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2014年度一般呼称資格試験「オーストラリア」重要ポイント
2014-07-27 Sun 11:04
梅雨が明けた途端に、連日の猛暑到来の日本列島であります

あまりの暑さで、脳みそまで膿んでしまったせいか、全国各地で小学生女児を連れ去ったり、連れ去ろうとする事件が多発しております┐(-。ー;)┌

私が子供のころは、誘拐事件というと“身代金目的”と相場は決まっていたのですが、昨今の事件はどうやら“育成”が目的とのことで、現代日本がかかえるその病根の深さを物語っております。

若いうちから“育成”系クソゲーに毒され、二次元(妄想)と三次元(現実)の区別もつかなくなってしまったキモオタニートが加害者になるのは分かるとして、私と同じ世代の、50に届こうかといういい歳のおっさんがそんな事件を起こしてしまうなんて・・・もうアホかと・・・<(´ロ`')o

しかも、このおっさん、警察官が踏み込んだときに、「これは私の妻です・・・」と言い逃れようとしたとか・・・。

もう病んでいるとしか言いようがありませんね フッヽ(ω` )ノヽ(´ω`)ノヽ(´ω)ノ フッ



さて、気を取り直して、今回はアメリカに次ぐニューワールドの重要国「オーストラリア」の重要ポイントになります。

新世界の重要国らしく、このところ教本の記載も大幅に増えており、シニア試験においては新傾向の出題もみられますが、一般呼称資格試験においては従来の定番問題・ポイントを先ずしっかりと押さえることが重要になります。

他の新世界の国々同様、
○誰がいつ、その国にぶどう栽培やワイン造りを持ち込んだのか。
○ワイン法(地名・品種・収穫年の表示)
○代表的な産地の特徴とぶどう品種

などが共通の重要ポイントとなりますので、確実に押さえていきましょう。


【概略】 P453~

●国土の広さは759万平方kmヨーロッパ全体の約7割に匹敵する。

●ワイン産地は、国の南半分に相当する南緯31度から43度の間に位置する。・栽培面積は14万5千haと、ボルドーよりも3万haほど多い程度。

地理的呼称:GI=Geographical Indication 地域が115カ所定められている。

●2572社のワイナリーがあり、この10年で3倍に増えた。大手22社で総生産量の80%を占める。販売量の60%以上が輸出向け。


【歴史・気候・風土・土壌】 P454~

1788年、英国海軍アーサー・フィリップ大佐によりオーストラリアで初めてぶどう樹が持ち込まれる。

1825年、ジェームズ・バズビーによってニュー・サウス・ウェールズ州のハンター・ヴァレーに最初の本格的なぶどう園が開かれる。

1823年タスマニア→1829年西オーストラリア州→1834年ビクトリア州→1837年南オーストラリア州、それぞれワイン生産開始。

ジェームズ・バズビーは「オーストラリアのワイン用ぶどう栽培の父」と形容され、重要な遺産を残した。

1847年、南オーストラリア州、バロッサ・ヴァレーにドイツから宗教迫害を逃れた人々が入植し、ワイン造りを開始。

1877年、ビクトリア州でフィロキセラが発見される。・・・南オーストラリア州のワイン産地はいまだにフィロキセラの被害がない。

●1951年、ペンフォールド社の「グランジ・ハーミテージ」試験生産・・・醸造家マックス・シューバートがオーストラリアならではの赤ワイン造りを発想。・・・「アッサンブラージュ(組立・構築)主義」

○ヘンチキ社の「ヒル・オブ・グレース」・・・単一畑最高峰のシラーズ「単一畑(ひとつのテロワール)主義」として「グランジ」と対照。・・・イーデン・ヴァレーの単一畑

2000年ヴィンテージからクレア・ヴァレーのワイン生産者13社が白ワインにスクリュー栓(スティルヴァン)を採用・・・オーストラリア発の生産技術の刷新で最も重要。

●土壌は非常に多様で、マクラーレン・ヴェイルの“砂質ローム”、モーニングトン・ペニンシュラの“粘土質土壌”と“火山性土壌”、タスマニアのジュラシック・ドレライトクナワラやライム・ストーン・コースト一帯の“テラロッサ”は、特にぶどう栽培に理想的であることが知られている。

●ユニークなBYO( Bring Your Own = レストランへのワイン持ち込み)システムは、広く国中に広がっているユニークなワイン文化となっている。


【主な栽培ぶどう品種】 P458~

●ほとんどがヨーロッパから移植されたもので、国際品種が多い。白・黒とも栽培面積ベスト3の順番を覚えればいいと思います。全体の栽培面積・生産量1位はシラーズ2位はシャルドネです。

〔白〕 1位:Chardonnay シャルドネ、2位:Semilon セミヨン、3位:Sauvignon Blanc ソーヴィニヨン・ブラン

〔黒〕 1位:Shiraz シラーズ、2位:Cabernet Sauvignon カベルネ・ソーヴィニヨン、3位:Merlot メルロ、4位:ピノ・ノワール


【ワインの法律と品質分類】 P458~

〔ワイン法の歴史と概要〕

●1929年、連邦政府管轄の下に、「ワインオーストラリア公社(WAC)」が設立され、ワインに関する種々の規定を定めている。

●アルコール4.5度未満はワインと認められない。また補糖も不可

1993年、GI(地理的呼称制度)導入。 現在115のGI。

・GIの決定基準としては「歴史、地質、気象条件、収穫時期、排水状況、水源、標高、当該地区と地名の伝統的な利用」とその名の通り地理的条件が重視され、ヨーロッパのワイン法で定められている「栽培品種、栽培方法、醸造方法」の規定は無いのが特徴です。

●ワインのスタイルとしては、ジェネリックワインヴァラエタルワイン(品種表記)、ヴァラエタルブレンドワイン(含有比率の多い順にラベル表記)の3つがあります。

〔GIの表示〕

●特定のGIで産出されたワインが85%以上含まれている場合。

・3つ以下のGIで産出されたワインが含まれ、その合計が95%以上である場合、これらのGIを多い順に表示できる。

〔ヴィンテージの表示〕

●特定のヴィンテージのワインが85%以上含まれている場合。

〔品種の表記〕

○複数のぶどう品種が使用されている場合、原則的にはすべての品種を多い順に記載することとなっているが、以下の場合はそれが優先。
 
 ①特定のぶどう品種が85%以上含まれる場合は、その品種だけを表示できる。
 
 ②20%以上含まれるぶどう品種が3種類以下で、かつその合計が85%以上となる場合、この品種すべてを表示する。
 
 ③5種類以下のぶどう品種を使用し、各品種が5%以上含まれている場合は、この品種全てを表示する。


【ワイン産地と特徴】 P460~

◎ワイン産地と特徴では、まず教本の「州別ワイン用ぶどう生産量」一覧表P460が重要となります。

●南オーストラリア州からタスマニア州までの生産順位とその比率は覚えてください。(比率は整数の単位までで構いません。)

1位:南オーストラリア州48%、2位:ニュー・サウス・ウェールズ州29%、3位:ビクトリア州19%、4位:西オーストラリア州4%、5位:タスマニア州0.5%、6位:クイーンズランド州0.1%

○過去にはこの表に基づき、「黒ぶどうより白ぶどうの生産量が多い州を選びなさい」という出題がされましたので、この一覧の黒と白どちらの比率が多いかまでは覚えた方がいいと思います。

●黒より白ぶどう生産が多い州・・・ニュー・サウス・ウェールズ州、ビクトリア州、西オーストラリア州、タスマニア州

※オーストラリアはシラーズやカベルネ・Sのイメージが強いですが、州別でみると白ぶどう生産が多い州が多数派なので注意が必要です。


【南オーストラリア州】 P463~ 生産比率約48%の最大の生産地帯

○1836年ごろに最初の移民が入植。 ぶどう畑はフィロキセラから完全に守られ、ぶどう栽培の優位性を保っている。

〔Adelaide Hills アデレード・ヒルズ〕重要度高

●州都アデレードの南方に位置。高級スティルワインとスパークリングワインの生産において、重要度が急速に高まっている。南オーストラリア州の他の産地と違い、冷涼な気候が特徴。同国最高のピノ・ノワールの産地の一つとなっている。

〔Barossa Valley バロッサ・ヴァレー〕重要度高

●同国ワインを象徴するシラーズの「首都」。ワイン造りの歴史は1842年まで遡り、シレジア地方(ドイツ)移民の影響を受けている。世界でも最古の部類に入る高樹齢のぶどう樹が多く存在し、ブッシュヴァイン=株仕立ての栽培方法がとられ、灌漑しないドライファーミングで育てられている。

〔Clare Valley クレア・ヴァレー〕重要度高

オーストラリアを代表するリースリング産地のひとつ。粘板岩土壌で「フリンティ」(火打ち石)のようなミネラル感豊かな、引き締まったスタイル。

〔Coonawarra クナワラ〕重要度高

●豪州を代表するカベルネ・ソーヴィニヨンの銘醸地のひとつ。ボルドーに似た海洋性気候テラロッサ(赤土)はオーストラリアで最も有名な土壌。

〔Eden Valley イーデン・ヴァレー〕重要度高

リースリングが有名で、クレア・ヴァレーに並ぶリースリングの産地。ヘンチキ社のヒル・オブ・グレイスのシラーズ畑で有名。

〔McLaren Vale マクラーレン・ヴェイル〕重要度中

●歴史は古く、1838年ジョン・レイネルがレイネラにぶどうの木を植えたのが始まり。濃厚な風味と色合いの赤ワインと力強い白ワインが生産されている。サンジョヴェーゼやジンファンデルなど新しい品種の栽培も盛ん。

〔Riverland リヴァーランド〕

オーストラリアワイン産業の「機関室」と形容され、南オーストラリア州の約60%、オーストラリア全体でも約30%の生産量。大陸性気候

〔Kangaroo Island カンガルー島〕

○オーストラリアで3番目に大きい島。・・・産地としては重要ではありませんが、「~番目に大きい島」と正誤問題のヒッカケで何度も出題されており、要注意です。

〔Padthaway パドッサウェー〕

○栽培地として確認されたのは1963年。クナワラ同様、海洋性気候。最近では白ワインの品質向上が顕著。


【ニュー・サウス・ウェールズ州】  P475~ 生産比率約29%、オーストラリアワイン産業の起源

○ぶどう栽培は1790年代にシドニー周辺で始まり、1820年代になって「ハンター・ヴァレー」に広がった。

〔Hunter ハンター〕重要度高

1825年に最初のぶどうの木が植えられる。オーストラリアワイン発祥の地。代表品種:セミヨン・・・「ハンター・セミヨン」:辛口に仕上げるスタイルが伝統的。

〔Cowra カウラ〕 ○1973年から大きく発展。

〔Mudgee マジー〕 ○マジーとは原住民のアボリジニの言葉で「丘のある巣」という意味。

〔Tumbarumba タンバランバ〕 

スノーイー山脈の中に位置。ピノ・ノワールシャルドネが全体の75%を占めており、高品質なスパークリングワイン造りに使用されている。

〔Riverrina リヴァリーナ〕

○同州の55%、オーストラリア全体の15%の生産量。


【ビクトリア州】 P471~ 生産比率約19%、過去30年で大きく発展し、400を超えるワイナリー。

○1860年代、「英国民のぶどう畑」として知られていた。

○ヤラ・ヴァレー以南のワイン産地は、主にピノ・ノワールとシャルドネに注力している冷涼なワイン産地が多い。

〔Yarra Valley ヤラ・ヴァレー〕重要度高

●オーストラリアで最高級のピノ・ノワール産地。上品で瓶熟成の長いシャルドネをはじめ、CS、メルロ、シラーズでも知られる。

〔Heathcote ヒースコート〕

○深紫色のブラック・フルーツの香味があり、余韻は絹のような高級なシラーズ。

〔Geelong ジロング〕

海洋性気候ボルドーとブルゴーニュの中間のような気候。シャルドネとピノ・ノワールの成熟に最適な気候条件。

〔Goulburn Valley ゴールバーン・ヴァレー〕

●1860年に設立された「タビルク」は最も長い歴史を持つワイナリーのひとつであり、設立当時の木造セラーは歴史的建築物として保存されている。

〔Mornington Peninsula モーニングトン・ペニンシュラ〕

ピノ・ノワールシャルドネの重要な産地。海洋性気候

〔King Valley キング・ヴァレー〕

●標高800mで、オーストラリアで最も標高の高いぶどう産地のひとつ。良質のスパークリングワインを造るのに理想的。


【西オーストラリア州】 P460~ 生産比率は4%強と高くはないものの、品質の高さはトップクラス。

〔Swan District スワン・ディストリクト〕重要度高

スワン・ヴァレーが最初の西オーストラリア州の重要産地として確立される(ぶどう栽培は1834年)。暑い地中海性気候で、乾燥し日照時間も長いが、フリーマントル・ドクターと呼ばれる海風によって暑さが和らげられている。

〔Margaret River マーガレット・リヴァー〕重要度高

ジョン・グラッドストーンズ博士1965年の研究で、気候がボルドーに似ており、土壌もぶどう栽培に好適であると指摘し、この研究を踏まえ、新規にワイナリーが設立されていった。当初はCSが特産とみられたが、その後白ワイン(シャルドネ、セミヨンとSBのブレンド)でも有名になった。気候ははっきりとした地中海性気候

カベルネ・ソーヴィニヨンは、ボルドー、ナパ・ヴァレー、ボルゲリ、クナワラなどと肩を並べる屈指の産地。白ワインはシャルドネが有名。

〔Great Suothern グレート・サザン〕

●南北150Km、東西100kmもの広大な地方。海洋性内陸性の気候、肥沃な土壌からやせた土壌まで多様な環境。リースリングからシャルドネ、ピノ・ノワールからCSまで各種のワインが生産できる。


【タスマニア州】 P477~

●タスマニアに最初にワイン用ぶどう樹がもたらされたのは1823年

●1840年代に州都ホバート近郊で小規模なぶどう栽培が盛んに行われていたが、1970年代半ばから商業用規模のぶどう畑が開かれる。

●生産構成はピノ・ノワールが44%シャルドネが27%と大部分を占める。

○州都ホバートはニュージーランドのクライストチャーチと同じ緯度。海洋性気候

○最も広く分布している土壌は、「ジュラシック・ドレライト

●「テイマー・ヴァレー」・・・生産量の5割を占める最大のワイン産地


次回は、このところ重要度をどんどん増している、我が「日本」の重要ポイントを予定しております。
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