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2014年度一般呼称資格試験「フランス」重要ポイントその9『ラングドック・ルーション地方』
2014-06-01 Sun 09:55
片瀬 「お前は、なぜワインが好きになった?」

樹 「えっ・・・」「支配人は?」

片瀬 「人だな」「結局」
    「大地からブドウが生まれ、それが発酵し、アルコールとなって育ち、熟成を迎え、やがて水
    に戻る」
    「生まれ、病み、老いて、死んでゆく」「一本のワインには、人の人生と同じ味わいがある」
    「だから100のワインがあれば、100の個性がある」「人の人生と同じだな」
                                      (漫画『ソムリエール』第4巻より)



フランスの重要ポイント、9回目は『ラングドック・ルーション地方』になります。

【概要・歴史・文化・経済・地域気候】 P149
■A.O.C.とI.G.P.、地理的表示なしワインを含めフランス最大のワイン生産地

●地中海独特の灌木林の地帯「ガリッグ」が広がる。 

●ルーション地方は、フランス最大のV.D.N.の産地

■内陸のカルカッソンヌは、かつてはスペインからの交通の要所であり、欧州でも最大規模といわれる堅固な城壁で守られている。

モンペリエ・・・ラングドック・ルーション地域圏の中心都市。

■フランスで最大の輸出産地で、約315万hl、4億2千万本を世界130か国に向けて輸出。  

地中海性気候

【ワイン生産量】 P150
●ワイン生産量:約890万hl   ・・ロゼワイン:81%白ワイン19%
    
●ぶどう栽培面積:約17万ha、(うちA.O.C.ワイン栽培面積:5万5千ha 32%)

【主要AOC】 P152
Languedoc ラングドック:ラングドックとルーションの全域をカバーするレジョナルのA.O.C.で、2007年にCoteaux du Languedoc より名称変更。

Limoux リムー):赤の主要品種はメルロ

○Blanquette de Limoux(白泡):主要品種はモーザック  

○Cremant de Limoux(白泡):主要品種はシャルドネ

◎「次のうちルーション地方のAOCはどれでしょう?」という問題が過去何度も出題されています。

ラングドック=ルーション地方はその名の通り、「ラングドック」と「ルーション」の二つを合わせた地方名ですが、そのAOCがどっちの地域に属するかを見分ける方法は?

これは全部のAOCについて覚える必要はありません。これを見分けるにはたった2つのAOCを覚えるだけでOKです。
「ルーション」には9つのAOCがありますが、そのうち7つは「~Roussillon」とついているので、すぐにルーションだと分かります。したがって、残りの「Collioure コリウール」(ロゼ)と「Maury モーリィ 」だけ「ルーション」だと覚えれば、あとの選択肢のAOCは全て「ラングドック」になります。

一見、沢山のことを覚えないととウンザリしてしまいますが、整理して考えると意外と簡単な好例です。

【VDN(ヴァン・ドゥー・ナチュレル)、VDL(ヴァン・ド・リキュール)、Rancio ランシオ 攻略ポイント】

◎この地方の最重要ポイント、がこのVDNとVDLです。

●VDNとVDLの違い

●どこの地方のVDN(VDL)か?

●ランシオがあるのはどれか?

●VDNとVDLを交互に並べたのはどれか?など様々な出題のバリエーションがあり、正確に覚える必要がありますが、次のポイントを押さえ整理すればOKです。

①それぞれの違い

《VDN》 → 発酵途中にアルコールを添加し、発酵を停止させる = Mutage ミュタージュ (1285年アルノー・ド・ヴァラノーヴァにより発見される)一部の例外を除き、ラングドック・ルーションが主な産地。

●《VDL》 → 未発酵のぶどう果汁にアルコールを添加し発酵を停止した上で、樽にて熟成をはかる。添加するものは地方によって違う。この地方以外の多くの地域で造られています。

●《ランシオ》 → 太陽にさらした樽の中での長期熟成による一種の酸化作用の影響で、特有の色と風味をもつようになったワイン。

②VDNの品種はグルナッシュ(黒・白)とミュスカ主体がほとんどですが、ミュスカの場合、AOC名に「Muscat~」とつくので、それ以外はほぼグルナッシュ主体と考えていいと思います。

○「Muscat~」とつくAOCは、ローヌの「Muscat de Beaumes de Venise ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ」(ロゼ)を唯一の例外として、タイプはになります。

○VDNで唯一タイプが赤のみのAOCが「Banyuls Grand Cru バニュルス・グラン・クリュ」で、木樽で最低30ヶ月の熟成義務があります。

③VDNとVDL両方にあるAOCは「Frontignan フロンティニャン」と名のつくものだけです。
したがって、もし「次のうちVDNとVDL両方あるAOCはどれ?」という問題が出た場合は、迷わず「Frontignan」とつくものを選びます。

④VDLでラングドック・ルーションにあるのは「Frontignan」以外は「Clarette du Languedoc クレレット・デュ・ラングドック」だけです。これはラングドックとついているのですぐ分かります。その他のVDLはAOC名にほとんどその地方の地名(ガスコーニュ、シャラント、ジュラ)がついていますので容易に判別できます。したがって、よく出題される「次のうちVDNはどれ?」とか「VDLはどれ?」もしくは08年のように「VDNとVDLを交互に並べたものを選びなさい」といった一見ややこしい問題も、VDLを基準にすると容易に分かります

⑤ランシオは6つありますが、うち5つはルーション地区にあるVDNのAOC名にそのまま「Rancio」とつきます。1つの例外は、ローヌ地方の「Rasteau Rancio ラストー・ランシオ」だけです。
ルーションのVDN AOCは、・Banyuls バニュルス、 ・Banyuls Grand Cru バニュルス・グラン・クリュ、 ・Grand Roussillon グラン・ルーション、 ・Maury モーリー、 ・Rivesaltes リヴザルト・・・この末尾にそれぞれ「Rancio」が付きます。


次回は『南西地方』へと続きます。
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この記事のコメント
no.283:夏がやって来ました!
クレマンとブランケット
先日、同時に購入しました。
飲み比べてみます!

しかし、結構マニアック(笑)かも?

受験生にとって、一番辛い
季節がやって来ましたが、合格への
水先案内人は常に、一歩先を
走り続けて、頑張って下さい。



2014-06-01 Sun 15:04 | URL | シノンのまま #-[ 内容変更]
no.284:Re: 夏がやって来ました!
シノンまま様

コメントありがとうございます。

スパークリングワインの飲み比べいいですね~^^

今年は暑くなるのが早いようで、受験される方々は
たいへんですが、よき「水先案内人」になれるよう
私も頑張りたいとおもいます^^;
2014-06-02 Mon 07:19 | URL | シャトー・ロベール #-[ 内容変更]
no.285:シニアワインアドバイザー
今日はお疲れさまです。
夕方に帰る電車の途中で発表がありまして、シニアアドバイザー受かってました。
正直、もう一回を覚悟していたので力が抜けちゃいました。
感想としては協会はウルトラC級の知識よりも、基礎をしっかりとしているかを最後まで問うているのかなぁ、ということです。
色々スクールもまわって見ましたが、ロベール様の資料が最高のクオリティでした。
今回も何度も見直しました。きっちりと理解すればシニアの合格点もとれる素晴らしい資料だと思います。
正直、勉強すればするほど「俺、何も知らないな~」と思い知らされますが今後も精進していきます。
2014-06-05 Thu 22:44 | URL | 東雲から村山太郎 #-[ 内容変更]
no.286:Re: シニアワインアドバイザー
東雲から村山太郎様

コメントありがとうございます。

また、このたびはシニアワインアドバイザー資格合格、たいへんおめでとうございます。

心よりお慶び申し上げますとともに、弊ブログが少しでもお役に立てたようで光栄に思います。

「正直、勉強すればするほど『俺、何も知らないな~』と思い知らされますが」
とありますが、それは私も全く同感です。

お互いにこれからも「精進」していきましょう。

2014-06-06 Fri 21:57 | URL | シャトー・ロベール #-[ 内容変更]
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