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「オペレーション・サジタリウス“シニアエキスパート呼称資格試験受験”」(その1)
2013-04-16 Tue 05:49
      シニア試験20130415

この一週間、担当店舗の改装&オープニング応援で、ただ寝に帰るだけの生活のうちに、シニアエキスパート呼称資格試験の当日を迎えました
午前9時過ぎに横浜を出て、試験会場である品川のグランドプリンスホテル高輪にいざ出陣!

開場の30分前に到着したのですが、不安と緊張感いっぱいの一般呼称資格試験会場とは違い、落ち着いた雰囲気が漂っているところが“シニア”試験らしいところ。

『本年度より、シニア呼称資格認定試験の制度見直しを図ることと致しました。
平成24年度より「ワイン検定」および「International A.S.I. Sommelier Diploma」がスタートしたことにより、両試験と一般呼称資格(ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート)およびシニア呼称資格の棲み分けを明確にする必要が出てまいりました。
そのため、一般呼称資格の上位にあたるシニア呼称資格認定試験は、より重きを置く方針をとることとなりました。筆記試験はもちろんのこと、加えてシニアソムリエ・シニアワインアドバイザーでは口頭試験等、シニアワインエキスパートでは小論文とテイスティング部分のスキルを強化、またシニア呼称資格に求められるセミナーの実施という形で、プログラムの充実を図って参ります。』

というソムリエ協会の長々とした前フリどおり、筆記試験においても、テイスティング試験においても、従来よりもかなり歯応えのある内容に変わってきているという印象を受けました。
以下、シニアワインエキスパート資格における試験内容について、詳細にまとめてみたいと思います

エキスパートの筆記は小論文があるため、他の呼称資格が70分なのに対し90分とやや長め。

試験開始の合図があって、問題の冊子を開いてみると、筆記試験の問題数は79問(うち解答が2つある問題が1つあるため解答数は全部で80問)、“小論文”は2問あり、それぞれA4サイズの解答用紙表裏にびっしりと書き込む内容でありました。
小論文はてっきり1問だと思っていましたが、「これは選択問題に時間をかけると、小論文にかける時間がなくなるな…」と咄嗟に判断し、選択問題は判ろうが判るまいが瞬時に解答をマークし、残りの時間を小論文にかける作戦を立て実行。

筆記問題の内訳は、「公衆衛生と食品保健」5問、「酒類飲料概論」11問、「フランス」8問、「イタリア」6問、「ドイツ」3問、「スペイン」4問、「ポルトガル」2問、「オーストリア」3問、「ハンガリー」3問、「スイス」2問、「スロヴェニア」1問、「クロアチア」1問、「ルーマニア」1問、「ブルガリア」2問、「ギリシャ」1問、「アメリカ」1問、「カナダ」1問、「アルゼンチン」2問、「チリ」1問、「オーストラリア」2問、「ニュージーランド」2問、「南アフリカ」2問、「日本」4問、「ワインの鑑賞とその表現法」4問、「ワインと料理」4問、「ワインのサービス実技」4問と、『教本』の掲載項目・掲載国は「ワインの購入、管理と販売」以外、全て網羅されています。
「公衆衛生と食品保健」~「スペイン」あたりまでは、これまでの呼称資格試験レベルの出題が続き、割と平坦な道を突き進むといった感じだったのですが、「オーストリア」以降のこれまであまり掘り下げた出題が為されてこなかった中・東欧諸国については、教本の隅々まで精読していないと太刀打ち出来ないレベルの難問が多くみられました。

例えば以下のような問題ですが、パッとみて答えられますでしょうか?

【問46】スイスのSottocenri地区において生産されている軽快で食前酒として楽しめるワイン造りに使用されているぶどう品種を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
1. Chasselas 2.Bondola 3.Pinot Noir 4.Merlot

【問47】スロベニアにおいてベーレンアウスレーゼ(エクスレ度128以上)に相当するプレディカートを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
1.Pozna Trgatev 2.Izbor 3.Jagodni Izbor 4.Ledeno Vino

【問51】ブルガリアのプレヴェンにおいて1950年代にシラーとネッビオーロの交配によって造られたワイン用ぶどう品種を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
1.Gamza 2.Rubin 3.Mavrud 4.Pamid

また今回予告のあった英語での出題は以下の2問のみで、文章の意味自体は難しくないものの、これもその部分までよく読んでいないと即答は難しいレベルの出題ではないかと思われました。

【問42】What is a 'Bergwein'?
1.Wine made of grapes from the banks of the river
2.Wine made of grapes from the valley
3.Wine made of grapes from a slope vineyard
4.Wine made of dried grapes

【問43】Please indicate the region in Hungary where many excellent producers have existed since 1980.
1.Northern Transdanubia
2.Northern Hungary
3.Tokaji-Hegyalja
4.Southern Transdanubia(Villany)

マークシートの選択問題については、試験開始から40分で解答終了。50分の時間を残したため、余裕をもって小論文に臨めました。
小論文は次の2問。字数制限はなく、A4サイズの紙一枚の表・裏にそれぞれ「書けるだけ書いてください」とのこと

【問1】「ワインにおけるフェノール類とはなにか?またフェノール類がワインに与える要素、特性、効果などについて、できるだけ多くの点を挙げてください。」

【問2】「日本ワインのプレゼンテーションを行ってください(産地、栽培、醸造などの特徴、歴史、現状、トレンド、作り手、今後の展望)」

昨年の全日本ワインエキスパートコンクール決勝においても、「日本ワインのワイン会企画案」という課題が出されたようですが、“日本ワイン重視”の現在の日本ソムリエ協会の傾向が窺えます。

残り時間50分のアドバンテージは大きく、それぞれ教本に書いてある内容を思い出しながら、その要点をまとめていくことが出来ました
この小論文の配点がどのようになるのかは分かりませんが、選択式問題と合わせて100点満点とすれば、選択式が80点、小論文がそれぞれ10点ずつということになるのかもしれません。

選択式問題を自己採点してみたところ、正解は68問。正解率は85%と、合格ラインにはとどいているとは思いますが、まだまだ課題も多いと感じました。
特に合計で出題の1割を占めた「ワインと料理」、「ワインのサービス実技」で半分取りこぼしたのが痛かった
この辺りはあまり時間を掛けてこなかったところで、あと1ヶ月苦手な箇所をなくしていく必要があります。

なにはともあれ、最初に立てた作戦が功を奏し、筆記試験は無難なスタートとなりました

果たして後半のブラインドやいかに?

次回に続きます…。
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