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2014年度一般呼称資格試験「スイス」重要ポイント
2014-07-20 Sun 22:16
杏の父:「でも、ワインってのは困りものですね。三河屋の・・・、ウチの裏の酒屋なんですが、そこの兄ちゃんが言うんですよ。コルク抜いたらすぐに一本のみきらねえと、酢になっちまうって」

樹カナ:「いえ、そこまで慌てて飲むこともないんですが。でも日本酒でいえば四合瓶、これを一人で飲むのはつらいですよねえ。値段だって安くないし」

樹カナ:「それは多分、どんなお酒でもそうですが、特にワインは誰かと分かち合うものだからでしょうか」

杏の父:「分かち合うもの?」

樹カナ:「抜栓したワインは保存ができない。だからこそ、その一本をいつどんな時、どこで誰と飲もうか、ボトルを前に考えるだけで楽しい。そして、一本のワインを分かち合うことが、人と人が分かり合うきっかけになる」
(漫画『ソムリエール』第10巻より)


今回はスイスの重要ポイントになります。

スイスは、シニア呼称試験においては細かい部分まで出題され、要注意な国でありますが、一般呼称資格試験においてはさほど神経質になる必要はありません。

代表的なぶどう品種や、生産量の多い産地など、ポイントは絞られてきますので、確実に得点していきましょう。


【概略】

・ワインの生産量は、が全体の58%白は42%

・ワイン消費に関しては、輸入に頼る比率が多く、自国の生産量の約2倍の量のワインがイタリア、フランス、スペインから輸入されている。


【歴史・気候・風土・土壌】

<歴史>

●紀元前58年、ジュリアス・シーザーがローマ軍を率いて、ヴァレーの渓谷を越えてスイスの地に侵攻した折、ぶどう栽培とワイン造りが各地に広められた。

812年にカール大帝が推進した農業振興政策により、スイスのワイン造りの技術は進歩し、畑の面積も拡大する。

●10世紀から12世紀にかけてザンクト・ガレンクール、シオンバーゼル>、ローザンヌの司教の支配下にある城館では、今日のスイスのワイン造りの基礎が築かれた時代であり、ローザンヌのラヴォー地区にあるClos des Abbeys クロ・デ・アベイ や Cosl des Moines クロ・デ・モアン などは今なおワイン造りが行われている。

<気候・風土・土壌>

●ぶどうが育つ畑は、北緯45度~47度標高が450~1100m

●気候は北からの寒帯性気候、南から地中海性気候、西から海洋性気候、東から大陸性気候と変化に富む。


【主な栽培ぶどう品種】

<白ぶどう>:Chasselas シャスラGutedel

<黒ぶどう>:Pinot Noir ピノ・ノワール Gamay ガメイ

【ワインの法律と品質分類】

●3つのワインカテゴリー

1.A.O.C.・・・スイス全土で78

2.Vins de pays

3.Vins de table

・ラベルには3つのどのカテゴリーに属するかを示す事項のほかに、生産者名または商標、輸入社名、販売社名を入れることが必要事項。


【ワインの産地と特徴】

●3つ地域

1.Suisse Romande スイス・ロマンド・・・スイスのフランス語圏 ・・・生産量の約80%を産出する最大の生産地域

Valais ヴァレー州 ・・・約40%を生産する最大のワイン産地
フイスパーテルミネン→標高1100mのように欧州でも標高の高いぶどう畑がある。
代表的ぶどう品種は辛口白のFendant ファンダン(ヴァレー州のシャスラの名称)や甘口でコクのあるヨハニスベルグ(同シルヴァーナーの名称)

「Dole ドール」・・・ピノ・ノワールとガメイの使用が85%以上の赤ワイン。その基準を満たさないものは「Goron ゴロン」と呼ばれる。

Vaud ヴォー州 ・・・シャスラが生産量の約60%を占めるスイス第2の産地。2007年6月にラヴォー地区が世界遺産に認定される。

・州の評議会の検査で20点中18点を獲得した高品質のシャスラにのみ「ロリエ・ドール・テラヴァン」の称号が与えられる。

・La Cote ラ・コート、Lavaux ラヴォー、Chablais シャブレ・・・語源はラテン語で「頭上の湖」の意。

Geneve ジュネーヴ州 ・・・スイスで初めてAOCを導入した州。AOC数は24

2.Suisse Allemande/Deutschschweiz スイス・アルモン・・・スイスのドイツ語圏 ・・・19州からなり、国土面積は2/3を占めるが、ワイン生産量はスイス全体の約17%。

3.Suisse Italienne/Svizzera Italiana スイス・イタリエンヌ ・・・スイスのイタリア語圏

Ticino ティチーノ州 ・・・スイスでは最も南に位置地中海性気候。ワイン生産は全体の5%だが、メルロから高品質ワインが造られ、栽培面積の80%を超えている。イタリア語圏のためAOCはDOCと表示。


次回は、いよいよ舞台をニューワールドに移し、アメリカの重要ポイントを予定しています
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