「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
http://robert10.blog108.fc2.com/
2014年度一般呼称資格試験「ハンガリー」重要ポイント
2014-07-18 Fri 20:14
「過去を忘れ過去を許す・・・、それはどんなに難しいことか・・・」

「でも・・・、憎しみの連鎖はどこかで断ち切らねば、あまりに不幸です」
(漫画『ソムリエール』第10巻より)


一昨日の記事を書いてから、それを嘲笑うかのように、ウクライナ東部でのマレーシア航空機撃墜、イスラエル軍のパレスチナ、ガザ地区侵攻など、悲しいニュースが続いて起きております。

そして、またしても犠牲になっているのは罪のない民間人ばかり・・・。

突然理不尽に命を奪われた人々の無念はいかばかりでしょうか・・・。

一日も早く、これらの地域に“平和”が訪れることを、願わずにはいられません。


さて、今回はトカイワインで有名なハンガリーの重要ポイントとなります。

ハンガリーはなんといっても世界三大貴腐ワインであるトカイがその中心となりますので、そこを確実に得点出来るようしっかりと押さえていきましょう。


【概略】

白ワインが約70%、輸出が約23%、約74%が国内消費(2011年)。

●「トカイ・アスーエッセンシア」・・・フランス、ソーテルヌ地区のシャトー・ディケム、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼと共に世界の3大貴腐ワインのひとつ

●1980年代後半から個性豊かなワインの生産に力を入れてきたサザン・トランスダニュービアのヴィラーニでは、年々ワインの質が向上していて、国際コンクールで受賞する生産者を多々輩出している。


【歴史・気候・風土・土壌】

●ハンガリーでは紀元前からぶどう栽培が行われていたが、本格的なぶどう栽培はローマ人によって伝えられた。東欧圏では最も古いワイン造りの歴史をもつ国。

●フランス王ルイ14世はトカイをことさら愛し「王のワイン」、「ワインの王」と称賛した。

○気候は大陸性気候に近く、夏は猛暑、冬は酷寒となり、気温の差が激しい。

○土壌はバラトン湖北岸一帯やトカイ地方では火山岩質、平原地帯は砂礫土壌。

2004年、EUに加盟


【主な栽培ぶどう品種】

●ワインはほとんどが使用ぶどう品種名と産地名を併用・・・例) トカイ:「トカイ・フルミント」、「トカイ・ハールシュレヴェリュ」 バダチョニ:「バダチョニ・ケークニェリュ」、「バダチョニ・リズリング」など

<白ぶどう>

Furnint フルミント・・・トカイの原料ぶどうとして名高い  

Szurkebarat スルケバラート=Pinot Gris ピノ・グリ  

○Muskotaly ムシュコターイ=Muscat Ottonel ミュスカ・オットネル

<黒ぶどう>

○Kadarka カダルカ   

Kekfrankos ケークフランコシュ=Blaufrankisch ブラウフレンキッシュ


【ワインの法律と品質分類】

●1997年のワイン法改正により原産地が22地域に増える。


【ワインの産地と特徴】  5つの地方

●ノーザン・トランスダニュービア地方

○バラトン湖北部にBadacsony バダチョニ地区、スルケバラート種とケークニェリュ種からフレッシュでフルーティな白ワイン。

○Somlo ショムローでは、辛口のショムロー・ユファルクが有名。


●ノーザン・ハンガリー地方

古都エゲルが中心地。「Egri Bikaver エグリ・ビカヴェール」は“エゲルの牡牛の血”という意味で、16世紀におけるトルコとの戦いの故事による。ケークフランコシュ種を中心に、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロなどを混醸。


●トカイ・ヘジアリャ地方

○土壌は陶土の混じった火山性土壌

○ぶどう品種はフルミント、ハールシェレヴェリュ、シャールガムシュコータイの3種で、フルミントが主要品種 ⇒ 皮が薄く、貴腐菌が効果的にとりつくため、貴腐ワインの生産に向く。

○現在のハンガリー国内のワイン法では、トカイ・アスーエッセンシアの上に最上格の「トカイ・ナトゥールエッセンシア」があり、これが貴腐ぶどう100%で造る極上品。最低残糖分250g/ℓ以上

○トカイワインには、辛口から甘口までさまざまなタイプがある。

(1)Szamorodni サモロドニ ⇒ “自然のままに”という意味のスラブ語。 辛口:Szaraz サーラズ、 甘口:Edes エーデシュ  最低熟成年数:2年

(2)Aszu アスー ⇒ アスーとは、“糖蜜のような”、“シロップのような”の意味。多かれ少なかれ貴腐菌の付着したぶどうの粒を選別し、それで造るワインを指す。選別された果粒は、プットニュと呼ばれる26kg入りの背負い桶で醸造所に運ばれ、ゲンツィと呼ばれる136ℓ入りの樽に加える。3Puttonyos ~6Puttonyos ・・・最低熟成年数:3年 「トカイ・アスーエッセンシア」・・・最低残糖分180g/ℓ以上、最低熟成年数:5年
・「Masolas マシォラーシュ」・・・英語のコピーの意味。ワインの搾り滓にマストないしワインを注ぎ再発酵、熟成させたもので辛口。

・「Forditas フォルディターシュ」・・・アスー用ワインの二番搾りの果汁にマストを加え再発酵、熟成させたもので甘口。


●サザン・トランスダニュービア地方

○バラトン湖の南部、ドナウ河の西一帯の地方で、ヴィラーニがその中心。赤ワインは熟成期間も長く、ヴィラーニ・ブルグンディーと呼ばれ、ブルゴーニュの赤に近い味わい。


●グレート・プレイン地方

○ドナウ河東岸一帯、ハンガリーの栽培面積の約半分を占める。原料用ワインとして輸出、また国内消費のテーブルワインの量産地として有名。


次回はスイスの重要ポイントを予定しています。
スポンサーサイト
別窓 | ワインAD受験 | コメント:0 | トラックバック:0 
<<2014年度一般呼称資格試験「スイス」重要ポイント | ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 | 2014年度一般呼称資格試験「オーストリア」重要ポイント>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 |

アフェリエイト3