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2014年度一般呼称資格試験「フランス」重要ポイントその3『ブルゴーニュ地方』
2014-05-18 Sun 21:35
昨日仕事で山梨県の甲府に行ってきました。

担当店舗の巡回で、半日ほどの滞在であったため、ワイナリー巡りとかはできなくて残念だったのですが、それでも間近でみる富士山や南アルプスの山々を眺めていると、心が洗われる思いでありました。

      富士山

      南アルプス

さて、相変わらず更新頻度が遅くて申し訳ありませんが、今回はやっとこさ「ブルゴーニュ地方」であります。
受験者の方々は、もうとっくに先に進んでいることとは思いますが、復習を兼ねてご覧ください。


【ブルゴーニュ概要・歴史・文化・経済】 P90~91
◎フランスワインのAOCの数の約四分の一にあたる100のA.O.C.をもつ。
◎909年設立のベネディクト派クリュニィ会と1098年設立のシトー会両修道院により大きく発展。
●「クリマ」…明確に規定された区画で、自然条件により、そこで生まれたワインに特別な個性が与えられる場所。
●「クロ」…壁(石垣)で囲まれた畑。
◎1363年:ヴァロワ王家のフィリップ豪胆公がブルゴーニュ公爵となり、以降4代にわたりブルゴーニュ公国の最盛期。
・1395年:フィリップ豪胆公がガメイ種を植えることを禁止。
・1477年:ブルゴーニュ公国がフランス王国に併合される。
・1760年:コンティ公ルイ・フランソワ・ド・ブルボンによる、後にロマネ・コンティと呼ばれる畑の取得…修道院の力の衰退と有力な貴族の畑の取得。
◎ディジョン市…ブルゴーニュ公国の首都として栄える。
◎ワイン販売量:約2億本  輸出比率:48%とフランスワイン産地の中で最も輸出比率が高い。日本は、数量・金額ともに第3位の市場。
●ドメーヌ:3800軒、 ネゴシアン:250軒、  協同組合:23軒

【地域・気候・ワイン生産量】 P92~
◎ディジョンから南、約50kmにわたり細長く続く丘陵の斜面に「コート・ド・ニュイ」と「コート・ド・ボーヌ」の地区が広がる。両地区を合わせてコート・ドール『黄金の丘』と呼ぶ。
◎北緯46度~48度と北に位置し、大陸性気候
◎・レジョナルAOC:23、全体生産量の51%  ・コミュナル&プルミエ・クリュAOC:44、 47.5%   ・グラン・クリュAOC:33、 1.5% 
◎ワイン生産量〔ボージョレを除く5地区計〕:約150万hl  ●赤ロゼ:33%  白:67%  ●栽培面積:29,300ha
          〔ボージョレ地区〕:85万hl   ●赤ロゼ:95%  白:5%  ●栽培面積:18,100ha

■シャブリからボージョレまでの6つの地区名は北から順に確実に覚えます。ブルゴーニュは特に北から南への位置関係が非常に重要で、地区やAOCの南北順などが度々出題されています。『ワインブック』は地区もAOCも北から南の順に並んでいるので、その順序どおりに覚えてください。
■主要生産地域の栽培面積や生産量は、トップのボルドーを基準に考えましょう。ボルドーが面積約12万ha、生産量約540万hlになりますが、ブルゴーニュはいずれもその約4割の数字になります。さらにそのうち半分近くがボージョレと覚えれば、容易に覚えられます。ちなみに2位のローヌは、ボルドーとブルゴーニュの中間位の数字、ボルドーの約6割強と考えれば近い数字が出てきます。「ワインブック」のAOC別生産量の一覧表は覚えるようにしてください。
・ブルゴーニュのAOCは、地方名→地区名→村名→畑名まで細分化されており、畑は特級畑(Grand Cru)と第1級畑(Premier Cru)に格付けされています。ブルゴーニュのAOCに関する出題は、大半が村名・特級畑であり、レジョナル(地区名)以下のAOCの問題は明確にその他と違う箇所が出題されています。そのAOCに関する問題も赤・白のタイプを問うものが多く、ここでも仲間はずれのタイプを問う問題が多くなっています。

【レジョナルAOC】 P93
●2011年に認められた新AOC:Bourgogne Gamay ブルゴーニュ・ガメイ  Coteaux Bourguignons コトー・ブルギニヨン ⇒ Bourgogne Grand Oridinaire から変更。
●Bourgogne Passe-Tout-Grains ブルゴーニュ・パス・トゥー・グレン・・・Pinot Noir 30%以上、 Gamay 15%以上

【シャブリ地区】 P95~
①土壌「キンメリジャン」(石灰質)は必須。※スペイン・シェリーの「アルバリサ」(石灰質)や、サウスオーストラリア・クナワラの「テラロッサ」(赤土)などは土壌の定番問題です。

②シャブリ地区で、よく出題されているのが、Grand Cru か Premier Cru かを問う問題です。選択問題で「次のうちグラン・クリュはどれか?」あるいは「プルミエ・クリュはどれか?」といった形式です。ここはグラン・クリュの7つだけ覚えましょう!7つ覚えてしまえば、それ以外分からないのがプルミエ・クリュになります。
※でもワインアドバイザーのバッチを付けるものとしてプルミエ・クリュも知らないと恥ずかしいので、合格後覚えましょう。
・Bougros ブーグロ  ・Les Preuses プリューズ  ・Vaudesir ヴォーデジール  ・Grenouilles グルヌイユ  ・Valmur ヴァルミュール  ・Les Clos レ・クロ  ・Blanchots ブランショ

●またクリマの栽培面積の大小を問う出題がされています。最大・・・「Les Clos  レ・クロ」 26ha  最小・・・「Grenouilles グルヌイユ」 9ha の二つは確実に覚えましょう。

③シャブリ地区の属するYonne ヨンヌ県のAOCとして、唯一タイプが赤のみAOCとして「Irancy イランシー」・・・ピノ・ノワール主体があります。
また、シャブリ地区といえば品種はシャルドネですが、唯一「ソーヴィニヨン・ブラン」が使用されるAOCとして「Saint-Bris サン・ブリ」があります。

④08年の試験で、シャブリのMonopole モノポール(単独畑)について問われました。過去出題されたのは1回のみで、100点満点を目指すのでなければ、そこまで覚える必要はないと思います。念のために正解は「Clos des Hospices クロ・デ・ゾスピス」です。

【コート・ド・ニュイ地区】 P97~
■Cote d'Or コート・ドール県は「黄金の丘」という名の通り、赤の銘醸地「Cote de Nuits コート・ド・ニュイ」地区と白の銘醸地「Cote de Beaune コート・ド・ボーヌ」地区に分かれます。ここはブルゴーニュでも最も重要な地区ですが、出題のポイントも非常にはっきりしていますので、しっかり覚えましょう。
まずは、ニュイとボーヌそれぞれに分けて覚えます。最初は、ニュイの8つの村名AOCを北から順に覚えます!村名AOCの南北順を問う問題が過去何度も出題されています。
そして、各村のグラン・クリュ名とタイプも必須になります。
赤ワインが約90%を占める。

①Marsannay マルサネ:ブルゴーニュで唯一、ロゼの3種類のワインを生み出す村名AOC。

②ニュイ地区もボーヌ地区も、コミュナルAOCのタイプは「赤・白」が多数派ですが、それぞれの地区とも3・4つだけ「赤のみ」コミュナルAOCがあります。

Nuitsの赤のみコミュナルAOCGevrey-Chambertin、Chambolle-Musigny、Vosne-Romanee

Beauneの赤のみコミュナルAOCPommard、Volnay、Blagny、Cote de Beaune-Villages

問題のパターンとしては、3つの中に違うものを入れて「赤だけでないのはどれか?」あるいはひとつだけ正解を入れて「赤のみのAOCを選べ」という逆の形の選択問題があります。

③グラン・クリュにおいては、ニュイ地区ではグラン・クリュのほとんどが「赤のみ」なのに、唯一例外で「Musigny ミュジニー」だけが「」と白も認められています
コミュナルAOCの「Chambolle-Musigny」は「赤のみ」なので、これを混同しないよう確実に覚えてください。うろ覚えだと村名とグラン・クリュがごっちゃになって、赤白のタイプを問う引っ掛け問題に迷ってしまいます。

④逆にボーヌ地区ではグラン・クリュのほとんどが「白のみ」なのに、唯一例外として「Corton コルトン」には赤も認められています。これもMusigny同様、定番問題となっています。

⑤グラン・クリュにはいくつかの村にまたがって畑があるため、いくつかの村に同名のグラン・クリュがあり、これがよく出題されています。
Bonnes Mares ボンヌ・マール」(Morey-Saint-Denis と Chambolle-Musigny)、「Corton コルトン、Corton-Charlemagne コルトン・シャルルマーニュ、Charlemagne シャルルマーニュ」(Ladoix-SerrignyとAloxe-CortonとPernand-Vergelesses)、「Montrachet モンラッシェ、Batard-Montrachet バタール・モンラッシェ 」(Puligny-MontrachetとChassagne-Montrachet)がそれぞれどこの村に共通か、確実に覚えましょう。
特にモンラッシェは、ピュリニーとシャサーニュそれぞれ独自に「~モンラッシェ」とつくグラン・クリュがあり、同じ名前を問う問題と、独自の名前を問う問題などいろんなパターンで出題されますので問答無用で暗記してください。

●Puligny-Montrachet ピュリニー・モンラッシェ だけのGrand Cru ・・・「Chevalier-Montrachet シュヴァリエ・モンラッシェ」、「Bienvenues-Batard-Montrachet ヴィアンヴニュ・バタール・モンラッシェ」 グラン・クリュ数、計4つ

●Chassagne-Montrachet シャサーニュ・モンラッシェ だけのGrand Cru・・・「Crios-Batard-Montrachet クリオ・バタール・モンラッシェ」グラン・クリュ数、計3つ

⑦ニュイ地区で一番グラン・クリュの数が多いのは、Gevrey-Chambertin ジュヴレ・シャンベルタン村のになります。Chambertin Clos de Beze シャンベルタン・クロ・ド・ベーズは「シャンベルタン」を名乗ることが出来ます。またマゾワイエール・シャンベルタンはシャルム・シャンベルタンを名乗ることができます

●ニュイとボーヌ地区合わせて最大面積の村は「Beaune ボーヌ」(416.2ha)、さらにニュイ地区で最大面積の村は「Gevrey-Chambertin ジュヴレ・シャンベルタン」(411.8ha)。

●ニュイ地区のグラン・クリュで最大面積なのは「Clos de Vougeot クロ・ド・ヴージョ」(49.4ha)、全グラン・クリュ最小面積なのは「La Romanee ラ・ロマネ」(0.85ha)になります。

⑧ニュイのコミュナル、「Cote de Nuits-Villages コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」は、フィサン、ブロション、プレモー・プリッセイ、コンブランシアン、コルゴロワンの5つのコミューンで造ることができる。

●そのうちFixin フィサンだけは自分の村の名前を付けたAOCフィサンも選べるが、他の4つのコミューンは自分の村名を名乗ることができません。

⑨各コミュナルのプルミエ・クリュは有名コミュナルの代表的なものを覚えましょう。
とりあえず、ムルソー、ジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニー、ポマールあたりは過去に出題されていますので、確実に押さえていきましょう。

●ジュヴレ・シャンベルタン…Clos Saint-Jacques クロ・サン・ジャック  
●シャンボール・ミュズニィ…Les Amoureuses レ・ザムルーズ  
●ヴォーヌ・ロマネ…Aux Malconsorts オー・マルコンソール
●ニュイ・サン・ジョルジュ…Les Saint-Georges レ・サン・ジョルジュ、 Les Vaucrains レ・ヴォークラン  
●ボーヌ…Clos des Mouches クロ・デ・ムーシュ 
●ポマール…Les Grands Epenots レ・グラン・ゼプノ、Les Rugiens-Bas レ・リュジアン・バ  
●ムルソー…Perrieres ペリエール、Charmes シャルム、Genevrieres ジュヌヴリエール、Porusot ポリュゾ 
●ピュリニ・モンラッシェ…Les Folatieres レ・フォラティエール

【コート・シャロネーズ地区】 P114
◎Cote Chalonnaise コート・シャロネーズ地区は5つの村名AOCがありますが、最も重要なのは、「Bouzeron ブーズロン」です。このAOCは、元々AOC「Bourgogne Aligote ブルゴーニュ・アリゴテ」から独立したAOCですので、当然品種はアリゴテ、タイプは白のみになります。アリゴテが指定品種になっているAOCはこの2つしかなく、試験には当然ブーズロンしか出ません。

◎この5つのAOCも北から順にその名とタイプを覚えてください。Bouzeron(白のみ) ⇒ Rully(赤・白)  ⇒ Mercurey(赤・白) ⇒ Givry(赤・白) ⇒ Montagny(白のみ)

◎この地区最大の栽培面積のAOC・・・Mercurey メルキュレ

【マコネ地区】 P115
◎生産量の約85%がシャルドネからの白ワイン。赤はガメイ種。

◎AOCマコンのタイプはロゼになりますが、「Macon-Villages マコン・ヴィラージュ」はタイプが「白のみ」になり注意が必要です。

◎村名に「Pouilly-~ プイィ~」とつくAOCが3つあり、なんといっても有名なのは「Pouilly-Fuisse プイィ・フュイッセ」ですが、この後学習するロワール地方にも「Pouilly~」と名の付くAOCが2つあります。ロワールの2つは品種がソーヴィニヨン・ブランとシャスラですが、マコネー地区の3つはブルゴーニュなので、当然品種はシャルドネとなります。

Pouilly-Fuisse プイィ・フュイッセは、ブルゴーニュのコミュナルAOCとしては最大

【ボージョレ地区】 P117
◎ボージョレ地区は、10あるクリュ・デュ・ボージョレを北から順に全部覚えてください。ここもよく北から南への順序が問われています。ちなみにその中で栽培面積・生産量ともに最大は「Brouilly ブルイイ」でこれもよく出題されてます。

●クリュ・デュ・ボージョレのガメイ種に適した土壌・・・花崗岩土壌

◎「ボージョレ・ヌーヴォー」・・・ボージョレの生産量の約1/3にあたる。解禁日は11月の第3木曜日日本はボージョレ・ヌーヴォーの最大の輸出先

◎クリュ・デュ・ボージョレの中で最も新しいA.O.C.・・・Regnie レニエ

・クリュ・デュ・ボージョレのタイプは全て赤のみになります。
・また「Beaujolais、Beaujolais~」と名の付くAOCが4つありますが、「Beaujolais-Superieur ボージョレ・シュペリュール」のみが「赤のみ」で、ほかの3つは「ロゼ」となります。

【Vin Nouveau ヴァン・ヌーヴォの規定について】 P205
◎新酒 Vin de Primeur =Vin Nouveau ヴァン・ヌーヴォの規定が確立されたのは1967年になります。

◎ボージョレ・ヌーヴォーに限らず、新酒の解禁日は、11月第3木曜日になります。

●ボルドーに新酒はありません。

◎「Bourgogne~ ブルゴーニュ」とつく新酒AOCはすべて「白のみ」になります。

◎ボージョレ・ヌーヴォはタイプがロゼで、白はないので要注意です。毎年解禁日に売られている白は「Macon Villages Nouveau マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー」なのはそのためです。

◎赤・白・ロゼ全てのタイプが認められている新酒 Vin de Primeuは、「Coteaux du Tricastin コトー・デュ・トリカスタン」、「Ventoux ヴァントゥー」、「Coteaux du Lyonnais コトー・デュ・リヨネ」、「Cotes du Roussillon コート・デュ・ルーション」の4つで、「Cotes du Roussillon コート・デュ・ルーション」は一昨年出題されています。

◎赤のヌーヴォーで、ガメイのみで造られるAOCが三つありますが、ロワールのToureine トゥーレーヌの赤ガメイのみということはおさえておきましょう。

次回はシャンパーニュ地方を予定しています。
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