「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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オペレーションサジタリウス「第7回!発起人の 椨さんと挑む!ダブル・ブラインド・がチンコ大会~!」テイスティング勉強会参加 PART2
2014-02-08 Sat 13:47
前回に続き、「第7回!発起人の 椨さんと挑む!ダブル・ブラインド・がチンコ大会~!」の後半戦であります。

勉強会の日から、時間の経過とともにそのときの印象もどんどん薄れていくのですが、テイスティングノートを見返して、記憶を振り絞りながら書くことにします

前半戦では延命店長の七色の変化球を、品種で4打数2安打と、久しぶりの参戦にしてはマズマズの戦績となりましたが、後半戦やいかに…

5番目の赤ワイン…

      赤ワイン5

【外観】
澄んで輝きのある、紫がかった濃いルビー。非常に濃い色調で、見た目の印象はバロッサのシラーズか、メンドーサのマルベック。粘性はやや強め。外観の印象はよく熟したぶどうで造られ、成熟度が高く、濃縮感のある外観。
【香り】
香りはしっかりと感じられ、第一アロマとしてはブルーベリー、カシス、ブラックベリー、ブラックチェリーなどの黒い果実シリーズの果実香。牡丹やゼラニュウムのような大ぶりの花の印象。血液や赤身肉、コーヒー、丁子、ナツメグ、甘草といったオリエンタルスパイスのニュアンス。香りの印象は開いており、アメリカンオークを使った木樽のニュアンスを感じます。
【味わい】
アタックはやや強め。甘みはまろやかでアルコールのヴォリューム感も感じます。酸味は滑らかで、タンニンは色合いほどに強くはなく緻密でキメ細か。肉付きよく、まろやかでふくよかさを感じるバランス。アルコールは強めで14度。余韻はやや長め。
【総合評価】
フルーティで濃縮したフレーヴァー。成熟度が高く豊かなワインの印象。
供出温度は15~18℃。グラスは中庸。デカンタージュの必要はなし。

これは外観の黒に近い紫の色調と色素量の多さ、アメリカンオークと思われるヴァニラのような甘い香りから、バロッサのシラーズかメンドーサのマルベックに的を絞って進めていき、色素量の多さほどタンニンの強さや黒胡椒のようなスパイシーさは感じなかったため、最終的に
【産地】:アルゼンチン、メンドーサ州  【品種】:マルベック  【収穫年】:2012年 と回答。

正解は…、

      デュルクハイマー・フォイヤーベルク・ドルンフェルダー

⑤【産地】ドイツ× ファルツ地方×  【品種】:ドルンフェルダー×  【収穫年】:2011年×
〔『デュルクハイマー フォイヤーベルク ドルンフェルダー QbA トロッケン ロートヴァイン』ドイツ、ファルツ地方 フィア・ヤーレスツァイテンぶどう農協 Alc.13% 品種:ドルンフェルダー 希望小売価格:¥1,800〕

な、なんと、選択肢の中には全く思い浮かびもしなかったドイツのドルンフェルダーでありました((o(;△;)o))
ドイツの黒交配品種はほとんど未知の領域ではありますが、その色の濃さと果実味の豊かさからてっきりニューワールドの日照量の多い産地とばかり考えていました。それがよりによって最も日照量の少ない生産国といえるドイツとは…。
これがやはりワインの“怖さ”なのでしょう。数分という時間の制約のある、コンクールのブラインドではある程度外観からの絞込みは不可欠だと思うのですが、決めてかかると思わぬ“しっぺ返し”を食らう好例であります。
やはりワインの世界はとてつもなく広く、かつ奥が深いと思い知らされます。

6番目の赤ワイン…

      赤ワイン6

【外観】
澄んでややモヤがかった、オレンジ色がかったやや濃いガーネット。粘性は豊かで、脚がゆっくりとグラスを伝わる。概観の印象は、よく熟したぶどうで造られ、成熟度が高く、熟成感を感じる外観。
【香り】
香りはしっかりと感じられ、フレッシュというよりはリキュールのような熟成感のあるカシスやブラックベリーのような黒い果実香に、干しプラムや乾燥イチジクのようなドライフルーツのニュアンス。紅茶や腐葉土のような枯れたニュアンスに、コーヒーや丁子、シナモン、甘草のようなスパイシーなニュアンスも感じます。香りの印象としては、熟成感が現れており、木樽からのニュアンスをはっきりと感じます。
【味わい】
アタックはやや強め。甘みはまろやかで、アルコールのヴォリューム感も感じます。酸味は滑らかで円みがあり、タンニンは力強いながらも細かく溶け込んでおります。バランスは厚みがあり、力強く、がっしりとした印象。アルコールはやや強く13.5度程度。余韻は複雑性のある熟成感が比較的長く続きます。
【総合評価】
濃縮感のあるスパイシーなフレーヴァー。エレガントで、余韻の長い、ポテンシャルの高いワイン。
供出温度は15~18℃。グラスは大ぶり。デカンタージュの必要はなし。

熟成させたワインといえばほぼ欧州伝統国、フランス、イタリア、スペインに絞られます。アメリカンオークのニュアンスは感じられなかったため、リオハ(スペイン)は先ず除外。全体的な印象はボルドーワインのように、力強さを感じさせながらも貴族的な上品さも感じたため、オー・メドックかサンテミリオンの熟成タイプと判断。それでもカベルネ・ソーヴィニヨンまでのタンニンの強さは感じられず、どちらかといえば全体に円みを感じたため、
【産地】:フランス、ボルドー地方、サンテミリオン地区  【品種】メルロ主体  【収穫年】:2007年 と回答。

正解は…、

      トーレス マス・ボラス ピノ・ノワール

⑥【産地】:スペイン× カタルーニャ州 DO:ペネデス×  【品種】:ピノ・ノワール×  【収穫年】:2008年×
〔『トーレス マス・ボラス ピノ・ノワール2008』スペイン、カタルーニャ州ペネデス 生産者:ミゲルA.トーレス Alc14度 品種:ピノ・ノワール 希望小売価格:¥5,775〕

うは~、これもまた脳内の選択肢にはなかったスペインのピノ・ノワールでありました。2つ前に冷涼産地タスマニアのピノを試しただけに、なおさらピノという選択肢は思い浮かびませんでした。
ブルゴーニュ原理主義者の方々からは「こんなものは断じてピノ・ノワールではないいい!!」という叫び声が聞こえてきそうですが、生産者はごく真っ当なワインメーカーであるミゲル・トーレスであり、これも「ペネデス」というテロワールの一つの表現なのでしょう。
う~む、後半戦に入ってますます延命店長の配球が冴えて(?)きました

7番目の白ワイン…

      白ワイン7

今日は白が少ないな~と思っていたら、ワインの最後に本日の真打白が登場となりました。しかも大ぶりのブルゴーニュグラスで
毎回このグラス形状に騙されて(?)参加者の多くが名のあるブルゴーニュのシャルドネと間違えているので、「ソノ手にはのりまへんで~」と用心してかかります。
【外観】
澄んで輝きのある、グリーンがかったやや濃いイエロー。粘性は豊かでねっとりとした脚がグラスに伝わります。外観はよく熟したぶどうで造られた、成熟度が高く濃縮感のあるワインという印象で、「あれ、これって2番目と外観ほとんど一緒ではあるまいか?」とちょっとした疑念が浮かびます。
【香り】
グラスを鼻に近づけると「あれれ、香りもなんだか2番と一緒の感じなんだが…もしかして同じヴィオニエ?」
香りはしっかりと感じられ、第一アロマは熟れた洋梨や花梨、黄桃、アプリコットといった黄色い柔らかな果肉の果実香がプンプン。キンモクセイのようなやはり黄色い花や、白胡椒のようなスパイシーなニュアンスも2番と一緒。
香りの印象は開いており、第一アロマが強いアロマティックな白ワイン。
【味わい】
アタックはやや強め。甘みは弱くドライであるが、アルコールのヴォリューム感を感じる。酸味はしなやかで円みを感じ、どちらかというと控えめな印象。後味に穏やかで心地よい苦味。バランスはドライだがふくよかで厚みを感じる。アルコールはやや強く13.5度程度。余韻はフローラルなフレーヴァーがやや長く続く。
【総合評価】
フローラルで濃縮したフレーヴァー。成熟度が高く、豊かなワイン。
供出温度は8~10℃。グラスは中庸~大ぶり。

第一印象のとおり素直に答えれば、まさしく「ヴィオニエ」だと思えるのですが、ここで要らぬ“邪念”が頭をもたげます…。
「ピノ・ノワールはたしかに今日2回出たけれど、全くタイプの違うものだし…、これまで出たことのないヴィオニエの似たタイプをまた出すはずがないんじゃあるまいか?…」
「だとすると同じアロマティック品種で似たタイプというとゲヴュルツ?それともマスカット系品種?」
「マスカット系として、これだけドライな印象の高品質ワインとなると…」と散々迷った挙句、ファイナルアンサーで、
【産地】:フランス アルザス  【品種】:ミュスカ  【収穫年】:2011年 と回答。

さて正解は…、

      コンドリュー コトー・ヴェルノン 2011

⑦【産地】:フランス○ ローヌ地方、AOC:コンドリュー×  【品種】:ヴィオニエ×  【収穫年】2011年○
〔『コンドリュー コトー・ヴェルノン2011』フランス、ローヌ地方AOC:コンドリュー 生産者:ジョルジュ・ヴェルネイ Alc.14度 品種:ヴィオニエ 希望小売価格:¥16,000〕

今日こそは「出題者の意図を探る」というような邪念を振り払い、「ワインそのものに素直に立ち向かおう」と誓って参戦したのですが、最後の最後にしてテイスティングそのものの“分析”とは全く関係のない要素を計算に入れ、外してしまうという重大ミスを犯してしまいました。素直に考えれば少なくとも品種は当たっていたのに…Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

延命師匠ごめんなさい…(_ _(--;(_ _(--;

8番目の正体不明のお酒…

      その他8

外観は褐色系のリキュールと無色透明系のほぼ中間的色合い。樽を使っていることはほぼ間違いないと思われますが、はたして何者なのか?
香りは華やかで、穀物原料ではなく果実系原料由来と判断。口に含むと甘くはなく、度数も40度くらいの強さを感じます。ぶどう原料ならコニャック、アルマニャック、マール、グラッパなどが思い浮かびますが、コニャックやアルマニャックはもっと濃い色調だし、グラッパなら一般的に透明なものが多いはず…と迷った挙句、
「マール」 と回答。

これは参加者全員が順番にズバリその名称を答えていきますが、大多数の方がぶどうをはじめとづる果実原料のリキュールと回答されており、穀物原料の「バーボン」と回答された方が2名いらっしゃいました。

正解は…、

      コーン・ウイスキー プラットヴァレーストーンジャグ

⑧〔コーンウイスキー:プラットヴァレー ストーンジャグ Alc.40度 価格:¥1,980〕
HPより「アメリカ中西部に位置するミズーリ州カンザスシティの北、ウエストンにあるマコーミック蒸留所製造のコーン・ウイスキーです。同社は1856年にB・J・ホラディが創立したもので、社名や創業者の名を冠したバーボンも製造しています。ですが、有名なのはやはりこのブランドで、ネーミングはウエンストンにあるプラット渓谷にちなんでいます。
連邦アルコール法では、コーンを80%以上含み、樽熟成させないか、熟成させるにしても、内側を焦がしていないオークの新樽か、内側を焦がしたオークのの古樽を使ったものをストレート・コーン・ウイスキーとしています。そして、プラット・ヴァレーはストレート・コーン・ウイスキーで糖化のための12%の大麦麦芽以外は、すべて厳選されたコーンを使用しています。
また、規制はないのに、オーク樽で3年熟成させ、まろやかなコクのある味わいに仕上げています。アメリカ、ミズーリ州産のストレートコーンウイスキーです。88%のコーンを使い、オーク樽でじっくり熟成されています。」

「バーボン」は大手有名銘柄を幾つも試した(というか日常で飲んだ)ことはあるのですが、「コーンウイスキー」はほとんど意識したことがなく、したがって試した経験もありませんでした。色が割りと淡いのは「内側を焦がしていないオークの新樽か、内側を焦がしたオークの古樽を使った」からなんですね。なるほど、また一つ勉強になりました。


この日は結局後半戦がグダグダで、ワインは7打数2安打の打率:2割8分6厘で終了。

気が付けばもう昨年のアドバイザー予選から一年近くが経ち、そろそろ次に向けて本気で取り組まないといけません。

この日出題された試飲アイテムたち

      この日の試飲アイテム

その後だされたお料理でしばし歓談…

      お料理1お料理2

テイスティングとは何の関係もないですが、壁に貼られたレトロなポスターたち…

      ポスター1ポスター2

次回、また2ヶ月後にチャレンジしたいと思います。
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