたのですが、凝縮した果実味で押してくる現代風のパワフルな造りではなく、あくまでオーブリオン譲りのエレガンスを追及した造りであることが分かります。


      デザートワイン4種

で、ここからはほとんど微かにしか記憶にないのですが、締めにデザートワイン5種をオーダー(したらしい^^;)

左からアルザス「セレクション・グラン・ノーブル ピノ・グリ2000」、「シャトー・クーテ(ヴィンテージ失念)」、オレムスの「トカイ・アスー5プットニョシュ1999」、ドイツ・ラインヘッセンの「シルヴァーナー・アイスワイン2010」、ドイツ・ファルツのアレンドルフ「イエズイーテンガルテン(クラス・ヴィンテージ失念)」

これだけのデザートワインを飲みながら、勿体ないことに味わいの記憶がありません 。・゜・(/Д`)・゜・。うわぁぁぁぁん

ただ、とても幸せな気分でお店をあとにしたことは、なんとなく覚えております・・・。

ということで、今年もいよいよスタートです。
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