「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
http://robert10.blog108.fc2.com/
千本ノック・・・別名『オペレーション・サジタリウス』(4発目その2)
2013-03-03 Sun 00:55
前回に続き、“千本ノック…『オペレーション・サジタリウス』”4回目の後半戦であります

後半戦は赤ワイン2種類から…、

      赤1、2

1番最初の赤ワイン(左側)…濃い色調の紫がかったルビー。粘性は強めで、香りも甘く、干しぶどうやジャムのように果実を煮詰めた濃縮感があります。タンニンもしっかりしており、酸味はやや控えめな印象。
タンニンが強めで黒い果実の凝縮した感じから、南イタリアのアリアニコ、ネグロアマーロといったしっかりとした品種が頭に浮かびます。今まで千本ノックでは出されたことはありませんが、南イタリアを代表する黒品種としては押さえるべき品種であり、そろそろ出される頃かな(?)などという推理も働き、
産地:イタリア、カンパーニャ州、DOCGタウラジ、 品種:アリアニコ、収穫年:2010年、 と回答。

2番目の赤ワイン(右側)…これも濃い色調の紫がかったルビーの外観。香りはやや控えめですが、トップノーズにエルバッセ(青茎臭)の印象を感じます。味わいは濃い色調ほどにタンニンは強くなく、アフターフレーヴァーにもやはりピーマンのような青臭い感じが残るため、ロワールのカベルネ・フランと予想を立てます。
ロワールのC.Fにしてはかなり濃い色調で凝縮感もありますが、他にそれを覆す要素も見当たらないため、当たり年のC.Fだろうと考え、素直に、
産地:フランス、ロワール地方、ACシノン、 品種:カベルネ・フラン、 収穫年:2009年、 と回答。

正解は…、

      ボルドー(メルロー)&シノン

①産地:フランス、ACボルドー× 品種:メルロー主体× 収穫年:2010年○
な、なんと、何の変哲もないボルドーのメルローでしたΣ( ̄ロ ̄lll)
こうしてマニアックな品種を当てにいって、実はオーソドックスな品種だったというパターンが、ある意味一番恥ずかしい気がします…<(T◇T)>

②産地:フランス、ロワール地方、ACシノン○ 品種:カベルネ・フラン○ 収穫年:2009年○
まあ、これは香りによく特徴出てたので当てないとね~、と思いつつもやはりAOCと収穫年まで当てると、前に大外ししているだけにホッとしますヽ(´□`。)ノ

続いて、ドドッと赤が4つ出されます…。

      赤3,4,5

      赤6

3番目の赤ワイン…外観は紫がかった明るいルビー。粘性は強めで、香りにはプラムのような赤い果実に、甘草のようなオリエンタルスパイスのニュアンスも感じます。アタックからの第一印象は、ボージョレのガメイ。
確信を持ってガメイと感じたのですが、順番に試していき6番目の赤ワインの香りを嗅いだ途端に、その確信が揺らぎます。
6番目こそがガメイではないか?すると3番目は…?
産地:日本、山梨県、 品種:マスカット・ベーリー・A、 収穫年:2011年、 と回答。

4番目の赤ワイン…グラスのフチが赤味からレンガ色を呈しているガーネットで、明らかに熟成しているワインと分かります。香りはすでに第一アロマが消え、第3アロマが支配的となっているため、品種特性の判別が困難となっています。それでも熟成出来る、あるいは熟成させたワインが売りの産地を絞っていき、アメリカンオークらしき?樽香を感じたため、
産地:スペイン、DOCリオハ、 品種:テンプラニーリョ、 収穫年:2000年、 と回答。

5番目の赤ワイン…外観はフチが赤味がかったガーネット。フチだけでなく全体的に赤味を帯びているため、品種からくる赤さなのか、熟成からくるものなのか注意して探っていきます。
香りはブラックチェリーやプラムなど黒や赤い果実、土っぽい、腐葉土のようなニュアンスも感じられますが、そんなには熟成している感じはありません。色々悩んだ挙句、
産地:イタリア、トスカーナ州、DOCGキアンティ、 品種:サンジョヴェーゼ主体、 収穫年:2010年、 と回答。

6番目の赤ワイン…外観は紫がかった濃いルビーで、たいへん若々しさを感じます。香りを嗅いだ途端にガメイ特有のプラムのような赤い果実の香りと甘草のようなニュアンスを感じ、しかも普通のボージョレよりはボディの厚みと凝縮感を感じたため、これは即決で、
産地:フランス、ボージョレ地区、ACモルゴン、 品種:ガメイ、 収穫年:2011年、 と回答。

正解は…、

      赤ワイン3~6

③産地:スイス× 品種:ガメイ× 収穫年:2010年×
なんと、最初思った答えで正解じゃ…∑(゚□゚;)ガーン
これは前回の合同テイスティング勉強会で出されたガメイであります。やっぱりね~、M・B・Aにしては“フォクシー・フレーヴァー”が感じられなかったし…、まだ自分が信じ切れないところが弱いところであります。

④産地:スイス× 品種:ガメイ× 収穫年:2006年×
これはなんと、③のヴィンテージ違いでありました。スイスの、しかもガメイという品種で、熟成されたものが出回っていること自体、新たな発見でありましたw(*゚o゚*)w

⑤産地:イタリア、トスカーナ州、DOCGキアンティ○ 品種:サンジョヴェーゼ主体○ 収穫年:2007年×
これも前回のテイスティング勉強会で出されたキアンティでありました。前回は外したものの、今回はなんとかリベンジ成功。しかし、ヴィンテージはかなり外してしまったのがちと不満。キアンティはヴィンテージを当てるのが難しい品種のような気がします。熟成している思うと若かったり、逆に若いと思うとそこそこ熟成していたりと、よく大きく外れる品種であります。
因みに、E師匠の話では、「サンジョヴェーゼの語源は、(ローマ神話の神)ジュピターの血という意味です」とのこと。また一つ勉強になりました。

⑥産地:スペイン、DOカラタユド× 品種:テンプラニーリョ× 収穫年:2011年○
う~ん、自信を持って答えたのに、全く違う正解でありましたΣ(|||▽||| )
テンプラニーリョは、これまで色々なタイプのものを出していただいたのですが、これはそのどれにも当てはまらない難しいタイプでありました。カラタユドなんてDO飲んだこともないし…。イタリアのネッビオーロもそうですが、テンプラニーリョも産地や造り手によって、かなりその香りや味わいに違いがある、難しい品種だと思います。

7番目、8番目の赤ワイン(8番目は撮影を失念)…、

      赤7

7番目は、これも熟成を感じさせる、フチが赤味を帯びたガーネット。香りはやや控えめで、タンニンは柔らかく溶けこんでいます。ドライフルーツや萎れた花のようなニュアンスがあり、バローロよりは少し若い感じがしたので、
産地:イタリア、ピエモンテ州、DOCGバルバレスコ、 品種:ネッビオーロ、 収穫年:2008年、 と回答。

8番目はまたまた熟成感のある、赤味を帯びたガーネットの外観。この日一番の上質感を感じさせる、複雑性と奥行きの深さを感じさせる偉大な赤ワイン。
香りには、ドライフルーツやドライフラワー、腐葉土やなめし皮、インクといった極めて複雑性のあるブーケが感じられ、味わいもタンニン、酸味のバランスが絶妙でスケールの大きさを感じさせます。
もしかして、ブルゴーニュの名のある1er・クリュクラスかなとも思いましたが、タンニンや苦味がしっかりと感じられたため、
産地:フランス、ボルドー地方、ACオー・メドック、 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体、 収穫年:2003年、 と回答。

正解は…、

      赤7,8

⑦産地:オーストリア× 品種:ブラウフレンキシュ× 収穫年:2008年○
「バルバレスコ」と答えた後、E師匠から「ヨーロッパのある国を代表する黒ぶどう品種です」というヒントをもらいましたが、イタリア、ドイツ、スペイン、ポルトガルと目ぼしい国々の代表品種をあれこれ考えますが、結局分からずギブアップ; ̄ロ ̄)!!
ブラウフレンキシュは試飲会でも試した記憶もなく、まあ外して当たり前ではありますが、確かにオーストリアを代表する黒品種であり、記憶の引き出しに仕舞っておかなければならない品種ではあります…。

⑧産地:イタリア、ピエモンテ州、DOCGバローロ× 品種:ネッビオーロ× 収穫年:2004年×
な、なんと、こっちがネッビオーロでありましたΣ( ̄ロ ̄lll)
Iさんは「ピノ・ノワール」と答えていらっしゃいましたが、E師匠曰く「Iさんの方が正解に近いです」とのこと。このバローロの造り手“エリオ・グラッソ”は改革派の有名な造り手ということですが、たしか改革派のバローロは、ブラインドではピノ・ノワールによく間違われるということを、堀賢一さんの書かれた本で読んだことがあります

      リキュール4種

赤ワイン8種の終了後、Iさんのリクエストにより、リキュール4種のブラインド。
これはIさんのブラインドを横で見ていたのですが、驚いたことに4種全て大当たりでありました
Σ(゚□゚(゚□゚*)
左から「テキーラ」、「グランマルニエ」、「コアントロー」、「カルバドス」の順ですが、「いつもお菓子を作るときに使っているので、分かりましたv(*'-^*)」とのこと…。
この辺りは、自分の一番弱いところであり、見習わなければなりません。

一通りのテイスティングが終わった後は、私が持ち込んだ「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」でしばし歓談。

      ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2005

成城石井のワインくじで当たった(?)ブルネロで、ブラインドのバローロがとても素晴らしかった後なので、どうかなと思ったのですが、なかなかどうして、ブルネロらしいスケール感を感じさせる良く出来た赤ワインでありました。

結局この日の結果は、スティルワインの品種で15打数5安打、打率3割3分3厘という成績。
このブログをお読みいただいている方の前で、下手なテイスティングは出来ないという気負いもあったのですが、今一つ不完全燃焼の結果に…。
まだまだ修行が足りません。

シニア呼称試験まであと45日、 全日本選手権予選まであと72日
スポンサーサイト
別窓 | かがり火 | コメント:0 | トラックバック:0 
<<プロヴァンス地方の最小A.O.C.は?&日本はボルドーの何位の市場? | ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 | 千本ノック・・・別名『オペレーション・サジタリウス』(4発目その1)>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 |

アフェリエイト3