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2014年度一般呼称資格試験「イタリア」重要ポイントその2『北部イタリア』
2014-06-24 Tue 02:58
本日は(日付はもう昨日ですが)『全日本最優秀ソムリエコンクール』の予選が行われ、日ごろ勉強でお世話になっているソムリエさん何人かがチャレンジされたようです。

参加された皆さま、たいへんお疲れ様でした。
お世話になっている方々皆さまの、予選通過を祈らずにはいられません。

ちょうど一年前にアドバイザーの予選に挑戦し、一日終わってクタクタになったことを思い出すとともに、次回の予選まであと2年となったことに気づかされ身の引き締まる想いであります。


さて、今回は「イタリア」のうち北部の州の重要ポイントをまとめてみました。近年D.O.C.G.の数も飛躍的に増え、覚えるのもたいへんになってきましたが、頑張っていきましょう

【ヴァッレ・ダオスタ州】重要度☆ P218~

■概要:イタリアで一番小さな州。アルプス山脈のすぐ下にあり、ヨーロッパ最高峰のモンテ・ビアンコ(モンブラン)、チェルヴィーノ(マッターホルン)、モンテ・ローザ、グラン・パラディーゾなどに囲まれている。

■地域・気候:ヴァッレ・ダオスタとは「アオスタの渓谷」の意味。典型的なアルプス気候で、冬は寒さが厳しく、夏は涼しく、昼夜の温度差が激しい。

■ワイン生産量・主なワイン:ワイン生産量は全州で最少。D.O.C.ワインはValle d'Aosta のみ。畑は標高900~1300mに位置し、ヨーロッパで最も高い


【ピエモンテ州】重要度☆☆☆ P220~ DOCG16、DOPワイン58と全州中第1位  州都:トリノ 
 
■概要:ピエモンテとは「山の麓」の意味。トスカーナと並ぶ高級ワイン産地。単一畑文化の根付いている土地

■歴史:1861年にイタリア王国成立、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世が国王となり、トリノは1861年~1865年まで首都となる。

初代首相カミッロ・カヴール伯爵がフランスの醸造家ルイ・ウダールを招へいし、それまでは甘口であったバローロを長期熟成辛口赤ワインとして生まれ変わらせる。

■地域・気候:シチリアに次ぐ大きな面積の州。山岳地帯が43%を占める。大陸性気候

■ワイン生産量:生産量の83%をD.O.P.ワインが占める高品質ワイン産地。赤ワインの生産量が63%。

■重要D.O.C.G
Barolo バローロ>:「ワインの王」「王のワイン」と称えられる偉大なワイン。・La Morra ラ・モッラ村、barolo バローロ村、Castiglione Falletto カスティリオーネ・ファレット村、Serralunga d'Alba セッラルンガ・ダルバ村、Monforte d'Alba モンフォルテ・ダルバ村。

●Barbaresco バルバレスコ:バローロと並び称される高貴なワイン。・Barbaresco バルバレスコ村、Neive ネイヴェ村、Treiso トレイーゾ村

●Asti アスティ:スプマンテはよく知られていますが、スティルタイプもあるので要注意。生産量もDOPの生産量ベスト2です(12年)。品種はモスカート・ビアンコで、これも白品種の生産量ベスト3です。

●Gattinara ガッティナーラ、Ghemme ゲンメ:ともに品種が「Spanna スパンナNebbiolo ネッビオーロ」で、シノニムが重要です。ネッビオーロはロンバルディア州では「Chiavennasca キアヴェンナスカ」というシノニムもあり、この2つのシノニムは必須です。
Ghemme ゲンメはチーズの「Gorgonzola ゴルゴンゾーラ」に合う定番。

●イタリアのDOCGはタイプのほとんどが赤と白に分かれますが、例外が3つあり、一つが「Roero ロエロ」で、「」両方のタイプがあります。(赤:ネッビオーロ白:アルネイス

Gavi ガヴィ:「Cortese di Gavi コルテーゼ・ディ・ガヴィ」の方で覚えましょう。品種も一緒に覚えられます。この州には珍しく魚介類との相性のよいワイン。

Brachetto d'Acqui ブラケット・ダックイ微発泡の甘口赤ワイン

◎2010年新DOCG: Erbaluce di Caluso エルバルーチェ・ディ・カルーゾ(白、品種:エルバルーチェ)、

○ Ruche di Castagnole Monferato ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート(、品種:ルケ)、 

Dolcetto di Diano d'Alba ドルチェット・ディ・ディアーノ・ダルバ(、品種:ドルチェット)

◎2011年新DOCG: Alta Langa アルタ・ランガ(ロゼ、品種:ピノ・ネーロシャルドネ)


【リグーリア州】重要度☆ P228~  州都:ジェノバ

■概要:州都ジェノバはイタリア最大の港町。

■歴史:新大陸を発見したクリストフォロ・コロンボ(コロンブス)を輩出。

■ワイン生産量:白ワインが55%  ・全州で2番目に生産量は少ない。

■主要D.O.C.
●Rossese di Dolceacqua ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア:最も重要な赤ワイン(タイプ:赤、ロッセーゼ種)

●Cinque Terre チンクエ・テッレ:チンクエ・テッレは5つの村の総称で、絶壁の段々畑の風景は世界遺産に登録されている(タイプ:白、ボスコ種、アルバローラ種、ヴェルメンティーノ種

【ロンバルディア州】重要度☆☆☆ P230~ 州都:ミラノ

■歴史:古代のランゴバルト族が州の名前の由来。

■重要D.O.C.G.
●瓶内二次発酵で造られるイタリアを代表するスパークリングワインである「Franciacorta フランチャコルタ」が最重要。タイプはロゼ、使用品種はピノ・ビアンコ(=ピノ・ブラン)、シャルドネピノ・ネーロ(=ピノ・ノワール)とシャンパーニュとよく似ています。
白品種だけで造られた「Saten サテン」があります。

●「Sforzato di Valtellina スフォルツァート・ディ・ヴァルテッリーナ」と「Valtellina Superiore ヴァルテッリーナ・スペリオーレ」はともに品種が「Chiavennasca キアヴェンナスカ=ネッビオーロ」で、繰り返しになりますがこのシノニムは必須です。スフォルツァートは陰干しして糖度を高めたぶどうから造られますが、ヴェネト州では同じ製法のアマローネが有名です。

●フランチャコルタと同じ瓶内二次発酵のスパークリングとして「Oltrepo Pavese Metodo Classico オルトレポ・パヴェーゼ・メトド・クラシコ」(ロゼ)があります。

●09年に新しく昇格したDOCGとして、赤甘口タイプの「Moscato di Scanzo モスカート・ディ・スカンツォ」があり、品種がモスカートでありますが赤なので要注意です。


【ヴェネト州】重要度☆☆☆  P237~  州都:ヴェネツィア

■概要:国際ワイン見本市ヴィーニタリーが毎年開かれるヴェローナ「イタリアワインの首都」。・ぶどうの搾りかすから造る蒸留酒グラッパで有名なバッサーノ・デル・グラッパがある。

■歴史:原始時代に居住していたウェネティ族が「ヴェネト」の語源。

■ワイン生産量:全州で1位であることが多い。・白ワインが約67%と多い。

■重要D.O.C.G.  ピエモンテ州に次いで14と多い重要州

Bardolino Superiore バルドリーノ・スペリオーレ:タイプ、主要品種:コルヴィーナ・ヴェロネーゼ主体

Recioto di Soave レチョート・ディ・ソアーヴェぶどうを陰干しして造られる甘口白ワイン(主要品種:ガルガーネガ) ※ソアーヴェ地区は火山性土壌

Amarone della Valpolicella アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ:陰干ししたぶどうで造られる辛口赤ワインワイン名は後味に残る苦味「Amaro」に由来
※アマローネに関しては、数年前に二次口頭試問で説明を求められたことがあり要注意です。

Colli Asolani Prosecco コッリ・アゾラーニ・プロセッコ Conegliano Valdobbiadene-Prosecco コッリ・ヴァルドッビアーデネ・プロッセッコ:タイプは白の発泡性ワイン。主要品種は以前Prosecco と呼ばれたGlera グレーラ

●2010年新D.O.C.G.:Recioto della Valpolicella レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ(赤甘口)

 ・Piave Malanotte ピアーヴェ・マラノッテ(、品種:ラボーゾ・ピアーヴェ、ラボーゾ・ヴェロネーゼ)

 ・Colli Euganei Fior d'Arancio コッリ・エウガネイ・フィオル・ダランチョ(白・白泡、品種:モスカート・ジャッラ) 

●2011年新D.O.C.G.:Lison リソン(、品種:タイ主体) 

Bagnoli Friulano バニョーリ・フリウラーノ・品種:フリウラーノ(ラボーゾ・ピアーヴェ)

 ・Colli di Congegliano コッリ・ディ・コネリアーノ

Montello Rosso モンテロ・ロッソ、品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロなどボルドーブレンド)

■主要D.O.C.
Valpolicella Ripasso ヴァルポリチェッラ・リパッソ・・・D.O.C.ヴァルポリチェッラのワインにレチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ、アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラのヴィナッチャ(ぶどうの搾りかす)を入れて、再発酵させて造られる。


【フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州】重要度☆☆  P242~  州都:トリエステ

■ワイン生産量・主なワイン:白ワインが70%を占める。卓越した白ワインの産地。

●D.O.C.G:Colli Orientali del Friuli Picolit コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリット白甘口、品種:ピコリット主体)

●D.O.C.G.:Ramandoro ラマンドロ白甘口、品種:ヴェルドゥッツオ・フリウラーノ

●2011年新D.O.C.G.:Rosazzo ロサッツオ、品種:フリウラーノ主体)


【エミリア・ロマーニャ州】重要度☆☆  P245~  州都:ボローニャ

■経済:パルマの生ハムパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズバルサミコ酢などの食材で有名な美食の王国。

■ワイン生産量:赤ワイン55%白ワイン45%と約半々の比率。

●生産量は全州第2位(12年)と毎年上位を占めています。

■重要D.O.C.G
Romagna Albana ロマーニャ・アルバーナ白辛口~甘口、品種:アルバーナ

●2010年の新D.O.C.G.:Colli Bolognesi Classico Pinoletto コッリ・ポロニェージ・クラシコ・ピニョレット(、品種:ピニョレット主体)

■重要D.O.C.
ランブルスコ種から造られる「フリザンテ(微発泡)」のD.O.C.:Lambrusco~ ランブルスコ~」3つが有名。(タイプ:ロゼ

○08年の出題で、「エミリア・ロマーニャ州に隣接してない州はどれか?」という地理に関する出題がされました。ちなみにこの州に接しているのは6州ですがすべて言えますか?イタリアの地図はよく復習して、州の位置関係は全て把握しておきましょう。


次回は残りのイタリア中部・南部の重要ポイントを予定しています
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