「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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千本ノック・・・別名『オペレーション・サジタリウス』(4発目その1)
2013-03-01 Fri 18:00
「(その魚雷は)空中を飛翔し、探信音を放ち、追尾してきた後、不思議なことに100手前で自爆した…。その警告者はこれを、“サジタリウスの矢”と称した…。決して外れることのない、神の矢という意味だ…。」(アニメ『ジパング』第21話より)

「ブラインドテイスティングにおいて、品種・産地・ヴィンテージを外すことのない究極のテイスティングを、『虎の穴』の管理人ロベールは“サジタリウスの矢”と称した…。決して外れることのない、神のテイスティングという意味だ…。」(なんのこっちゃ( ̄ω ̄;))

今年に入って、はや4回目の“千本ノック”であります
シニア呼称試験のある4月になると、担当店舗の改装オープン、新店オープンが相次ぎ、勉強時間どころか睡眠時間も十分取れない事態となるのは目に見えているので、今から必死です

この特訓の目的は、いうまでもなく“サジタリウスの矢”のごとく、試験やコンクールのブラインドテイスティングにおいて百発百中を目指してのオペレーションなわけであります。
今回はソロでのテイスティングではなく、このブログをご覧いただき、またワインエキスパート呼称資格合格を目指して頑張っていらっしゃる、Iさんと合同でのテイスティング勉強会でありました。

Iさんとは、先月かがり火で行われたテイスティング勉強会で初めてお目に掛かったのですが、とても熱心にワインと向き合い、前向きに勉強されていらっしゃる女性です。

先ずは最近の二次テイスティング試験についての傾向と対策について、私の経験に基づくお話を少々させていただいた後、いよいよ“千本ノック”へと移ります

E師匠挨拶代わりの最初のワインは泡物が2種類。

      スパークリングワイン2種

外観は両者共にとてもきめ細かい泡立ちから、二つともにシャンパーニュと予想。
左側の方が淡い色調で、香り味わい共に爽やかな柑橘系果実のような印象があり、右側はやや濃い目の色調で、瓶内二次発酵特有のイースト香、左側のものよりは穏やかな酸味を感じたため、シャンパーニュのセパージュの違いを試されてるのかな?と考え、「①左側が“Blanc de Blancs”、②右側が“Blanc de Noirs”」と回答。

その答えに、「一つはシャンパーニュです」とE師匠。

確かに左側からは、瓶内二次発酵から生じるイースト香は感じられず、柑橘系果実の爽やかさが主体なため、左側を「プロセッコ」に訂正。
さらに左側シャンパーニュの甘辛度について聴かれましたが、残糖をほとんど感じないドライな飲み口のため、「Dosage Zero」と回答。

正解は…、

      プロセッコ&シャンパーニュ

左側がイタリア、ヴェネト州、プロセッコ、右側がシャンパーニュ“Extra Brut”

二回目の回答で、なんとか「プロセッコ」まではたどり着いたものの、瓶内二次発酵で造られたものか否かの判断は、最初の香りの段階で区別できないといけませんね

次は白ワイン2種類…、

 白1白2

3番目の白の外観は、グリーンがかったレモンイエローで、色調は淡く、粘性もさらりとしており、冷涼産地の印象。
香りは控えめで、レモンやグレープフルーツなど柑橘系果実やリンゴなど、これも冷涼産地を連想させます。
アタックは軽めですが、酸味、ミネラル感はしっかりと感じられ、ハーブ香はあまり感じられないため第一印象でミュスカデかなと思ったものの、しっかりとしたミネラル感から、
産地:フランス、ロワール地方、ACサンセール、 品種:S.B、 収穫年:2011年 と回答。

4番目の白も外観は3番目とほぼ同様ですが、3番目よりは粘性があり、香りもリンゴや洋梨のような果実香がしっかりと感じられます。またそれ以外にやや酸化のニュアンスも。
酸は3番目よりもさらにしっかりと感じられ、第一印象ではシャブリが候補にあがります。しかし、シャルドネのようなボディの厚みがあまり感じられず、とても強い酸味が後味に残るため、
産地:フランス、ブルゴーニュ地方、 品種:アリゴテ、 収穫年:2011年 と回答。

正解は…、

      セミヨン&アリゴテ

③産地:フランス、ACボルドー× 品種:セミヨン× 収穫年:2010年×
正直セミヨンは最初から頭の中の選択肢として入ってはおりませんでした。香りや味わいが控えめで、悪く言えば無個性なところはミュスカデとよく似ているかも…。

④産地:ブルゴーニュ地方、ACブルゴーニュ・アリゴテ○ 品種:アリゴテ○ 収穫年:2008年×
これはなんとか品種を当てることはできましたが、わずかに感じた酸化臭から収穫年まで辿り着くことが出来ずにちょっと残念。

続いてさらに白が5種類…、

      白3,4,5
      白6白7

5番目の白も前の二つと外観、香りともによく似た要素が多く、かなり迷いました。第一印象はシャブリかなとも思いましたが、しっかりとした酸やミネラル感からくる全体の印象が、G.Vにもっとも近いと感じたため、
産地:オーストリア、ニーダー・エスタライヒ州、品種:グリューナー・ヴェルトリーナー、 収穫年2010年、 と回答

6番目の白は、グリーンのトーンがとても強く、グラスの底に細かな気泡が見られます。グラスの底に気泡が残る品種や造りというとかなり絞られ、柑橘系果実の香りと、それから連想されるシャープな酸味から、やや安直に、
産地:スペイン、DOリアスバイシャス、品種:アルバリーニョ、収穫年:2011年、と回答。

7番目の白は、またまた淡いグリーンのトーンが残る、外観からは判別が難しい白であります。香り、味わいもやや閉じた印象で、決め手となる特徴がなかなか掴めません。散々迷った挙句、
産地:フランス、ロワール地方、品種:ミュスカデ、収穫年:2011年、 と回答

8番目の白はこの日もっとも濃い色調のイエローの外観。マスカットのような甘いライチ香と麝香を強く感じ、残糖を多く感じた味わいが、2日前に飲んだ“モスカート・ダスティ”にとてもよく似ていたため、これまた安直に
産地:イタリア、ピエモンテ州、DOCGモスカート・ダスティ、収穫年:2010年、 と回答

9番目の白も、この日出された多くの白同様、グリーンがかった淡いレモンイエローの外観で、香りには明らかなハーブ香を感じ、とてもクリーンで新世界的な印象を強く感じたため、
産地:ニュージーランド、マールボロ、 品種:S.B、収穫年:2012年、 と回答。

正解は…、

      白3~7

⑤産地:オーストリア、ニーダー・エスタライヒ州○ 品種:グリューナー・ヴェルトリーナー○ 収穫年2010年○
これは久々に収穫年まで正解。かなり迷いましたが、収穫年まで当てると、ちと嬉しいですね(*'-'*)

⑥産地:ポルトガル、DOヴィーニョ・ベルデ× 品種:ペデルナン、ロウレイロ× 収穫年:2011年○
回答したスペインのリアスバイシャスからはかなり近い場所となり、あと一歩のところだったのですが、頭の中の引き出しからスッポリと抜け落ちていました。気泡が見られ、グリーンのトーンが強い外観から、当然のことながら選択肢の一つとして考えなければいけないDOであったと反省ヾ(_ _*)

⑦産地:イタリア、マルケ州、DOCベルディッキオ・カスティリ・ディ・イエージ× 品種:ベルディッキオ× 収穫年:2009年×
う~む、樽のニュアンスもほとんど感じられなく、全体的に閉じた印象であったため“ベルディッキオ”という選択肢は全く浮かんできませんでした。この品種もイタリアを代表する熟成能力を持つ白品種であり、今後の課題の品種の一つです。

⑧産地:フランス、アルザス地方、ACアルザス× 品種:ゲヴュルツトラミネール× 収穫年:2007年×
うは!やってしまいました…。よりによって“ボーナスキャラ”のゲヴュルツ外すとは
…( ̄□ ̄;)!!
言い訳をしますと、ついこの2日前に“モスカート・ダスティ”を家で飲んでおり、甘いライチ香や麝香、残糖分の多い味わいがそれと酷似していたため、疑いもなくそれだと判断してしまいました。
でもよく考えれば、“モスカート・ダスティ”は微発泡だし…。これもまた反省(≧≦)

⑨産地:チリ、セントラル・ヴァレー× 品種:ソーヴィニヨン・ブラン○ 収穫年:2010年×
これはE師匠のサービス問題。典型的な“ハーブ香”をIさんに分かってもらうために出したワインとか。
このチリのS.Bは、前回の“千本ノック”でも出された白ワインなのですが、前回は“サンセール”と答え、今回は“マールボロ”と答えてしまっており、品種は分かっても産地の特徴までがまだ完全に掴みきれていない証拠であります(。-人-。)


さて前半戦を折り返して、スティルワインの品種は、3勝4敗の負け越し…。
ゲヴュルツは当てないとね~、ゲヴュルツは…。

次回、後半の赤ワインに続きます。
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