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2014年度一般呼称資格試験「フランス」重要ポイントその4『シャンパーニュ地方』
2014-05-19 Mon 23:30
「もしグラスの中に人の想いがなければ・・・、ブドウへの、ブドウを支える大地への、大地を育む作り手の汗に対する想像力がなければ、そして時間・・・、時の流れの中で小さく囁き続けるワインの声に耳を傾け、ひっそりと語り合う謙虚さがなければ、ワインなんてただの発酵したブドウジュースにすぎません」 漫画「ソムリエール」第1巻より

珍しく二日続けての更新になります。

もっとも、休みの日に書き溜めしておいた記事を、二日に分けてアップしただけではありますが・・・^^;

ボルドー、ブルゴーニュに続いて、フランス三大銘醸地シャンパーニュになります。
ボルドーやブルゴーニュに比べて、覚えることは格段に少なくなり、出題ポイントもほぼ決まっていますので、確実に得点できる箇所になります。

一次試験までちょうどあと3か月となりましたが、蒸し暑く体力と気力を奪われる梅雨に入る前に、できるだけ前に進み貯金できるようにしましょう。

◎シャンパーニュは『教本』の記述も7ページと少なく、ポイントも絞りやすいので確実に点数をゲットできるところです。

◎シャンパーニュで最初に覚えるべきは、中心である街「Reims ランス」の地図上の位置3つの主要地区名と、それぞれの地区に属する17のグラン・クリュ名です。
シャンパーニュのグラン・クリュは、「畑」ではなく「村」に対する格付であるところが、ブルゴーニュとは違います。シャンパーニュでは約300ある村の全てにパーセントで格付があり、100%に査定されたコミューンの畑から収穫されたぶどうから造られたワインにグラン・クリュの表記がされ、90~99%がプルミエ・クリュの表記となります。

◎次に覚えるのは、醸造工程とそれぞれの工程の用語とその意味です。その中でもよく出題される用語は絞られますので確実に覚えましょう。

◎最後にラベル表示の用語ですが、8つしかないので容易なはずです。

【シャンパーニュの概要・歴史・文化・経済】 P76~77
■中心都市ランス大聖堂では歴代のフランス王の戴冠式が行われ、その祝宴で用意されることとなった。

・17世紀末頃、オーヴィレール村の修道院の修道士ドン・ペリニヨンアサンブラージュを行い、天候にかかわらず品質の高いワインを生み出した。

・1816年には、マダム・クリコが、ピュピトルを利用したルミアージュを考案し、澱を取り除いたクリアなシャンパーニュが楽しまれるようになった。

■2011年の売上金額は44億ユーロ、このうち50%が輸出での売上。数量では44%が輸出であり、日本は数量ベースで第5位の輸出先。

・ぶどうを買い入れて造るシャンパーニュ・メゾンは、輸出量の約90%を占め、4大グループでシャンパーニュ・メゾンの総販売額の三分の二を占めている。

■ランスが北緯49.5度と、ぶどう栽培地としては北限に位置する。・大陸性気候 ・年間平均気温11℃ ・年間平均日照時間1680時間 ・年間平均降雨量約700mm

■栽培面積約33,500ha、生産量約248万hℓ(2010年実績) ・土壌は主に石灰質

・品種は、Pinot Noir(黒ぶどう)、 Meunier(黒ぶどう)、  Chardnnay(白ぶどう)の3つ(ワイン法上は8つの認可品種がありますが、試験に出るのはこの3つです)。

・この地方のシャンパーニュ以外のAOCとして要注意なのが、「Rose des Riceys ロゼ・デ・リセイ」で、タイプはその名のとおりロゼだけですが、使用品種はPinot Noir100%というところがポイントです。

・フランスAOCワインのラベル表示で、シャンパーニュだけが地名前後の「Appellation~Controlee」の表示はいりません。

【3つの主要地区とグラン・クリュ】
・「Montagne de Reims モンターニュ・ド・ランス」、「Vallee de la Marne ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」、「Cote des Blancs コート・デ・ブラン」の3地区が主要産地で、地区名はこの3つを覚えるだけでOKです。コート・デ・ブランは「白い丘」名の通り、使用品種はシャルドネとなりますので要注意です。

・グランクリュの出題は「次のうち~地区に属するグラン・クリュはどれでしょう?」のようなものですが、17全てのグラン・クリュについて覚える必要はありません。

①先ず、「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」は2つしかありませんが、「Tours-sur-Marne」はマルヌであることがすぐ分かり出ることはないので、マルヌ=「Ay アイ」と覚えればOKです。

②次に、「コート・デ・ブラン」は、「Avize アヴィズ」と「C」と「O」とだけ覚えます。Avize 以外は全て大文字の「C」と「O」があり、他の地区には大文字ではありません。

③そして「モンターニュ・ド・ランス」は①、②以外なので覚える必要は無いことになります。
※これは合格するための受験テクニックなので、ワインアドバイザーの常識として合格後覚えるべきなのは言うまでもありません。

【醸造方法・規定】
・出題頻度の高い重要な醸造工程の用語は、「Assemblage アッサンブラージュ=調合」、「Tirage ティラージュ=瓶詰」、「Remuage ルミアージュ=動瓶」、
「Degorgement デゴルジュマン=滓抜き」、「Liqueur d'Expedition リキュール・デクスペディシオン=Dosage ドサージュ=門出のリキュール添加」です。これは意味と工程の順番まで確実に覚えてください。

・シャンパーニュの原料ぶどう圧搾は2回行われ、それぞれの呼び名と搾汁量がよく出題されています。重要なポイントは、
①一回目「Tete de Cuvee テート・ド・キュヴェ」=4000kgのぶどうから2050ℓの搾汁、②二回目「Premiere Taille プルミエール・タイユ」=500ℓの搾汁、・・・したがって、4000kgのぶどうから合計2550ℓ得ることになります。ちなみにテート・ド・キュヴェの2050ℓは、シャンパーニュの樽(ピエス)205ℓの10樽分になります。

・アルコール度数・・・11度以上

「Millesime ミレジメ=ヴィンテージ・シャンパーニュ」=最低3年間、「Non Millesime ノン・ミレジメ」=最低15ヶ月間、の法定熟成期間は必須。

・甘辛度の表示は 「Brut ブリュット」 12g/ℓ未満(+3gの許容範囲) を確実に覚えてください。過去問題では頻出していますが、Brutがほとんどを占めます。

【ラベル表示の用語】
・出題頻度の高い重要なラベル表示用語は、「Blanc de Blancs ブラン・ド・ブラン」、「Blanc de Noir ブラン・ド・ノワール」、「N.M. ネゴシアン・マニピュラン」、「R.M. レコルタン・マニピュラン」、「M.A. マルク・ダシュトゥール」です。「M.A.」はPB=プライベート・ブランドで「買い手の所有する銘柄」のことですが、正誤問題の引っ掛けとして「売り手の所有する」というように出題されるので要注意です。
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