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2014年度一般呼称資格試験「ドイツ」重要ポイントその2『産地、その他規格・規則など』
2014-07-02 Wed 08:33
おはようございます

今日は午後から出勤なので、珍しく朝からの更新になります


今回はドイツの重要ポイントの二回目、「産地」やいろいろな「規格・規則」、「ワイン用語」などになります。


<産地別重要ポイント>

13の特定ワイン生産地域については、その名前と地図上の位置関係については完全に覚える必要があります。
41のベライヒ及び村名・畑名は、二大銘醸地であるモーゼル、ラインガウ、生産量の多いラインヘッセン、ファルツ、バーデンを優先的に覚えてください。

【Rheingau ラインガウ】

◎特に銘醸ワインの産地として有名で中心的存在リースリングが約8割赤はシュペートブルグンダーからの高品質ワイン。

●ロルヒハウゼンからアスマンズハウゼンを経てヴィスバーデンまでのライン川北岸と、マイン川河口近くの北岸にあるホッホハイムまでの南向きで陽あたりのよい畑。

●土壌は沖積世の土壌に黄土層、粘板岩の微粒砂土と風化した粘板岩。ワインはエレガントでフルーティ、洗練された芳香と独特な力強い味を備えた気品のある高級ワイン


【Mosel モーゼル】

●ラインガウに次ぐドイツワインの銘醸地。モーゼル川とその2つの支流であるザール川、ルーヴァー川流域にある産地。白が約9割リースリングが半分以上。

ベルンカステル地区粘板岩質の急斜面で、シーファーと呼ばれるスレート状の石が表面を覆う特殊な土壌で、フルーティで豊かな芳香を持ったワインが造られる。

●モーゼル川上流ではドイツ最古のぶどうエルプリングが栽培されており、ゼクトの主原料となる。

●栽培面積の40%30度以上の斜面畑


【Rheinhessen ラインヘッセン】

西はナーエ川北と東はライン川に接している、ドイツ最大の広い栽培地域。白はミューラー・トゥルガウ、リースリング、赤はドルンフェルダーが主体。ソフトでデリケート、柔らかでまろやかなコクの果実の風味豊かなワイン。

シルヴァーナーの栽培面積は世界最大


【Baden バーデン】

ドイツ最南端のワイン生産地で、13あるワイン生産地域の中で唯一、EUが定めたワイン生産地気候区分のBゾーンに属する。 

●栽培面積第3位

シュペートブルグンダーの国際的評価が近年非常に高まる。


【Pfalz ファルツ】

栽培面積第2位の広大な産地。温暖な気候に恵まれている。

●粘土質の微粒砂土と風化された石灰岩の土壌。粘土と泥灰土からは心地よい芳香と風味のあるワインが、石灰岩粘土、黄土の混合土壌からは軽く新鮮な、時として強烈なワイン。

●白は主にリースリング、ミュラー・トゥルガウ、赤はドルンフェルダーやポルトギーザーが近年急速に増加。


【Wurttemberg ヴュルテムベルク】

●ドイツ最大の赤ワイン産地(※生産比率ではありません)。約67%が赤で、トロリンガーを中心にシュヴァルツリースリング(=ピノ・ムニエ=ミュラーレーベ)、レンベルガー、シュペートブルグンダーからの高品質赤ワイン。

ネッカー川とその支流の両岸の斜面にあるぶどう栽培地域。協同組合のワインが全体の約80%を占める。


【Franken フランケン】

●Q.b.A以上のワインは、ボックスボイテルと呼ばれる袋状の丸い扁平瓶に詰められ販売。

●主にミュラー・トゥルガウ、シルヴァーナーからの、すっきりとした辛口で力強い土の味のワイン

マイン川とその支流の両岸の斜面、旧西ドイツでは最も東の産地


【その他の地域重要ポイント】

●アール・・・赤ワインの生産比率(※生産量ではありません!)最大で85%

●ザクセン・・・ドイツ最小生産量。位置は最も東

●ヘシュッシェ・ベルクシュトラーセ・・・最小栽培面積

●ザーレ・ウンストルート・・・ドイツ最北の栽培地北緯52度


【CLASSIC クラシック と SELECTION セレクション】

●2000年ヴィンテージから導入の上級品質辛口ワインの等級。

●原則として単一ぶどう品種ロゼワインに適用(※辛口というと白やロゼと思いがちですが、赤も適用です)。

クラシックはアロマが豊かでバランスのとれた辛口ワイン、セレクション単一畑のぶどうから造られる上級辛口ワインと定義される。


【ズースレゼルヴェ】

●同じ地域で採れたワイン用ぶどうから造った未発酵のぶどう果汁、無菌濾過、無菌貯蔵、炭酸ガスによる高圧貯蔵、瞬間過熱殺菌貯蔵、高濃度亜硫酸貯蔵、0℃貯蔵などにより保存。仕上げの際に25%以内の添加が許される


【リープフラウミルヒ】

◎一般的に販売されているワインとしては「マドンナ」でお馴染みですが、生産地域・ぶどう品種ともに4つの指定があるので、4択の一つ例外で出題されやすい傾向にあり要注意です。

●生産地域は、ラインヘッセン、ファルツ、ラインガウ、ナーエ(※ありそうなモーゼルは無いのでひっかけに注意!)。・品種は、リースリング、ミュラー・トゥルガウ、シルヴァーナ、ケルナー

Q.b.A以上の熟度あり、品種名のラベル表示不可。 

●味わいのタイプは中甘口(トロッケン、ハルプトロッケンは不可)


【カルタヴァイン】

◎1981年ラインガウの生産者がクラシカルなリースリングの個性を引き出すことを目的につくった協会。

●生産地域:ラインガウ  

●ぶどう品種:リースリング100%


【ファウ・デー・ペー(VDP)】

●1910年創立の「ドイツ高級ワイン生産者連盟」で、会員数200(2009年10月現在)。

●最高級クラス: Grosse Lage グローセ・ラーゲ・・・特級区画=グラン・クリュ  

○収穫量は50hl以下  

V.D.P.認定のグローセ・ラーゲ区画からの収穫・・・ドイツワイン法によって統合された畑名区分ではなく、V.D.P.独自の学術的な調査に基づき選定された特級区画。ドイツワイン法上の集合畑を指すグロースラーゲとは全く別の表記。  

シュペートレーゼ以上の完熟度。     ○収穫はすべて手摘み。 

●第2階級:Erste Lage エアステ・ラーゲ  

●第3階級:Ortswein オルツヴァイン     ●第4階級:Gutswein グーツヴァイン


【新酒 Der Neue デァ・ノイエ】

●収穫年内に提供されるラントヴァイン・・・①11月1日販売開始  

ヴィンテージの表示義務  

ぶどう品種表示可


【ロゼワイン】

<ヴァイスヘルプスト Weissherbst>:特定の地域で作られたロゼワインで、単一の品種から造られる。等級はQ.b.A以上。色の指定がないため白もある。5%以上同一品種の赤ワインを混ぜることが出来る

<ロートリング Rotling>:黒、白ぶどう両方を混ぜて醸造したロゼワイン(※赤ワインと白ワインではありません!)。発酵前のぶどう果汁をブレンド(※発酵終了後は不可!)。

<シラーヴァイン Schillerwein>:ヴュルテムベルク産のロートリングヴァイン。等級Q.b.A以上にこの名前を使用できる。

<バーディッシュ・ロートゴールド Badisch-Rotgold>:バーデン産のロートリングヴァイン。等級Q.b.A以上。発酵前のルーレンダー(51%以上)とシュペートブルグンダーを混醸。


【スパークリングワイン】

<シャウムヴァイン Schaumwein>:原酒はEU産。ヴィンテージ、品種の表記不可。ガスは二次発酵により得られたもの、もしくは注入したもので、注入による場合、記載義務。アルコール度数9.5度以上。

<ゼクト Sekt>:ガスは二次発酵によること。20℃で3.5気圧以上、度数10度以上。 

<ドイッチャー・ゼクト Deutscher Sekt>:ドイツ産ぶどう100%でドイツ国内で造られたもの。ガス、気圧、度数の規定はゼクトと同じ。

<ドイッチャー・ゼクトb.A Deutscher Sekt b.A.>:13の限定地域に限られる。ヴィンテージや品種表記85%以上。品種は3種類まで表記可。A.P.Nrがつく。「Rheingau Sekt b.A.」なる表示は、その地域の原料ぶどう100%で造られなければならない。

○味のタイプはやはりBrut(残糖分 12g/ℓ以下)が基準となります。
※ブリュットの基準はこれまでの15g→12gと変わっていますので要注意です!また±3g/ℓの許容範囲あり。


【ワイン用語】

◎ドイツの場合、ワイン製造者に関する用語が多数あり、よく出題されていますので先ずこの区別を覚えましょう。

●「Erzeugerabfullung エアツオイガーアップフュルング」:生産者元詰め  

●「Schlossabfullung シュロスアップフュルング」:シュロス=シャトー元詰め  

●「Gutsabfullung グーツアップフュルング」:醸造所元詰め  

●「Kellerei ケラーライ」:醸造所  

●「Weingut ヴァイングート」:自家ぶどう栽培醸造所・ドメーヌ  

●「Weinkellerei ヴァインケラーライ」:ワイナリー、醸造所


これでドイツの重要ポイントはひとまず終了。


今日は梅雨の谷間となり、朝から強い陽の光が差し込んでおります

今日も蒸し暑くなりそうな予感ですが、一日頑張っていきましょう
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