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第5回全日本ワインエキスパートコンクール予選筆記問題【模範?解答その2】
2012-12-22 Sat 23:46
前々回アップしました今年度のワインエキスパート予選筆記問題の【解答その2】になります。
残りの31問目以降には、教本自体に記載のない、あっても文章力の必要とされる問題も出題されており、今年出場チャレンジされた方々は、短い時間の中でかなり苦労されたのではないかと推察されます。


31.アルゼンチン最大のワイン産地。

A) Mendoza メンドーサ    P474  ☆

32.スペインのトーレス醸造所がチリに開いた会社名。

A) ヴィーニャ・ミゲル・トーレス    P480  ☆

33.バロッサ古木憲章におけるBarossa Old Vine の樹齢は。

A) 35年    記載なし  ☆☆☆

34.楠田氏他2名の日本人醸造家が活躍するワイン生産国。

A) ニュージーランド    記載なし  ☆☆
※漫画『ソムリエール』に掲載されていたのを覚えていたので、なんとか正解することができました。『ソムリエール』は堀賢一さんが監修されており、氏の著作同様に参考になるトピックが満載です。

35.南アフリカのワイン産地の気候。

A) 地中海性気候     P532  ☆

36.全日本ソムリエコンクール歴代の優勝者から3人(名字のみ)

A) 石田、阿部、佐藤(敬称略)    記載なし  ☆
※ソムリエであれ、アドバイザーであれ、エキスパートであれ、歴代優勝者の名前(フルネーム)を答えられないコンクール参加者は皆無でしょう。ここに記すまでもないですが、佐藤さん以降の優勝者は、森覚さん、谷宣英さんになります。

37.スクリューキャップのメリットを箇条書きにする。

A) ①開けやすく閉じやすい。 ②コルク臭やコルクくずが発生しない。 ③コルクの割れや漏れが起こらない。 ④散発的な酸化の恐れがない。 ⑤ぶどうの風味を損なわない。 ⑥熟成が可能である。 ⑦長期にわたりワインの品質が変わらない。 ⑧垂直保存が可能である。 ⑨保管場所の湿度に影響を受けない。   P615 ☆ 
※このうち3~4つは常識的に分かりますが、全部書かないと得点にならないとすれば二つ星以上の難問に変わります。

38.1トノーは何リットルか。

A) 900ℓ    P622  ☆

39.1エーカーは何ヘクタールか。

A) 0.4ha    P622  ☆☆
※教本には、「1エーカー≒64mX64m≒1224坪」との記載がありますが、それをhaに換算するとなると、咄嗟には難しいですね。

40.TCAの正式名称。

A) トリクロロアニゾール    P555  ☆☆
※教本には、さらりと記述されておりますが、これもいきなり問われると、すぐには思い浮かばないと思います。

41.ボルドーのアンペリアルは何リットル。

A) 6ℓ     P621  ☆☆

42.ディスクから読み取れること。

A) アルコールのヴォリューム、グリセリンの量    P564  ☆

43.第一アロマは何に由来する香りか。

A) 原料ぶどうに由来する香り    P565  ☆

44.第二アロマ(   )と乳酸菌がワインに影響を与える。

A) 酵母    P565  ☆
※本文中に“酵母”や“乳酸菌”の文字はないが、「アルコール醗酵、マロラクティック醗酵」に関与するものと考えれば容易に推察されると思われます。

45.ブーケとは何か。

A) 木樽内、瓶内での熟成中に現われる香り    P565  ☆

46.ワインの熟成速度に影響する要素を3つ挙げよ。

A) 【ワイン中に含まれる要素】1)有機酸の量   2)アントシアニン、フラボノイド、タンニンなどを含むポリフェノールの量  3)木樽熟成に由来するポリフェノール類の量   4)残存糖分の量    5)アルコール度数  6)ワイン中のエキス分の濃縮度合い   7)遊離亜硫酸の量
【ワイン中に含まれる要素以外の要因】1)ぶどう果実や果汁の移送手段やそのスピード   2)醗酵方法(開放タンク、密閉タンクなど)  3)瓶詰め時の熱処理の有無   4)樽熟成を経た場合のその条件    5)輸送方法  6)貯蔵条件(保存温度、紫外線、振動の有無)    P555~556  ☆☆
※教本には大きく分けて“ワイン中に含まれる要素”とそれ以外のケースがあり、この設問ではどちらを書いたら良いのか不明でありますが、一応両方押さえておくべきところであると思います。全部は厳しいが3つだけならなんとか解答できそう。

47.チューリップ型のワイングラスにあう 香り、味わい、タイプは。

A) ※教本P610には「スリムなワインにはチューリップ型を選ぶ」としかありませんが、香り、味わい、タイプを問われるとなるとより詳細な解答が求められると思われます。リーデル社をはじめ、いろいろなサイトをあたってみたのですが、“チューリップ型”という分類よりは、“ボルドー型”、“ブルゴーニュ型”といった分類が大半で、確たる答えを見つけることはできませんでした。ワインエキスパートコンクール決勝に進出された「盆」さんからいただいたコメントによりますと、以下のようなボルドー型グラスの特徴が正解により近いのかなと思われます。
『ボルドー地方のワインには上部が少しせばまったU字型の大ぶりなワイングラスがお薦めです。ボルドーの赤ワインは比較的タンニンが強いので、上部がせばまったこのタイプのグラスは、ワインがストレートに喉に入っていき、苦味が広がりにくいという利点があります。また、香りが少しずつ広がるのでグラスの外に逃げにくい形状になっています。』

48.日本酒税法で酒類とは。

A) 15℃においてアルコール分1度以上の飲料    P66  ☆

49.タストヴァンのもともとの意味。

A) 利き酒用銀杯    P620  ☆

50.セルヴィス・フレはどういう意味。

A) 涼しい温度で(12-16度)でサービス    P622  ☆☆

51.シャンパーニュの製造方法の違いを知る指標は何か。

A) この設問では、シャンパーニュ方式(トラディショナル方式)とその他の製造方法の違いなのか?、それとも同じシャンパーニュ方式でもMLFの有無によってどう違うのか?、等内容が今ひとつ不明確ではありますが、前者だとすれば、『泡のきめ細かさ』、『泡の持続力』、『熟成により現われるイースト香の有無』などが挙げられると思います。    記載なし  ☆☆

52.マグロなどの乱獲を保護する国際条約。

A) ワシントン条約    記載なし☆☆
※正解をきくと、ああそうかと気付きますが、いきなり質問されると咄嗟には言葉がでにくいですね。

53.フランスの美食術、地中海料理(スペイン、ギリシャ、イタリア、モロッコ)、メキシコの伝統料理などユネスコの無形文化遺産に登録されていますが、2011年登録された儀式料理はなんですか。

A) トルコの儀式料理:ケシュケク(Keşkek)    記載なし ☆☆☆
※このレベルの問題になると、有名レストランのソムリエさんでも、果たして何人の方が即答出来るのでしょうか?ご参考までに、ネットで画像が掲載されていましたので掲載してみます。左下の画像は、なんだか餅つきみたいで懐かしい感じがします。

     ケシュケク1

     ケシュケク2 ケシュケク3

54.レストランにワインを持ち込む場合の注意を箇条書きにする。

A) これも教本には記載がなく、ネットで調べてみても明確な答えは見つからなかったのですが、これも“常識的”には次のようなことになるでしょうか。当然のことながら『レストランの承諾が必要。』、『その店にオンリストされているワインは持ち込まない。』、『あまりに安いワインは持ち込まない。』
※その他重要なポイントがあれば、どなたかコメントをお願いします。

55.ワインの楽しみ方を400字で記述。

A) 「人生最大の幸福は、人との出会いにより友情、愛情が生れ育まれ、それを享受する毎日を送ることである。一本のワインが人と人とを結びつけ、友情や愛情を育んで人生を素晴らしいものにすることもあろう。また、食事を供されて料理との相性を素晴らしいものにしてくれることもある。一本のワインが料理にぴったりと合ったとき、両者の味の相乗効果によって、絶妙の味が創りだされる。アンリ4世は『よき料理、よきワインがあれば、この世は天国』といったそうだが、吟味された料理に選ばれたワインがぴったりと合って、お互いの風味に相乗効果が現われたときほど、至福を感じる時はないともいえよう。」    P68  ☆☆☆
※問題自体かなり抽象的であり、なんとなく分かっているつもりでも、いきなり「400字で書け」といわれた場合、即興でうまくまとめるにはなかなか難しい問題ですね。教本で該当すると思われる記述はこの部分になり、要点を押さえて解答すれば得点になるのでしょうか。


さすがに後半は骨のある出題が多くあり、解答も苦労しますが、全体的には教本からの出題が47問と約85%を占め、やはり教本を征することが予選筆記問題突破の大きな鍵になるようです。
来年5月末のアドバイザー予選まであと正味5ヶ月となりましたが、ヱヴァ初号機のごとく“覚醒”から“暴走”モード全開で突っ走っていきたいと思います(ナンノコッチャ)レ(゚∀゚;)ヘ=З=З=З
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