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今年度呼称資格試験解答《酒類飲料概論》編
2013-09-11 Wed 10:20
前回に続き、今回は《酒類飲料概論》になります。

《酒類飲料概論》はS:18問、WA:14、WE:15問と各呼称間で出題数に多少のバラつきはありますが、ほぼこれまでの出題割合に沿った問題数となっております。


【Q7:S Q7:WA Q7:WE】
ワインはぶどう果汁の糖分を、酵母のアルコール発酵によってエチルアルコールと何に変えられた飲料か1つ選んでください。…難易度:☆

1. 二酸化炭素
2. 二酸化硫黄
3. 二酸化窒素

A:1  教本P58参照。教本を開くまでもない常識問題。


【Q8:S Q8:WA Q8:WE】
ワインの中で析出する酒石は主として酒石酸と何が結合したものか1つ選んでください。
…難易度:☆

1. ナトリウム
2. マグネシウム
3. カリウム

A:3  教本P58参照。過去何度も出題されている“定番”問題。

【Q9:S Q9:WA Q9:WE】
ワインの発酵工程で酵母や乳酸菌が生成する香りを1つ選んでください。…難易度:☆

1. 第1アロマ
2. 第2アロマ
3. 第3アロマ

A:2  教本P58参照。アロマの違いは一般呼称のみならず、近年シニア、コンクールレベルに至るまで繰り返し出題されています。それぞれのアロマの違いを理解しない限り、テイスティングにおいて(特に香りの項目において)正解を導き出すことができない重要ポイントとなります。

【Q10:S Q10:WA Q10:WE】
一般的なワインの通常pH(水素イオン指数)を1つ選んでください。…難易度:☆☆

1. pH2.2~2.9
2. pH2.9~3.6
3. pH3.1~4.3

A:2  教本P59参照。これはシニア呼称試験クラスの、やや難問だと思います。化学の授業で習ったとおり、pHの数値が低いほど酸性となるわけですが、一般的にpH3.6を超えると酸味の乏しい締りのない味わいのワインとなってしまいます。

【Q11:S Q11:WA Q11:WE】
ピノー・デ・シャラントの醸造法による分類を1つ選んでください。…難易度:☆

1. スティル・ワイン
2. スパークリング・ワイン
3. フォーティファイド・ワイン
4. フレーヴァード・ワイン

A:3  教本P60参照。ピノー・デ・シャラントがフランスを代表するVDLであることを知っていれば、簡単に解ける問題です。

【Q12:S Q12:WA Q12:WE】
ぶどうの生育サイクル(北半球)において、7月~8月に該当するものを1つ選んでください。
…難易度:☆

1. 休眠期
2. 着色期
3. 発芽期
4. 展葉期

A:2  教本P64参照。1の休眠期は明らかに冬であり、3の発芽期、4の展葉期は春であることを考えれば、答えは自動的に2の着色期となります。

【Q13:S Q13:WA Q13:WE】
ボルドーやブルゴーニュを代表に、世界的に広く実施されている長梢(結果母枝)を2本左右にとる仕立て方法を1つ選んでください。
…難易度:☆

1. 垣根仕立て
2. 棒仕立て
3. 棚仕立て
4. 株仕立て

A:1  教本P65参照。「ボルドーやブルゴーニュ」ときた時点で、『垣根仕立て』以外にはありえません。ちなみに、『棒仕立て』はドイツ・モーゼル地方、『棚仕立て』は雨の多い日本やスペイン・リアスバイシャス地方、『株仕立て』はフランス・ボージョレやローヌ地方がそれぞれの代表例となります。

【Q14:S Q14:WA Q14:WE】
ワインの醸造過程における「シャプタリザシオン」の意味を1つ選んでください。
…難易度:☆

1. 醸し
2. 発酵
3. 補糖
4. 滓引き

A:3  教本P67参照。補糖の目的は、あくまで「ワインのアルコール分を高めるため」であり、決して「甘味を加える」わけではありません。漫画『神の雫』第14巻で、“天才ワイン評論家”の遠峰一青が「このワインは補糖をたんまりとしている。果実味の足りないワインを甘くみせるために砂糖を加えることだが…」と解説している場面がありますが、このレベルの問題で恥ずかしい間違いを犯している彼は、一般呼称資格試験すら落っこちているはず…『おお、おおお、おおおお…』

【-:S -:WA Q15:WE】
熟成中、タンクや樽の中の滓を攪拌することにより熟成を促す作業を1つ選んでください。
…難易度:☆

1. バトナージュ
2. デブルバージュ
3. スキン・コンタクト
4. シュル・リー

A:1  教本P70参照。攪拌するのに用いる棒のことを「バトン」といいます。そうリレーで使う棒(バトン)のことですね。よって答えは1番になります。

【15:S 15:WA Q16:WE】
タンニン、ゼラチン、ベントナイトなどを用いる醸造過程での作業を1つ選んでください。
…難易度:☆

1. 濾過
2. 熟成
3. 清澄
4. 圧搾

A:3  教本P70参照。これも問答無用で覚えておくべき定番問題。

【-:S 16:WA -:WE】
発泡性ワイン「シャウムヴァイン(Schaumwein)」の原産国を1つ選んでください。
…難易度:☆

1. スイス
2. クロアチア
3. ドイツ
4. ポルトガル

A:3  教本P71参照。スパークリング・ワインの初歩の初歩ですね。

【Q16:S Q17:WA Q17:WE】
日本における清酒の製法品質表示基準の中で、純米大吟醸の精米歩合を1つ選んでください。
…難易度:☆

1. 70%以下
2. 60%以下
3. 50%以下

A:3  教本P74参照。品質表示基準の中で、『大』が付けば「50%以下」と覚えれば簡単です。ちなみに『特別』と付くと「60%以下」になります。

【Q17:S -:WA -:WE】
チェコのプルゼニュ(ピルゼン)生まれのビールを1つ選んでください。
…難易度:☆

1. ピルスナー
2. ボック
3. スタウト
4. エール

A:1  教本P77参照。世界で最も普及しているビールのタイプで、語呂も合うので覚えやすいと思います。日本の大手メーカーが造っているほとんどのビールもこのタイプです。

【Q18:S -:WA -:WE】
琉球泡盛に使用されている麹菌を1つ選んでください。…難易度:☆

1. 白麹菌
2. 黄麹菌
3. 黒麹菌
4. 紅麹菌

A:3  教本P79参照。 「タイ米」と「黒麹菌」を使用することが、「泡盛」を名乗れる条件となります。黒麹はクエン酸を生成し、雑菌の繁殖を抑えるため、沖縄のような暑い地域の醸造では不可欠になります。
※近年は“地産地消”の動きから、ジャポニカ種の米からも造られているようです。認識不足で申し訳ありません。訂正致します

【Q19:S -:WA Q18:WE】
代表的なウイスキーの造り方の中で、モルトウイスキーは一般的に単式蒸留を何回行うか1つ選んでください。
…難易度:☆

1. 1回
2. 2回
3. 3回
4. 4回

A:2  教本P80参照。スコッチに代表されるモルトウイスキーの場合は、単式蒸留2回となります。穀物原料のグレーンウイスキーの場合は、蒸留方法が連続式蒸留となります。

【Q20:S Q18:WA Q19:WE】
コニャックのぶどう品種「サン・テミリオン・デ・シャラント」の別名を1つ選んでください。
…難易度:☆

1. ユニ・ブラン
2. フォル・ブランシュ
3. コロンバール
4. セミヨン

A:1  教本P81参照。選択肢は全てコニャックの使用品種となりますが、これも過去何回も出題されている定番問題です。

【Q21:S Q19:WA Q20:WE】
アルマニャックのBas-Armagnac地区において主体となる土壌を1つ選んでください。
…難易度:☆

1. 石灰
2. 粘土
3. 砂土
4. 泥土

A:3  教本P83参照。これも定番問題ですが、アルマニャックの最高品質を生むのが砂質土壌なのに、コニャックの場合は劣質となり、正反対となるので注意が必要です。

【Q22:S -:WA -:WE】
白樺の炭で濾過されるスピリッツを1つ選んでください。…難易度:☆

1. Gin
2. Tequila
3. Vodka
4. Rum

A:3  教本P86参照。「白樺の炭で濾過」ときたらもうVodkaしかありませんね。

【Q23:S -:WA -:WE】
クレーム・ド・カシス1ℓあたりに必要な最低糖分量を1つ選んでください。
…難易度:☆☆

1. 250g以上
2. 300g以上
3. 350g以上
4. 400g以上

A:4  教本P88参照。EUでは、1ℓあたり250g以上の糖分を含めば、原料名の前に「クレーム・ド(creme de)」という呼称を用いてもよいとしていますが、「クレーム・ド・カシス」だけは、400g以上が必要となり要注意です。

【Q24:S Q20:WA Q21:WE】
アブサンの香味の主原料ニガヨモギに含まれ、常飲すると健康を損ねるといわれている成分を1つ選んでください。
…難易度:☆

1. ツヨン
2. ルプリン
3. リコリス
4. ボタニカル

A:1  教本P89参照。これも過去何回も出題されている問題です。ちなみに、2のルプリンはホップに含まれる苦味成分のもととなる物質ということも、何回か出題されています。

以上が《酒類飲料概論》の問題となりますが、全般的に過去問題の復習をしっかりとやっていれば得点できる平易なレベルの出題がほとんどではないかと思われました。
今年度から「シニアと一般呼称資格の差を明確にする」という日本ソムリエ協会の方針のとおり、《酒類飲料概論》の出題からもその傾向が表れているように感じました。

次回は《フランス》を予定しております
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2013-09-12 Thu 20:14 | | #[ 内容変更]
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