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《補足・訂正》第5回全日本ワインエキスパートコンクール予選筆記問題【模範?解答その1】についてのご指摘
2012-12-22 Sat 17:05
前回、“第5回全日本ワインエキスパートコンクール予選筆記問題【模範?解答その1】”という表題で、今年度行われました全日本ワインエキスパート予選筆記問題の30問目までの解答を掲載しましたが、katabamiさんという読者の方から、幾つかのご指摘をいただきましたので、ここでその部分につきましてコメントの引用をさせていただきたいと思います。
この方のブログを拝見したところ、原典や元の資料から丹念に検証がなされているものが多く、非常に信頼性の高い内容と思われましたので、いただいたコメントをそのまま掲載させていただきます


11.コート・ド・ローヌ・ヴィラージュに付記できる村名の数。

A) 17    P172 ☆☆

⇒“「11.コート・ド・ローヌ・ヴィラージュに付記できる村名の数。」で、教本ではコミューン名となっていますが、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュに付記できる17地区名にはコミューン名でないものも含まれています。
複数のコミューンで構成されている地区は、その地区を代表するコミューン名が付けられていることもありますが、そうでない場合もあります。 ”



12.赤ロゼ85%で、35000haの栽培面積を有するフランスのブドウ産地。

A) Provence地方(?)  2011年版教本P171  ☆
※前年の2011年版教本P171に「最大のAOCのコート・ド・プロヴァンスではロゼが84%を占めている」の記載ありますが、栽培面積は20,000haであり、“35,000ha”という面積については地方全体の数値としてもAOCの数値としても該当するものがありません。100%の確信はありませんが、これだけの面積でロゼの生産が多いとなると、プロヴァンス地方以外にないかと思われます。

⇒“「12.赤ロゼ85%で、35000haの栽培面積を有するフランスのブドウ産地。」はコート・デュ・ローヌAOCではないでしょうか?
http://www.vins-rhone.com のデータでは面積35,129haになっています。
ただ、赤とロゼを合わせると96%になり、85%にはなりませんが…。 ”


※この問題につきましては、、当初『ロゼ』という言葉に重点を置いて考えたため、プロヴァンス地方ではないかという先入観があったわけですが、『赤ロゼ』でとなると生産量的にも面積的にも両方にぴったりと合う生産地(広域の生産地域、AOCを含めて)が今のところ見当たらないため、前回“Provence地方”という解答を載せましたが、いったん取り消して保留とさせていただきます。


29.カリフォルニア州最北のぶどう産地の郡名。

A) Humboldt フンボルト    P443 ☆☆☆ 
※P445に「メンドシーノ・カウンティは、~カリフォルニア州で最北端のワイン産地」という記述があり、この予選が行われた時点ではこれが正解と思われますが、P443の「カリフォルニア州のワイン産出カウンティ」という地図では、明らかに「Humboldt (フンボルト)」が最北となっております。この点について一月ほど前に協会に質問したところ、「メンドシーノ・カウンティが最北」というのは誤りとの回答がありました。よって、現時点での正解は“Humboldt”とさせていただきます。

⇒“「29.カリフォルニア州最北のぶどう産地の郡名。」は難しい問題です。
シスキュー郡(Siskiyou)にカリフォルニア州最北のAVAである Seiad Valley があるのですが、Seiad Valley AVA でただ一つのワイナリーでは現在ワインを造っていないらしく、Seiad Valley AVA のぶどうがどのように処理されているのか分かりません。一応2010年のシスキュー郡のワイン用ぶどう栽培面積には18エーカーほどがカウントされていますが、すべてが Seiad Valley AVA に含まれているのかもハッキリしません。
ハンボルト郡(Humboldt)とトリニティ郡(Trinity)に跨がる Willow Creek AVA が実質的にカリフォルニア州最北のAVAになりますが、AVAでなくともぶどう産地(ワイン産地?)であることは可能ですし、トリニティ郡の東にあるシャスタ郡(Shasta)でもAVAはありませんがワイン用ぶどうが栽培されているので、カリフォルニア州最北のぶどう産地の郡名を特定するのは、ぶどうが栽培されている緯度が分からないと難しいと思います。”


※なるほど、前回単純に教本P443の地図上の位置から“Humboldt郡”と判断したわけですが、そんな単純なものではなさそうです。『メンドシーノ・カウンティは、・・・カリフォルニア州で最北端のワイン産地である』という教本P445の記述は誤りであることははっきりしましたが、では正解はと問われた場合確証がもてませんので、これも取り消したいと思います。


現在のところ『教本』に掲載されている記述がすべて“正しい”という前提のもとに膨大な数の暗記作業をひたすら続けているわけですが、明らかに矛盾・間違いとわかる箇所も散見され、ソムリエ協会には更なる内容の精査と編集の努力をお願いしたいと思います。

今回ご指摘をいただいたkatabamiさんのブログは次になります。教本の内容についての細かい検証がなされており、呼称資格試験の先を目指す方にとってはとても参考になると思います。
ただし、これから呼称資格試験の勉強を始めようとする方には、かえって混乱を招く可能性もあるため、教本やワインスクールの教科書中心での勉強をオススメします。

http://katabami.info/wine_archive/about/

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