「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
http://robert10.blog108.fc2.com/
2014年度一般呼称資格試験「イタリア」重要ポイントその1『概略~統計数値』
2014-06-19 Thu 01:05
今回からフランスとならぶワイン大国「イタリア」の重要ポイントになります

◎イタリアは昨年度の出題数がソムリエ・ワインAD7問、エキスパート9問と、国別ではフランスに次ぐ重要生産国となっております。
フランスの場合は十大産地という地方ごとにAOCなどの重要ポイントを押さえていったわけですが、イタリアの場合は20ある州の全てでワインを生産しており、その州ごとに重要なD.O.C.G.やD.O.C.を押さえる必要があります。
今年度の教本の記載から、「歴史」、「文化」、「経済」の項目や地図が追加されている州が増えており、内容的により詳細になっております。記載事項が増えた分、出題数も増えるかもしれませんが、やはり中心は73に及ぶD.O.C.G.や有名D.O.C.になると思われ、時間を掛けてしっかりと押さえる必要があります。
またイタリア以外の主要な国々にも共通することですが、地図上の位置を正確に問う出題がここ数年で増えており要注意です。先ずはイタリア全土の地図(20の州名とその位置)は必ず頭に入れ、どこが何州とすぐ言えるようにしてください。
その上で、各州ごとのDOCG、有名DOCを覚えてください。覚える順序としては北から順に覚えた方がいいと思います。特にDOCGの数はピエモンテとヴェネトの2州だけで30と40%以上を占めます。
また、イタリアワインの用語は、過去出題されたものは必ず覚えましょう。


【概略】 P208
●古代からワイン造りが盛んで、古代ギリシャ人たちはイタリア半島を「エノトリーア・テルス」=(ワインの大地)と讃えた。

●2011年、ワイン用ぶどう栽培面積は世界第3位ワイン生産量は第2位と、フランス、スペインとともに世界の三大生産国の一角を占めている。

●輸出が非常に好調で2011年には総生産量の約半分を輸出している。


【歴史】 P208~
〔古代〕
・原始的なワイン造りは紀元前2000年以上前から行われていたが、本格的なぶどう栽培を伝えたのはギリシャ人とエトルリア人。

・大プリニウスの「博物誌」にもワインについての詳細な記述がある。

〔近世・近代・現代〕
・ローマ教皇パウルス3世のワイン担当者であったサンテ・ランチェリオはソムリエの先駆けのような人であった。

・16世紀末の医者、哲学者で作家であったアンドレア・バッチはワインの薬用を示した著作をしたためている。

・17世紀末に医者、自然学者で詩人でもあったフランチェスコ・レーディの詩集「トスカーナのバッカス」はワインについての言及が多くある。

1716年にトスカーナ大公コジモ3世がキアンティ、ポミーノ、カルミニャーノ、ヴァルダルノ・ディ・ソプラの生産地の線引きを行ったが、これは原産地呼称制度の最初の例である。

・1861年、サヴォイア王家のもと統一国家イタリア王国誕生。


【気候】 P210
北緯35°~47°に位置。 首都ローマが釧路と同じ42°、最南端のランペドゥーサ島が東京都同じ35°

・アルプス気候大陸性気候地中海性気候など多様な気候が存在。半島部は典型的な地中海性気候で、雨は春と秋に集中しているため、ぶどうの生育期は乾燥。


【地形】 P210
・イタリア半島の真ん中をアペニン山脈が貫き、東のアドリア海側と西のティレニア海側の気候が異なる。

・山岳地帯が35%、丘陵地帯が42%、平野部が23%と非常に平野が少ない。

・海岸線は約7500kmと長い。


【土壌】 P210
火山性土壌が多いのがイタリアの特徴・・・ソアーヴェ、 タウラージ、 エトナなど


【ワイン法】 P211
●1963年最初の原産地呼称法を公布。

●EUのワイン法改正に伴い、イタリアでもこれまでのD.O.C.G.&D.O.C.が⇒「保護原産地呼称ワイン D.O.P.」に、I.G.T.が⇒「保護地理表示ワイン I.G.P.」にそれぞれ変更。EUレベルでは、D.O.P.、I.G.P.、Vinoの3カテゴリーになるが、従来の表示も認められている。

●I.G.P.は「ワインの85%以上がそいの土地で造られたものである」と定義されている。

◎Vino Novello ヴィーノ・ノヴェッロ(=フランスのヌーヴォー=新酒)は、
●醸造期間は醸造開始後10日以内
炭酸ガス浸漬法(マセラシオン・カルボニック法)で造られたワインが40%以上
●総体アルコール度数11%以上
●収穫年の12月31日までに瓶詰め
●収穫年の記載義務
解禁日は10月30日零時1分  などの規定があります。


【特殊ワインおよびその他】 P212
●ピエモンテ州のVermut di Torino ヴェルムート・ディ・トリノがベルモットとして有名。

●Limoncello リモンチェッロ・・・レモンの皮で造られるリキュール。カンパーニャ州のソレント半島とその周辺。

●Grappa グラッパ・・・ぶどうの搾り粕を原料とした蒸留酒。


【主要ぶどう品種】 P212~
◎白・黒ぶどうともに生産量ベスト3までは確実に覚えましょう。

≪白≫ 1位:Trebbiano Toscano トレッビアーノ・トスカーノ、 2位:Catarratto Bianco カタラット・ビアンコ、3位:Moscato Bianco モスカート・ビアンコ

Glera グレーラ・・・ヴェネト州のスプマンテ、プロセッコの主要品種  

Vermentino ヴェルメンティーノ・・・スペイン系ぶどう、ピエモンテ州ではFavorita とも言う。

≪黒≫ 1位:Sangiovese サンジョヴェーゼ、 2位:Barbera バルベーラ、 3位:Montepulciano モンテプルチアーノ

●白・黒合わせた第1位はサンジョヴェーゼです。


【醸造に関する用語】 P215
●Annata/Vendemmia アンナータ/ヴェンデンミア・・・収穫年

●Metodo Classico メトド・クラッシコ・・・発泡性ワインを造るさいの瓶内二次発酵(古典的方法) ●Metodo Charmat メトド・シャルマ・・・発泡性ワインを造るさいのタンク内発酵(シャルマ法)

●Fattoria/Cantina ファットリーア/カンティーナ・・・ワイン醸造所

●Casa Vinicola カーサ・ヴィニーコラ・・・ワイン醸造所

●Enologo エノロゴ・・・醸造家

●Consorzio コンソルツィオ・・・原産地呼称ワインの協会

【ワインに関する用語】 P216
●Cerasuolo チェラスオーロ・・・色の濃いロゼから色の濃淡の幅のある赤色までのワイン

●Chiaretto キアレット・・・明るい色調のロゼ色のワイン

●Vino Santo/Vin Santo ヴィーノ・サント/ヴィン・サント・・・陰干しして糖度を高めたぶどうで造る辛口・中甘口・甘口ワイン

●Vino Passito ヴィーノ・パッシート・・・陰干しして糖度を高めたぶどうで造る甘口ワイン = Recioto レチョート・・・Vino Passito のヴェネト州での呼び方

●Sforzato/Sfursat スフォルツァート/スフルサット・・・陰干しして糖度を高めたぶどうで造る辛口ワイン(ロンバルディア州)

●Superiore スペリオーレ・・・生産規定のアルコール度を定めた分上回るもの

●Riserva リゼルヴァ・・・生産規定の法定熟成期間を定めた分上回るもの

●Classico クラシコ・・・特定の古くからある地区のワインに付ける表示


◎教本の「数字で見るイタリアワイン」は重要です。
生産量上位5州、生産量上位5DOCG、DOCのそれぞれベスト5は覚えましょう。

2012年推計では、
●ワイン生産量・・・約3,900万hl  ・ロゼワイン:48.5%  ・白ワイン:51.5%   
※イタリアは赤ワインのイメージが強い国ですが、赤と白の比率は約半々となります。

・D.O.P.(D.O.C.G./D.O.C.):39.8%    ・I.G.P.(I.G.T.):34.4%

●ワイン生産量上位5州・・・1位:ヴェネト州  2位:エミーリア・ロマーニャ州  3位:シチリア州   4位:プーリア州   5位:ピエモンテ州 ・・・前年までは5位はトスカーナでした。
 
●ワイン生産量上位5D.O.C.G.、D.O.C.(2011年)・・・1位:Prosecco   2位:Asti   3位:Montepulciano d'Abruzzo  4位:Chianti   5位:Trentino


次回は北から順に生産地をみていきます。
スポンサーサイト
別窓 | ワインAD受験 | コメント:0 | トラックバック:0 
<<今年も梅酒漬け | ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 | 一般呼称資格試験「フランス」過去問題解答&解説>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 |

アフェリエイト3