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JOSSELIN CHABLIS 2013 ジョスラン シャブリ
2014-08-22 Fri 13:33
基本中の基本に戻って、自宅でのテイスティング勉強再開の第二弾は、『CHABLIS』であります。

しかもグラン・クリュやプルミエ・クリュなどではなく、なんの変哲もないただのACシャブリです。

はっきり言いまして、シャブリは一般呼称資格試験のテイスティングアイテムとして、少なくとも私がこの勉強をはじめた2008年以降では出題されてはおりません(AOCまでは発表されておりませんので、100%と断言はできませんが^^;)

呼称試験に出題されるシャルドネは、フランスも日本を含む新世界のものも、樽香がハッキリと感じられる、どちらかと言えば温暖な産地のものがほとんどなのですが、なぜここで“シャブリ”なのか?
(極めて乱暴に言ってしまえば、一般呼称資格試験においては白で“樽香”を感じたら『シャルドネ』を選んでほぼ正解です)

「10種のぶどうでわかるワイン」で石田博ソムリエはこう書かれております。
「シャブリは『究極のシャルドネ』といえます。木樽や熟成による付加的な香りには頼らず、まさに純白でありながら、飽きのこない味わいでワイン愛好家を魅了しています。『シャルドネは、シャブリに始まりシャブリに終わる』とは、本当によく言ったもので、シャルドネ好き、白ワイン好きを自称するなら、シャブリへの理解を深めていないといけないのです。」

つまり「シャルドネ」というぶどう品種そのものの特徴、樽香というお化粧を剥いだ状態での“ありのまま”の姿を掴み、自分の中でシャルドネの“基準”を作るのには最適の銘柄であるといえます。
また、シャルドネの有名産地としては世界の中でもほぼ北限に近いため、“基準”が作りやすいともいえます。


JOSSELIN CHABLIS 2013 ジョスラン シャブリ

【生産国・地域】:フランス、ブルゴーニュ地方、AOC:CHABLIS
【品種】:シャルドネ   【ヴィンテージ】:2013年
【アルコール度数】:12.5%  【タイプ】白・辛口
【輸入者】:(株)徳岡  【購入価格】:1,490円

      ジョスラン シャブリ1

      ジョスラン シャブリ2


【外観】
〔清澄度〕:澄んだ  〔輝き〕:輝きのある  〔色調〕:グリーンがかった、レモンイエロー  〔濃淡〕:淡い、やや濃い  〔粘性〕:やや軽い  〔外観の印象〕:若い、軽い よく熟した、成熟度が高い

【香り】
〔豊かさ〕:しっかり感じられる
〔特徴〕:《果実》グレープフルーツ、リンゴ、洋ナシ、花梨  《花・植物》アカシア、白バラ、菩提樹  《香辛・芳香》貝殻、石灰 
〔香りの印象〕:若々しい、開いている、ニュートラル

【味わい】
〔アタック〕:やや軽い  〔甘み(アルコールのボリューム感も含む)〕:弱い  〔酸味〕:シャープな、爽やかな  〔苦味〕:控えめ  〔バランス〕:溌剌とした、ドライな、まろやかな  〔アルコール〕:やや軽い  〔余韻〕:やや短い

【フレーヴァー】:フルーティ、フレッシュ、フローラル、ミネラル感のある

【評価】:シンプル、フレッシュ感を楽しむ 成熟度が高く、豊か

【供出温度】:8~10度
【グラス】:小ぶり、中庸
【収穫年】:2013年
【生産国、地域】:フランス、ブルゴーニュ地方、AOC:CHABLIS


う~む、どっちつかずのグダグダなコメントになってしまいました ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ
「シンプル、フレッシュ感を楽しむ」系と「成熟度が高く、豊か」系を足して二で割ったような、その真ん中くらいの印象なため、このようなコメントになってしまいました。

なぜこの銘柄を選んだのかといえば、たまたま自分の担当店舗に手頃な価格のもので置いてあったのがこの銘柄であったからで、特別深い意味はありません^^;
またインポーターのHPを調べても、造り手や醸造に関するテクニカルデーターなどは一切載っていないため、詳細は不明です。

外観は、グリーンのトーンが強い淡いレモンイエローであることは前回の甲州と似ておりますが、濃淡では明らかにこちらの方が濃く、ひと目で違いが分かります。ACシャブリの中でも濃い方ではありますまいか。

香りも、やや閉じたものが多い冷涼産地のワインの中では、はっきりとフルーティーでフローラルな香りが、アタックの段階からしっかりと感じられます。
シャブリというと“キンメリジャン”土壌由来のミネラリーな香りや味わいを連想させますが、このワインは柑橘系果実と熟れた洋ナシ、白や黄色の花を連想させるような華やかさが先に立ち、どちらかといえばマコンのような温暖なエリアを想像させるようなフルーティーさが前面に立ちます。
スワリングして空気に触れさせた後もあまり印象は変わらず、ステンレスタンク醸造・熟成のクリーンな造りと予想できます。

味わいは、アタックはやや軽めながらも、縦に貫くシャープな酸味と、余韻に残るミネラル感がやはりシャブリ。同じシンプル系でも、ミュスカデなどはフラットで平板な感じなのですが、横への“脹らみ”を感じさせるところがやはりシャルドネであります。
シンプルかつクリーンな造りであっても、ボディの厚みを感じさせるか否かが、他の品種とシャルドネを分かつ分岐点だと自分の中では解釈しております。
トータルな評価としては、フレーヴァーはやや果実味に寄っている感はありますが、スタンダードなACシャブリになると思います。

今年初めて呼称資格試験の二次試験を受験される方は、白の王道品種としてはシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングの特徴を先ず押さえることが最優先事項となるわけですが、特にシャルドネの場合は「特徴がないのがシャルドネの特徴」と言われるくらいですので、先ずはシンプルな造りの「シャブリ」とカリフォルニアかオーストラリアの比較的温暖産地の樽香を効かせたタイプの両方を比較試飲してみることをおススメいたします。
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