「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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三資格の合格率が意味するもの
2010-03-12 Fri 21:24
(社)日本ソムリエ教会のHPには、ここ7年間の呼称資格試験の合格者数や合格率の一覧が載っております。
それによると、「ソムリエ」、「ワインアドバイザー」、「ワインエキスパート」それぞれの直近3年間の合格率はそれぞれ以下のようになっています。

ソムリエ:(H19)39.1%、(H20)41.0%、 (H21)41.8%  (平均)40.6%

アドバイザー:(H19)22.4%、 (H20)22.1%、 (H21)22.2%  (平均)22.2%

エキスパート:(H19)40.9%、 (H20)39.7%、 (H21)31.5%  (平均)37.3%

おもしろいことに、ソムリエとエキスパートは平均4割前後と、数字だけみれば特別に「難関」という印象はありません。ところがアドバイザーだけが20%台前半と、ほぼ半分の合格率となり、かなり難しい試験では?という印象です。
ソムリエだけは実技試験がありますが、一次試験の筆記と二次試験の口頭試問・デギュスタシオンは多少問題の違いはあれ、ほとんど同一レベルの出題がなされ、各呼称資格において試験の質に差はありません。
ではなぜ、資格によってこのような倍近い合格率の差があるのでしょうか?

いうまでもなく、「ソムリエ」という資格は、公務員のように「安定性をもとめて」とか、会計や法律関係の資格のように実務として必要だからとかいう一般的な「資格」とは違い、「ワインのサービスをするプロになるのだ!」という強固で明確な「意志」がなければ、自ら進んで選択はしない仕事であり、取ることもない資格であります。「資格」はあくまでソムリエの金バッチをつけてお客さまにサービスをすることを許された「証」であって、それを取ることがゴールではなく、出発点なわけです。
「エキスパート」は、私のように規定の就業年数が足らずにやむを得ず受ける人もいるでしょうが、本来は仕事には全く関係がないけれど「ワインがとても好きだから」取ってみたいというアマチュアの為の資格であります。アマチュアなれど、これも自らの強固で明確な「意志」がなければそもそもお金を出してまで受けない試験であります。
さて、「アドバイザー」でありますが、自らの意志というよりも、仕事がお酒の関連の会社だから、「肩書きがあった方がハクが付く」とか、「会社から取れといわれて・・・」とかいう受動的な理由で受験する人も相当数いるのではないでしょうか?そこには強固で明確な「意志」はなく、したがって仕事をしながら半年以上にも及ぶ勉強も、「時間がない」とか「忙しい」と、つい妥協しがちになってしまいます。

どんな「資格」であれ同じだと思いますが、それを取ること自体が目的ではなく、取ってからそれを「どう活かすか?」が本来重要なはずです。3月2日の記事に、「『意志』と『情熱』があれば、実は9割合格したも同然なのです。」と書きましたが、その「意志」や「情熱」は、その人がどんなソムリエやアドバイザーを目指すのか?という、合格した後にこそどんな高みを目指すのか?という根源的な「生きざま」に係わってくる問題なのだと思います。
この呼称資格を目指す理由は人により様々だと思います。ここから先は個人の人生観にも係わってくる問題であり、それについてとやかく言う筋合いは私にはありません。しかし、これは誰のためでもない、紛れもなくあなた自身が主役の物語なのです。
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