「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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「ヒューゲルワインセミナー」参加(6月7日)
2014-06-09 Mon 05:31
このブログを通じて懇意にさせていただいているKさんより、自由が丘ワインスクールで行われる「ヒューゲルワインセミナー」にお誘いをいただいたため、一昨日(6月7日)参加させて頂きました。

講師は来日されている、HUGEL&FILSの12代目当主であるエンティエンヌ・ヒューゲル氏。

ヒューゲルのワインというと、アルザス地方のワインとしては日本でもポピュラーで、割合カジュアルな価格帯のものも多く、これまで何度も試す機会はありましたが、当主のお話を直に伺うのはこれが初めてとなります。
400年近いヒューゲル家の歴史や、ぶどう栽培やワイン造りに対する考え方を直接伺うと、やはり情熱をもった素晴らしい生産者であることが分かります。

奥様は昨年結婚された日本人の方ということで、親日家でもあり、飾らないお人柄で終始和やかな雰囲気の中でお話は進んでいきます。

この日、セミナーで出されたワインは白が5つ。

      リースリング2012&リースリング・ジュビリー2007

左から ① Riesling 2012  ② Riesling Jubilee 2007

①の2012年はボルドーではあまりよくない年でありましたが、アルザスではとても良い年であったそうです。
モーゼルのリースリングのように、とてもシャープで爽やかな酸味が印象的なワイン。しっかりとしたミネラル感は共通するものの、味わいもやさしいモーゼルに比べかなりドライで、キリリと引き締まった印象を受けます。
これからの蒸し暑い季節に食前酒として最適と思われますが、お刺身やお寿司などの和食と是非合わせてみたい白ワインであります。

②は色調の深さからしてただならぬ凝縮感を感じさせるものがありますが、2007年は、アルザスにとって過去25年間でも完璧なヴィンテージであったそうです。それが特級畑のシュナンブールという最高のテロワールから生み出されるわけで、熟した桃や蜂蜜のような甘い香りとやさしい味わいの中にもしっかりとした骨格と複雑性があり、やはりリースリングというブドウは偉大な品種なんだと実感されます。
「これから10年は熟成可能」ということですが、たしかに一口含んだだけでもそのポテンシャルの高さを充分感じ取ることができるワインです。

      ピノ・グリ・ジュビリー2008&ゲヴュルツトラミネール2011

左から ③ Pinot Gris Jubilee 2008  ④ Gewurztraminer 2011

③ヒューゲルの最良区画特級畑スポーレンの粘土質土壌と、フロスティグ畑の石灰質土壌の最良区画より厳選されたピノ・グリから造られるワイン。
ヒューゲルさんが「ブルゴーニュに近い造り方をしている」とおっしゃるように、たしかにブルゴーニュのMLFされたシャルドネのようにふくよかで、「バターのような」フレーヴァーとミルキーなとろみを感じさせるボディのしっかりとした白ワイン。
アルコール度数がなんと14.5度もあるのですが、そのアルコール分の高さを感じさせないバランスの非常に良い白ワイン。
「最近は残糖を多く残すタイプのスタイルが増えているが、食事と合わせることを重視し、ドライに仕上げている」とのこと。

④ゲヴュルツらしく、香りはとてもフローラルで華やかそのもの。ライチやパイナップル、パッションフルーツのようなトロピカルフルーツとバラやユリのようなアロマティックな香りの中に、白胡椒のようなスパイシーなニュアンスも感じられます。
単にフローラルなだけでなく、しっかりとした骨格を感じさせるところがアルザスらしいところ。
食前酒として最適でしょうが、大好きなカレーに合わせて味わってみたい白ワイン。

      リースリング ヴァンダンジュ・タルティヴ2009

⑤ Riesling Vendange Tardive 2009

“遅摘みワインに関する法律を起草したヒューゲル家にとって、何世代にもわたる特別なワインです。特別な機会に大切に飲まれる、偉大な力と寿命をともなったワインです”
というように、特級畑シュナンブールの最も古い区画から、最高の年にしか造られない特別なワイン。
外観はまだグリーンのトーンが残り、香りや味わいもまだフレッシュさが残ります。蜂蜜や黄桃のような凝縮したフルーツの甘い香りと味わいがありますが、エレガントな酸が全体を支え、残糖の高さを感じさせない調和のとれた魅力的なワイン。
「デザートワインの分類ではありますが、このワインは甘いデザートとではなく、是非フォアグラやブルーチーズと合わせてほしい」とヒューゲルさん。
また「このワインは是非“ハニー”(愛する人)と一緒に飲んでいただきたい。」「このワインを買ってくれない彼氏や旦那さんはダメです」と会場の笑いを誘っておりましたo(*^▽^*)o~♪


      エンティエンヌ・ヒューゲルさんと

セミナーのあとにヒューゲルさんとツーショット。

      サイン入りリースリング2012

購入したワインにサインもしていただきました

      ヒューゲルのお箸と箸置き

おまけにいただいた、ヒューゲルの文字が彫ってあるお箸と箸置き。
カバーの「お箸が恋するワイン」というのが、なんとも洒落ています。


普段何気なく飲んだりお店で見かけるワインであっても、実際にその生産者の方にお話を聴き、その造るワインに対する想いと情熱に接すると、またより格別なものに思えてきます。

このような貴重な経験の機会を与えていただきましたKさんに感謝致します('-'*)アリガト♪
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