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NORDHEIMER VOGELEIN SAIVANER KABINETT TROCKEN 2012 ノルトハイマー フェーゲルアイン シルヴァーナー カビネット トロッケン 
2014-10-16 Thu 22:20
本日(10月16日)、第7回全日本最優秀ソムリエコンクール公開決勝が行われ、大本命の石田博ソムリエが優勝されたようです。

今回の新店への異動・オープンが無ければ、当然お休みをとって博多まで観戦に行ったのですが、3年ぶりの決勝観戦ができずにたいへん残念であります。

陰ながら応援していた「シャンパン&ワインバー アペリティフ」の周田克己さんは、惜しくも決勝進出は逃されたものの、石田博さんや佐藤陽一さんをはじめとした強豪揃いの中で、7位と健闘されました。
(もっともご本人は優勝することを目標にここまでやってこられたはずで、これまでの輝かしい実績からすれば悔しい想いをされているのかもしれませんが・・・)


さて、負けじとドイツワインケナー試験を3日後に控え、最後のテイスティングトレーニングとなります。

今回はリースリングの次にドイツで重要な白品種といっても過言ではない、フランケンのシルヴァーナーです。

フランケンのシルヴァーナーといえば、日本ソムリエ協会教本でも「辛口で引き締まった味、コクがあり、力強い土の味がある。」と書かれており、その他数多くの解説書においても「男性的で力強い」というのが共通のキーワードになります。

『神の雫』の遠峯一青であれば、「おおおおおぉ・・・、これはまさに横綱白鳳の土俵入りだぁ・・・」と、恍惚の表情で言い出しそうなイメージではありますが、果たしてどうなのでしょうか・・・?


NORDHEIMER VOGELEIN SAIVANER KABINETT TROCKEN 2012 ノルトハイマー フェーゲルアイン シルヴァーナー カビネット トロッケン 

【生産国・地域】:ドイツ、フランケン地方
【品種】:シルヴァーナー    【ヴィンテージ】:2012年
【アルコール度数】:13.0%   【タイプ】白・辛口   【格付】:PRADIKATSWEIN(KABINETT)
【醸造元】:グラーザー・ヒンメルシュトス醸造所
【輸入者】:(有)ワインビジネスコンサルティング   【購入価格】:3,024円(税込)

      フランケン シルヴァーナー1

      フランケン シルヴァーナー2

【外観】
澄んで輝きのある、グリーンがかったレモンイエロー。
濃淡はやや濃いめで、粘性もやや強い。
外観の印象は、よく熟し成熟度の高いぶどうで造られた若々しいワインという印象。
前回まで試したグラウブルグンダーやヴァイスブルグンダーが外観的に温暖産地の印象であったが、ここでようやく冷涼産地らしい白がきたという感じ。

【香り】
香りの豊かさはしっかりと感じられる。
第一アロマは冷涼産地を思わせるレモンやグレープフルーツの爽やかな柑橘系果実や青りんごと、やや温暖産地の洋ナシや白桃などの甘く柔らかい果実の香りも併せ持つ。
スイカズラのような白い花と、火打石や石灰のようなミネラルのニュアンスも感じ、全体的に引き締まった冷涼産地の印象。
空気に触れるとよりフローラルな印象が強まるが、樽のニュアンスは感じられない。
おそらくステンレスタンク醸造・熟成と思われ、クリーンでフレッシュ&フルーティな持ち味を活かした造りと思われる。
香りの印象は、若々しく、開いており、第一アロマが強い。

【味わい】
アタックは中庸。
甘味は弱くドライ。
酸味は爽やかで、ドライな分さらにしっかりと感じられる。
苦みは控えめ。
バランスは溌剌としてドライ。
アルコールはアタック同様、強くも弱くもなく中庸に感じられる。
しっかりとした酸がやや長い余韻となって続く。

【総合評価】
フレッシュ&フルーティでミネラル感のあるフレーヴァー。
エレガントで余韻の長いワイン。


あれあれ、「男性的で力強い」というイメージからは随分とかけ離れたコメントとなってしまいました。
たしかに前回まで試したグラウブルグンダーやヴァイスブルグンダー、あるいはこれまで試したことのあるミュラー・トゥルガウとの比較でいえば、「辛口で引き締まった味」ではあるのですが、それが「=男性的で力強い」というイメージにはなかなか結びついていきません。
「残糖が感じられないドライなタイプ」=「男性的」ということであれば、冷涼産地の他品種でもあまたあるのですが・・・なぜフランケンの白ワインが特にそう云われるのかは、正直まだよく分かりません。
もっとも、フランケンの西と東では土壌も違うし、造り手の数だけタイプも沢山あるわけで、またこれまでの経験値自体がまだ少ないため、一括りにできるわけではないのですが・・・。

まとめとしては、ケナー試験に出題される白品種の中では「最もドライで引き締まったミネラリーな白ワイン」ということができるでしょうか。

明後日がいよいよグランドオープンとなり、忙しさもピークとなります。

次の更新はおそらくケナー試験のあとになると思われますが、次回その模様をレポートしたいと思います。
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この記事のコメント
no.314:管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014-10-17 Fri 12:58 | | #[ 内容変更]
no.315:ケナーテイスティング
お疲れさまです。

筆記までは比較的鼻歌まじり(一部マニアック問題除く)だったのですが…

とりあえず酸味ぷんぷんの二番がリースリングかなぁ…と。ミュラー・トウルガゥもシルヴァーナーも酸味は乏しい筈ですし。分かりやすい、という会長のお言葉を信じるとですが。
しかしグルグル書き直しているうちにタイムオーバーでした。くいくい呑めてしまうので酔いも手伝って最後は目が回る(◎~◎)ノ状態でした。

や~、多いに謙虚にさせられました_(。 _。;)_
2014-10-19 Sun 16:40 | URL | 村山太郎 #-[ 内容変更]
no.316:Re: ケナーテイスティング
村山太郎様

コメントありがとうございます。

また、ケナー試験受験お疲れ様でした。

私もテイスティングの2番、3番は迷いに迷って、最後の5分で
2番がモーゼルのリースリング、3番がフランケンのシルバーナーに
書き換えました。

「品種の特徴が分かりやすい」という会長の言葉の割には、出題された
のがペトロール香のないリースリングだったので、これは受験者みなさん
が迷ったと思います。

リースリングは白でも一番自信がある品種なのですが、これは参った。

私も反省してまた一からやり直しであります^^;

ロベール
2014-10-23 Thu 20:00 | URL | シャトー・ロベール #-[ 内容変更]
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