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祝「2014 BEAUJOLAIS NOUVEAU」解禁!…『M.Lapierre Beaujolais Nouveau 2014 マルセル・ラピエール ボージョレー・ヌーヴォー』
2014-11-21 Fri 23:35
11月20日(木)、毎年秋の風物詩ともなっている「ボージョレヌーヴォー」が解禁となりました

ここ数年かつてのブームよりは下火になってきており、マスコミの扱いも年々少なくなってはおりますが、3年連続売上日本一をうたい文句としている我が勤務先のイ○ンは今年も変わらない熱の入れようで、ここ数日は売場展開・準備と解禁日の試飲販売で目の回るような忙しさでありました(◎ー◎;)

流石に昨日は疲れ果てて帰宅したため、買ってきたヌーヴォーを開ける気力もなかったのですが、今日はお休みなのでじっくりと今年の新酒を味わうことに (o^-^o)


ボジョレー委員会のプレスリリースによりますと「2014年はボジョレーのために非常によい年であった」とあります。「春は早期に暑く乾燥し、最適な条件で開花。 夏は少しの雨と太陽の恩恵を受け、秋はゆっくりとしたペースで成熟することができました」と、天候面では理想的な条件であったようです。

もっとも過去最悪の不作といわれた2012年以外は、どの年もだいたいが肯定的な評価となっており、このコメントが商売に直結する以上、政治的な意図がかなりの部分反映されるのは仕方のないところではありますが(2012年も品質に関してはポジティブな評価)・・・。

ま、どのようなワインであっても最終的には造り手の力量にかかっており、“不作”といわれる年であっても名(志)のある造り手のワインを選ぶべきことはヌーヴォーであっても変わりがないと思います。

ということで今年初めてのヌーヴォーは“自然派”の父と称されるこの銘柄であります!


M.Lapierre Beaujolais Nouveau 2014 マルセル・ラピエール ボージョレー・ヌーヴォー

【生産国・地域】:フランス、ブルゴーニュ地方、ボージョレ地区 AOC:BEAUJOLAIS
【品種】:ガメイ   【ヴィンテージ】:2014年
【アルコール度数】:11.5%  【タイプ】赤・ライト~ミディアムボディ
【輸入者】:テラヴェール(株)  【購入価格】:3,218円

      マルセル・ラピエールBJ1

      マルセル・ラピエールBJ2


ノンフィルターだけあって、外観は濁ってはいないもののややモヤがかかっている、紫色を帯びた濃いめのルビー。

香りのアタックはしっかりと感じられ、第一アロマはイチゴやラズベリーなどの赤い果実シリーズにブルベリーのようなフレッシュな黒い果実の香りも感じられます。
第二アロマはゼラニュウムのようなフローラルな花の香りに、MC法特有のバナナやイチゴキャンディのようなニュアンスもありますが、わざとらしい感じはなくとても自然に感じられます。

味わいも香り同様、とてもナチュラルで素直な味付き。
コクのある濃いめの赤ワインに慣れた方だと、かなりあっさりとした味わいに感じるかもしれません。
おそらくネット通販のド派手な宣伝文句に期待して購入された向きは、その素直さにかなり拍子抜けするはず。
そしてもし、ロ○-ト・パ-○-氏が点数を付けたとしても、これはかなりの低い評価になるのではないでしょうか?
何故ならアタックのインパクトに、パ-○-好みのグイグイと押してくるような自己主張の強さはなく、むしろ控えめで清楚な印象すらあるからです。
それでも化学調味料無添加の、煮干しや削り節だけで出汁をとった味噌汁のように、じっくりと飲み進めていくうちにその素材である葡萄本来の旨味がじわじわと表れてきて、飲み飽きすることがありません。

熟成したワインの複雑性や奥行きこそが、(特に)赤ワインの本当の美味しさだとは思いますが、これはこれで素材の新鮮さやフルーティな果実味を理屈抜きに素直に味わうべきワイン。


ラピエールブランドのワインは、経営上はDm.M.Lapierre とCh.Canbonの2種類のワイナリーに分かれていますが、これはラピエール夫人が所有しACボジョレーの区画から各種 ワインを生産するChateau Canbon のラベルのもの。
“自然派の巨匠”としてワイン界に大きな足跡を残した故Marcel Lapierre 氏の遺志が継承されたこのワインも、もちろん天然酵母のみで発酵され、酸化防止剤無添加、無濾過での造り。
“自然派”の酸化防止剤無添加ワインというと、還元臭や酸化臭が強い勘違い劣化ワインが多くあり、一部評論家や消費者もそれらを持てはやす傾向がありますが、それをほとんど感じさせないのが流石に“始祖”たる所以か。

ここ数年、低価格帯商品の安値競争ばかりがマスコミに注目される傾向にあるヌーヴォーですが、一過性のブームに終わらせないためにも、このような本物こそを業界として前面にアピールすべき転換点にきているのでは?と思うのは私だけでありましょうか・・・?
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