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イタリアDOCG:Cesanese del Piglio チェザネーゼ・デル・ピリオの味わいのタイプは?
2013-01-26 Sat 22:45
今年度の新教本は既に今月21日に新発売となっており、もちろん早速注文し、28日には到着予定となっています。

まだ旧2012年版に関する記述で恐縮ですが、現在復習中のイタリアで、多くの受験者の方々に影響があると思われる、DOCGワインに関する矛盾する記載がありましたので、もう10日以上前になりますがソムリエ協会に質問のメールを送り、その回答を先日いただきましたので掲載します。

DOCG:Cesanese del Piglio チェザネーゼ・デル・ピリオ は2008年にラツィオ州で最初に認定されたDOCGでありますが、旧2012年版にはそれについて、3箇所の記載があります。

先ずP256一番下の行では、
「この州の最初のDOCGワインに認定された辛口赤ワインのDOCGチェザネーゼ・デル・ピリオ Cesanese del Piglio 」とあり、これを見る限りでは“辛口の赤”であると読めます。

次にP258の「ラツィオ州主要DOP(DOGC)一覧表」の記述では、
「味わいのタイプはSecco、Amabile、Dolce、スペリオーレあり。(中略)FrizzanteとSpumanteも造られている。」となっており、ここでは“辛口”だけではなく“中甘口”や“甘口”もタイプとして在ることになっております。

さらに、P273の「DOP(DOCG)一覧表」では、リゼルヴァを表す“R☆”の印はありますが、FrizzanteやSpumanteを表す“Fr”“Sp”といった印は記載がありません。

ソムリエ協会本部には、上記の記述のいったいどれが本当なのか?という質問と併せ、新年度版教本において訂正がされてなければ、協会HPにて訂正を告知するタグを設置する必要があるのではないか?という要望も行ってみました。
この質問・要望ついての、ソムリエ協会本部の回答は以下のようになります。

新年度版での訂正の有無と、3箇所の記述についての質問に対しては、
「たいへん申し訳ありませんが、新年度版でも前年と同じ記述になっており、訂正はされておりません。」
「チェザネーゼ・デル・ピリオにつきましては、P258の一覧表の記述が正しく、ワイン法上、辛口だけでなく中甘口や甘口も認められています。またフリザンテやスプマンテといったタイプもワイン法上は認められています。」
「ただ、実際に市場に出回っているのは辛口がほとんどであり、P256のような記述になったようです。」

また、教本の訂正箇所について、HP上で公開して欲しいとの要望に対しては、
「たしかにおっしゃる通りではありますが、訂正をHP上で行うことは、数が多いこともあり、なかなかすぐには難しい面もあります。」とのこと。
この回答に対して、
「ワインスクールの教科書だって、間違いがあればHP上で訂正していますし、せめて受験者する人達が必ず勉強するイタリアのDOCGなどの重要箇所については、訂正文を掲載する必要があるのでは?」と食い下がってみると、
「今すぐにお返事は出来ませんので、ご要望として検討させていただきます。」とのことでした。

このブログは今年度受験される方々も沢山ご覧頂いていると思われ、その方々を惑わす記事はなるべく書きたくなかったのでありますが、やはり明らかにおかしな部分につきましては放置しておく方が、受験される方々にもソムリエ協会にとっても良くないことだと思いますので、今後も指摘、質問して都度公開していきたいと思います。

それとともに日本ソムリエ協会には、教本の誤った記述については、それが判明次第、速やかにHP上においてその訂正をしていただくよう、重ねて要望する次第であります。
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