「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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日本ソムリエ協会関東支部第6回例会セミナー参加
2014-12-01 Mon 22:27
一週間前の「シャンパン&ワインバー アペリティフ」でのテイスティング勉強会で大惨敗を喫した直後、幕張のニューオータニでテイスティングをテーマにしたセミナーが開かれるのが分かったため、お休みを取って出かけてきました。

なにせセミナーのタイトルが「ワインテイスティング白熱教室」となっており、講師が現在の日本のトップソムリエの一人である谷宣英さんとあっては、万難を排して行かざるをえません!


日本ソムリエ協会 2014年度 関東支部 第6回例会セミナー

【日時】:2014年12月1日(月) 14:00~16:00
【会場】:千葉県千葉市美浜区ひび野 ホテルニューオータニ幕張 2階「鶴の間」
【テーマ】:「ワインテイスティング白熱教室」
【講師】:谷 宣英  ホテルニューオータニ トゥールダルジャン シェフソムリエ
             第6回全日本最優秀ソムリエコンクール優勝
             第13回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール日本代表


テイスティングを何故行うのかについての目的やそのやり方については、概ね日本ソムリエ協会の教本通りの解説がありここでは割愛しますが、面白かったのはソムリエ、ワインアドバイザー、ワインエキスパートそれぞれの代表一人ずつがステージに登壇し、ブラインドでコメントを述べ、それについて谷さんが質問や解説を加えていくという形式で行われたことであります。

もちろん会場の参加者全員もブラウインドで、5種類のワイン(白3・赤2種類)の外観・香り・味わい・そのワインの評価について考えていき、最後にぶどう品種、産地、ヴィンテージについて結論を述べるというものです


1番目の白ワイン・・・

      1番目白ワイン

外観は澄んで輝きのあるイエロー。
「あれ、グリーンのトーンがないな・・・、さては熟成タイプなのかな?」と考えていたところ、それを察したように「会場の照明の具合で黄色みが強く感じられ分かり難くなっていますが、これははっきりと緑色を帯びた淡い色調のワインなので注意してください」との谷さんの注意がありました。
なるほど、先ずは冷涼産地の若々しい白ワインという仮定に基づいて分析を進めていく必要があるようです・・・。

香りはグレープフルーツのような柑橘系果実にリンゴ、低温発酵由来と思われる吟醸香のような白い花の香り。樽のニュアンスは感じられず、ステンレスタンク発酵・熟成のクリーンな造りと思われます。

味わいはドライでシャープな酸味を感じ、後味に若干の心地よい苦みも感じます。

第一印象は、そのヴォリューム感から「ブルゴーニュのシャルドネか・・・」と思ったのですが、樽のニュアンスが全く感じられなかったことと、ソムリエ代表でコメントを述べた工藤さんも仰っていたように若干のイースト香を感じたため「フランス、ロワール地方、ミュスカデ、2012年」と記入。

正解は・・・

Chablis 1er Cru Montmains 2012 Domaine Jean Claude Bessin

ぶどう品種:シャルドネ×  産地:フランス、ブルゴーニュ地方、AC:シャブリ・プルミエ・クリュ× 収穫年:2012年○

ミュスカデにしては粘性が強く、ややアルコール度数も高いように思え多少違和感があったのですが、「アルコール度数が高いなと感じた時点で、分析をやり直さなければなりません」との谷さんの解説。
なるほど・・・。


2番目の白ワイン・・・

      2番目白ワイン

外観はグリーンのトーンがあるものの、一番目よりは明らかにイエローの色調が強く、濃淡も濃いのが分かります。
粘性も強くねっとりとした感じで、明らかに日照量の多い場所で栽培され、熟度が高いぶどうで造られた印象。

香りも熟れた洋ナシや黄桃、アプリコットのようなトロピカルフルーツに、ナッツやヴァニラのような木樽のニュアンスも強く感じられます。

味わいのアタックは強めで、アルコール度数の高さからまろやかな甘味と柔らかな酸味を感じます。まだ熟成のニュアンスはないものの、樽由来と思われる心地よい苦みもあり、ふくよかさと厚み、複雑性を感じさせる白ワイン。

「こりゃ典型的なニューワールドのシャルドネか・・・、なるほど伝統国の冷涼産地と新世界の日照時間の長い産地の違いの比較でありますか・・・」と考え、「アメリカ、カリフォルニア州ソノマのシャルドネ、2010年」と記入。

正解は・・・

Chardonnay Noria 2012 Nakamura Cellars

ぶどう品種:シャルドネ○  産地:カリフォルニア州、ソノマ○  収穫年:2012年×

これは比較的分かりやすい要素が多かったので品種・産地ともに久しぶりの正解 ^-^


3番目の白ワイン・・・

      3番目白ワイン

外観は澄んで輝きの強い、淡いレモンイエロー。3つの白ワインの中では最も淡い濃淡ではありますが、粘性はしっかりしており、熟度の高いぶどうで造られた印象。

香りはとても開いており、グレープフルーツのような柑橘系果実に加え、パッションフルーツのようなトロピカルフルーツに爽やかなハーブ香が豊かに感じます。
ミネラルよりもフルーティな果実味が前面に感じられることから、「マールボロのSBか」と第一印象で思ったのですが、このセミナーの主旨としてフォームに沿ってしっかりと分析していくのが目的でありますので、味わいについての分析を続けます。

味わいはやや強めのアタックにドライな辛口、酸味はしっかりと感じられ、ハーブのような爽やかさとともに余韻となって続きます。バランスは溌剌としてドライ。若々しくシンプルでフレッシュ感を楽しむワイン。
これも比較的果実味が前面に感じられるニューワールドの分かり易いタイプであったため、「ニュージーランド、マールボロのソーヴィニヨン・ブラン、2013年」と記入。

正解は・・・

Sauvignon Blanc 2013 Dog Point

ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン○  産地:ニュージーランド、マールボロ○  収穫年:2013年○

さすがにロワールのように香り・味わいともに控えめでミネラル感の強いものとは違い、ハーブやパッションフルーツの香りプンプンのマールボロを外す訳にはいきません ^^;


4番目の赤ワイン・・・

      4・5番目赤ワイン

外観は澄んで輝きのあるルビー。濃淡は非常に濃いわけではありませんが、粘性は強く、よく熟したぶどうで造られた印象。

香りはブルーベリーやカシス、ブラックベリーのような黒い果実中心で、スミレのような若々しさを感じさせる第二アロマと、樹脂、丁子のようなオリエンタルスパイスといった上品な樽のニュアンスも感じます。

味わいのアタックはやや強めで、甘味と酸味はまろやか。タンニンも滑らかで溶け込んでいます。
バランスはふくよかで肉厚ではありますが、新世界のように力で押してくるところがなく、とても上品な造り。
カベルネ・ソーヴィニヨンにしてはタンニンが滑らかなのが気になりましたが、ミントのような清涼感を感じたため、「フランス、ボルドー地方、メドック地区のカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロのブレンド、2010年」と記入。

正解は・・・

Saint-Emilion Grand Cru 2011 Chateau Quinault l'Enclos

ぶどう品種:メルロ83%、CF12%、CS5%△  産地:フランス、ボルドー地方、サンテミリオン地区△  収穫年:2011年×

ボルドーはボルドーでも、メルロ主体のサンテミリオンでありました。
やはりCSとメルロではタンニンの質が異なり、その質の違いについて深く分析していく必要がありました・・・orz

このシャトー・キノ・ランクロは、ぶどう畑の土壌には恵まれていないものの、ピジャージュや逆浸透膜、ミクロビュラージュ、樽内マロラクティック発酵など近代的な醸造技術を駆使し、人の力で高品質のワインを造りだすシャトーの典型とのことです。


5番目の赤ワイン・・・

澄んで輝きのある、紫がかった濃いルビーの外観。
粘性はねっとりととても強いことからアルコール度数が高いものと推測されます。

香りも4番同様にブルーベリーやカシスといった黒い果実シリーズが中心ですが、アメリカンオーク由来と思われる、ヴァニラというよりはココナッツのような甘い樽香が印象的。

味わいのアタックは強めで、味わいはドライ。タンニンは滑らかではありますが、全体的に力強く果実味が前面に感じられることからニューワールドのものか・・・。

新世界としても、色調はCSやシラーのように黒味を帯びてはおらず、タンニン・酸味も円みを感じ、アメリカンオークを使用していると思われることから「南オーストラリアのメルロ、2011年」と記入。

正解は・・・

Zinfandel Sonoma County 2012 Seghesio Family

ぶどう品種:ジンファンデル×  産地:アメリカ、カリフォルニア州、ソノマカウンティ×  収穫年:2012年×

やっぱりね・・・。メルロにしては香りのアタックに違和感があったのですが、そこまで分析しきれなかった・・・。
しかも一週間前のテイスティング勉強会でもジンファンデルは出されたばかりなのに、その片鱗も思い浮かばなかった・・・ (ノд`@)アイター

この日出されたワインたち・・・

      セミナー使用ワイン


最後のまとめとして、三つの呼称資格それぞれのテイスティングをする目的が挙げられましたが、アドバイザーの目的としては、
「コストパフォーマンスの高いワインを探すこと」
「TPOや料理、飲み方の提案をすること」
等々が重要なのは仰るとおりであり、決して品種や産地あてのゲームではないことは自明であります。

もっともコンクールにおいてはそれを当てなければ、最終的に勝つことが出来ないことも事実ではありますが、日頃の訓練においては基本のフォームに沿って分析を積み重ねたうえで結論を導き出すことが重要であり、初心に帰ってその訓練を地道に積み重ねていきたいと思います。
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