「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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千本ノック3発目(その2)
2013-02-11 Mon 05:09
白6種類の次は、また容赦なく赤ワインの7連チャンであります

1番目と2番目の赤ワイン…

      赤1

      赤2

1番目の赤の外観は、やや淡いルビーで粘性は弱め。ラズベリーやチェリーなどの赤い果実の香りに、キャンディーのようなやや甘いフレーヴァー。ヴォリューム感はほとんどなく、とてもチャーミングな印象から、
産地:日本、山梨県、 品種:マスカット・ベーリーA、 収穫年2011年 と回答。

2番目は熟成を感じさせる赤みを帯びたガーネットの外観。粘性は強めで熟度の高さからくる凝縮感があります。
香りは果実の第1アロマよりは、なめし皮や腐葉土といった熟成からくる第3アロマが顕著。味わいもとてもバランスよく、上質感とスケール感を感じさせます。
これはもうブルゴーニュの、とても良く出来たピノ・ノワールだろうと思ったものの、前回それでMBAの熟成タイプを外したトラウマがあったため、少し時間をかけて検証し直していきます。
どこかに見落としているトラップはないかとチェックしていきますが、これはどうみても村名以上のピノ・ノワールと判断。
産地:フランス、ブルゴーニュ地方、村名クラス 品種:ピノ・ノワール、 収穫年:2006年 と回答。

      パカレ・BJ&リュリーPN

正解は、
①産地:フランス、ブルゴーニュ地方、ACボージョレ(ヌーヴォー)× 品種:ガメイ× 収穫年:2012×
うわー、当代超一流の醸造家パカレさんのヌーヴォーでありましたか…。
まさかブラインドにヌーヴォーは出されないだろうという決め付けがありましたが、そんな思い込みが真摯にワインと向き合うブラインドでは、一番禁物なのだというE師匠の警告のメッセージなのかもしれません。
キャンディ香を感じた時点で、ヌーヴォーの醸造法であるマセラシオン・カルボニックを疑うべきワインでありました。

②産地:フランス、ブルゴーニュ地方、ACリュリー△ 品種:ピノ・ノワール○ 収穫年:2007年×
ブラインドの目的である“分析”という観点を別にして、この日最も美味しく、上品さと上質感を感じたのがこのワイン。熟成したピノ・ノワールの長所を存分に味わうことが出来る秀逸なワイン。RULLYというAOCはブルゴーニュではマイナーで、どちらかといえば軽快な赤ワインの産地でありますが、ブルゴーニュはやはり造り手の能力が重要と認識させられます。
それにしても、このワインとても美味しく、ブラインドの訓練でなければこのまま飲み続けたいと思いました

3番目と4番目の赤ワイン…

      赤3

      赤4

3番目の赤は、写真でも分かるくらいに赤味を帯び、熟成感が顕著な外観。香りはやや控えめですが、腐葉土やなめし皮のような、酸化熟成を示す第3アロマが顕著。
これはイタリアに違いないと、見当を定め、ブルネロかキアンティか、はたまたバローロか?あれこれ迷いましたが、キアンティ特有の土っぽさを感じたため、
産地:イタリア、トスカーナ州、DOCGキアンティ、 品種:サンジョヴェーゼ、収穫年:2007年 と回答。

4番目も3番ほどではないにしろ、やや赤味を帯びた外観と、アメリカンオークのヴァニラ香が強く感じられたため、
産地:スペイン、DOリオハ、品種:テンプラニーリョ、収穫年:2007年 と回答

      バローロ

      チリ、PN

正解は、
③産地:イタリア、ピエモンテ州、DOCGバローロ× 品種:ネッビオーロ× 収穫年:2007年○
「ワインの王」にして「王のワイン」と呼ばれるほどのスケール感はなかったのですが、萎れたバラのような枯れた感じや、後味に残る苦味とタールのようなニュアンスはやはりバローロか…。熟成タイプのネッビオーロとサンジョはよく間違えるので、この見極めが今後の課題です。

④産地:チリ、カサブランカ・ヴァレー× 品種:ピノ・ノワール× 収穫年:2010年×
これは産地、品種、収穫年ともに大外し
グラスのフチに観られた赤いトーンは、熟成ではなく単に品種由来のもの。強い樽香に隠されて、全体像を捕らえるのが難しかったとはいえ、全く違う方向を向いていたと大反省。
念のために「これはアメリカン・オークの樽香ですか?」とE師匠に確認したところ、
「これは還元臭が強いですね、しばらくグラスを回してると抜けますよ」とのこと。なるほど、これまで“アメリカン・オーク”の特徴とばかり思っていたフレーヴァーでしたが、どうやら違っていたようです。また一つ勉強になりました

5番目と6番目の赤ワイン…

      赤ワイン5

      赤ワイン6

5番目の赤もやや熟成を感じる…というよりは熟成途上の印象。赤い果実よりはカシスやブラックベリーのような黒い果実香に、なめし皮や腐葉土のような熟成のニュアンスがあり、全体的に落ち着いた印象。ミントのようなクールな印象と貴族的な落ち着きも感じられることから、
産地:フランス、ボルドー地方、ACメドック、 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、収穫年:2007年 と回答。

6番目の赤は、グラスのふちが赤味どころか、はっきりとしたレンガ色を呈し、外観からしてもう十数年は経過したワインと推測できます。香りも第一アロマはとうに消え失せ、ほとんど熟成からくる第3アロマしか感じません。カシスリキュールやインク、腐葉土やなめし皮、トリュフなど土の印象が支配的。品種特性香が消えているため、あとは推測しかありません。これだけ熟成できる、またそれが流通している産地となると、ボルドーのメドックやサンテミリオン、ブルゴーニュのプルミエ・クリュクラスやスペインのリオハ、イタリアのピエモンテかトスカーナ…。
これはもう勘で、産地:ボルドー、サンテミリオン、 品種:メルロー、収穫年:1995年 と回答

      シュペートブルグンダー

      スペインPN

正解は、
⑤産地:ドイツ、バーデン× 品種:シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)× 収穫年:2009年×
Σ( ̄□ ̄;)ガーン ∑(_□_;)ii ゴゴーン Σ(; ̄□ ̄)ガーン
よりによって、カベルネとピノを間違ってしまうとは…(゚◇゚;)!!!
E師匠曰く、「“Huber”はドイツでも3本の指に入るシュペトブルグンダーの造り手ですよ」、「今日はこれを試しただけでも来た価値はあります」とのこと…。
たしかに、ドイツのピノといえば、一般的にブルゴーニュから比べればさらに繊細な印象がありますが、これは繊細な中にもボルドー・メドックのような力強さを感じます。

⑥産地:スペイン、DOペネデス× 品種:ピノ・ノワール× 収穫年:2002年×
ななな、なんと、スペインの、さらに地中海沿いの温暖な産地の印象が強いペネデスでこんなに熟成できるピノが造られていることに、また別の意味で驚愕Σ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!!
まあ、たとえピノと分かったとしても、そんな産地ははなから頭の中にはないので、これは悔しくはありません。でも教本をみると、ちゃんと“ピノ・ノワール”も書いてあるんですよね、これが…。改めて世界の広さを感じます…。

7番目の赤ワイン…

      赤ワイン7

外観はこの日一番濃く、まるでインクを流したように黒味さえ感じます。しかしやはりグラスのフチは赤味からオレンジの色調が感じられ、またまた熟成感のある赤ワインと見受けられます。
この日は、なんかキャバクラへいったら、入れ替わり立ち代わり熟女ばっかり横に座る感じで、いささか食傷気味(;´ρ`)
(※これはあくまで喩えです。筆者はそのようなお店で遊んだことはありませんので念のため!!(゚-゚*;)キッパリ)
一見したところ、とても濃い外観はニューワールドを連想させますが、香り味わいと進んでいくと、伝統国の繊細さと上品さを感じます。カシスリキュールのような熟成感のなかに感じる、ミントのような清涼感が余韻となって続きます。
これは…、そうこれこそがさっき間違ったあの産地…、しかもグレート・ヴィンテージに違いない…。
産地:フランス、ボルドー地方、ACオー・メドック、 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体、収穫年:2005年 と回答。

      ル・オーメドック・ド・ジスクール2003

正解は、
⑦産地:フランス、ボルドー地方、ACオー・メドック○ 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体○ 収穫年:2003年×
銘柄は漫画『神の雫』にも登場したこともある“ル・オー・メドック・ド・ジスクール”。マルゴー3級のシャトー・ジスクールがオー・メドックで造る、とてもリーズナブルな赤ワイン。
直前までピノを3連続で外しまくり、正直心が折れかかっていたのですが、ここでなんとか踏み止まります。
しかし、集中力が続いたのもこの辺りまで…。

赤の後はフォーティファイドワイン4種類と、こちらがリクエストしたブランデー2種類、そして最後になぜか白ワイン1種類と続きますが、時間切れのためコメントは割愛させていただきます。

1番目と2番目の酒精強化ワイン…

      マデイラ1・2

      マデイラ(セルシアル・マルヴァジア)

左側がマデイラ“セルシアル”(辛口)、右側がマデイラ“マルヴァジア”(甘口)。ともに10年熟成させた“Old Reserva”タイプ。
これは両方マデイラとは分かりましたが、品種は外してしまいました。

3番目と4番目の酒精強化ワイン…

      トウニーポート&マデイラ

      トウニー・ポート

      マデイラ ティンタ・ネグラ・モーレ

左側がトウニー・ポート、右側がマデイラ“ティンタ・ネグラ・モーレ”(ミディアム・ドライ)。
もうこの辺りまでくるとかなりグダグダになってきました。吐き出しとはいえ感覚が麻痺し、半分壊れかかっている頭脳も疲れてきて、あれほど勉強したシェリーやポートの種類もすぐには思い浮かんできません。結局2つともシェリーと答え、大ハズレ( ̄Д ̄;)

      白7

      グリューナー・ヴェルトリーナー

ここでなぜか発泡している白が出され、何を血迷ったか「シャンパーニュ、ブラン・ド・ブラン」と答えましたが、正解はグリューナー・ヴェルトリーナーでありました…ありえないΣ(T□T)

      カルヴァドス&アルマニャック

最後には、こちらのリクエストでカルヴァドス(左側)とアルマニャック(右側)をそれぞれ出していただいたのですが、シャンパーニュとスティルワインを間違える状態なので、明確な区別をすることが出来ずこの日は終了。

結局この日、スティルワインの品種については、14打数5安打の打率3割5分7厘と、前回よりは多少打率はアップしたものの、大チョンボも何回かあり、まだまだブレが大きすぎます。
今回の失敗を踏まえ、次回また近いうちに挑戦してみたいと思います。

シニア呼称資格試験まであと64日、全日本選手権予選まであと91日!
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