「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
http://robert10.blog108.fc2.com/
第5回全日本ワインエキスパートコンクール予選筆記問題【模範?解答その1】
2012-12-19 Wed 21:37
お酒の販売に携わる者として、いよいよ一年中で最もクソ忙しい時期にさしかかり、ブログの更新もままならなくなってきました(ノд-。)

さて、今回は前回アップしました今年度のワインエキスパート予選筆記問題の【解答その1】になります。
解説まで含めると、分量が多くなりますので、30問目までとそれ以降に2回に分けて掲載してみたいと思います。
『教本』から出題されている問題につきましては、原則的に今年度版『教本』の該当頁とその文言をそのまま解答として掲載します。
難易度表示は筆者の独断で目安として、三ツ星三段階としてみました。☆1つがかつて呼称資格試験に出題された、若しくは有資格者であれば即答できると思われるレベルの問題。☆☆☆3つは例えば「その国(地方)独特の品種で、該当する品種を原語で書け」のように、教本の隅から隅まで丸暗記(しかも原語で)しなければ答えられないような超難問、☆☆2つはその中間のやや難問としてみました。繰り返しになりますが、筆者個人の主観ですのであくまで目安としてくださいσ(゚・゚*)


1.MLFは(    )が乳酸菌の働きによって、乳酸に変化する。  (     )を埋めよ。
 
A) リンゴ酸   P79 ☆

2.補糖の目的を挙げよ。

A) ワインのアルコール分を高めること   P77 ☆
※漫画『神の雫:第14巻』で、天才ワイン評論家の遠峰一青が「このワインは補糖をたんまりとしている。果実味の足りないワインを甘くみせるために砂糖を加えることだが・・・」と解説している場面がありますが、もちろん間違いですので、良い子はマネしないようにd( ̄  ̄) ヾ(^o^;

3.フランスに古代ローマ人が最初にぶどう栽培を伝えたが、それは現在のどの都市か。

A) マルセイユ   P120 ☆

4.ボルドーの次のシャトーの等級と所在地(コミューン)名を書け。

A) ・Ch.Saint-Pierre( 第4級:Saint-Julien ) ・Lascombes( 第2級:Margaux ) ・La Lagune( 第3級:Ludon ) ・du Tertre( 第5級:Arsac ) ・Coutet( 第1級:Barsac ) ・Doisy Daene( 第2級:Barsac ) ・Puoget( 第4級:Cantenac )  P133~134 ☆☆
※等級とAOCは覚えている方が多数だと思いますが、記述式でコミューンまで回答となるとちと難しいですね。

5.1990年以降でサンテミリオングランクリュの格付が変更された年を2つ書け。

A) 1996年、2006年   P135 ☆
※今年9月に新しい格付け発表がありましたが、予選が行われたのは5月なのでこの2つになります。新しい格付けで変化のあったシャトー名は来年の呼称資格試験要注意です。

6.コート・ド・ニュイ最大のグランクリュ名

A) Clos de Vougeot   P145 ☆

7.シャブリ1級畑を3つ挙げよ。

A) Mont de Milieu、  Montee de Tonnerre、  Fourchaume   その他教本P142では9クリマ掲載 ☆

8.ラドワ・セリニのグランクリュ。

A) Corton、  Corton-Charlemagne   P147 ☆

9.コート・デ・ブランのグランクリュを3つ挙げよ。

A) Cramant、  Avize、  Chouilly   P155 ☆  
※ちなみに他の3つは、Oger、  Mesnil sur Oger、  Oiry

10.ソミュール地区の石灰岩の岩の名称。

A) Tuffeau テュフォー   P159 ☆☆

11.コート・ド・ローヌ・ヴィラージュに付記できる村名の数。

A) 17    P172 ☆☆

12.赤ロゼ85%で、35000haの栽培面積を有するフランスのブドウ産地。

A) Provence地方(?)  2011年版教本P171  ☆
※前年の2011年版教本P171に「最大のAOCのコート・ド・プロヴァンスではロゼが84%を占めている」の記載ありますが、栽培面積は20,000haであり、“35,000ha”という面積については地方全体の数値としてもAOCの数値としても該当するものがありません。100%の確信はありませんが、これだけの面積でロゼの生産が多いとなると、プロヴァンス地方以外にないかと思われます。

※現時点で生産比率、面積ともにぴたりと当てはまる生産地が見当たらないため、一旦取り消させていただきます。

13.クレレット・ド・ディーの製法。

A) 瓶内二次醗酵   P165  ☆☆
※AOC:「Clairrette de Die Methode Dioise Ancestrale」 の場合は、メトード・アンセストラルとなる。ひっかけ問題か。ちなみに似た名前の「Cremant de Die」も瓶内二次醗酵方式。

14.最上のコニャックのAOC。

A) Grande Fine Champagne    P93 ☆

15.昔のQmpは、今はなんと言うか。

A) Pradikatswein プレディーカーツヴァイン   P298 ☆

16.バーデンはEUの何ゾーンか。

A) Bゾーン    P306 ☆

17.リカゾリがもちいた白品種は。

A) マルヴァジア・デル・キアンティ   P207 ☆☆

18.イタリアの法的規制 キャンティ、カルミニャーノ、ポミーノの線引きをした人は。

A) コジモ3世    P210 ☆

19.2011年にDOCGに昇格したトスカーナの赤(甘口)。

A) Elba Aleatico Passito エルバ・アレアティコ・パッシート   P244、272 ☆☆
※DOCGの数はどんどん増え、私がエキスパートを受けた2008年頃からすると30は増えているはず。来年また新しいの覚えるのか、と思うともうウンザリ・・・。

20.バレアレス諸島のマヨルカ島やカナリア諸島のパルマ島などで作られる酒精強化ワインは。

A) カナリー・サック    P345 ☆☆☆

21.酒精強化ワイン、カルカヴェロスの国と地方は。

A) 国):ポルトガル 地方):リスボニア地方   P364 ☆☆☆
※ドイツの2問が鼻歌交じりで解答できるレベルなのに比べ、この辺からいわゆる“重箱の隅を突付く”レベルの難問が出始めました。

22.オーストリアのトロッケンベーレンアウスレーゼの規定。

A) 樹上で自然乾燥した貴腐ぶどうのみを原料とする。果汁のKMW糖度は30度以上。   P379 ☆☆☆

23.ハンガリーのトランダーニュービアにある微気候の湖は。

A) バラトン湖    P386 ☆

24.スイスのDoleという名のワインは、どこのワインで、品種は、その割合は。

A) 主要品種:Pinot Noir、Gamay  最低使用比率85%    P394 ☆☆☆

25.スロヴェニアの北緯45度30分から47度に該当するフランスの生産地域はどこ。

A) ボルドー    P404 ☆
※教本に「ボルドーとほぼ同じ」と明記してあるので、試験的にはそれが正解となるのでしょうが、ボルドーは最北部が北緯45度半付近にあり、この記述は大いに疑問があります。むしろ緯度的にはシャブリ地区を除くブルゴーニュ地方の方が北の街ディジョン(N47.19)~南の街リヨン(N45.45)となり、より正解に近いと思われます。

26.スロヴェニアのポドラウイエのリースリングのシノニムを原語で書け。

A) Renski Rizling レンスキ・リーズリング   P405 ☆☆☆
※これは難しいですね。原語でとなると掲載国全ての品種まで原語レベルまで覚える必要があり、かなり厳しい設問ですね。

27.カダルカのブルガリア名。

A) Gamza ガムザ    P423 ☆

28.ヘラクレスの血と呼ばれる赤ワインの品種と産地。

A) 品種:アギオルギティコ   産地:Nemea ネメア    P433 ☆☆

29.カリフォルニア州最北のぶどう産地の郡名。

A) Humboldt フンボルト    P443 ☆☆☆ 
※P445に「メンドシーノ・カウンティは、~カリフォルニア州で最北端のワイン産地」という記述があり、この予選が行われた時点ではこれが正解と思われますが、P443の「カリフォルニア州のワイン産出カウンティ」という地図では、明らかに「Humboldt (フンボルト)」が最北となっております。この点について一月ほど前に協会に質問したところ、「メンドシーノ・カウンティが最北」というのは誤りとの回答がありました。よって、現時点での正解は“Humboldt”とさせていただきます。

※「メンドシーノ・カウンティが最北」というのは誤りという回答を協会からはいただいていますが、現時点ではっきりとした確証が得られませんので、Humboldtという解答を取り消させていただきます。

30.カナダ最大のワイン生産を誇るDVA名。

A) Niagara Peninsula ナイアガラ・ペニンシュラ    P468 ☆☆


問19までのイタリアまでは、呼称資格試験出題レベルの、割と平易なレベルの問題が多いですが、スペイン以降は俄然難易度がアップしているように思えます。
一つ星☆レベルの問題はパーフェクトが当然であり、ここでの取りこぼしは致命的となると思われます。また三つ星☆☆☆レベルの難問でいかに上積みができるかが、筆記問題での明暗を分けるように思われます
次回は31問以降の解答をアップしてみたいと思います。
スポンサーサイト
別窓 | ワインアドバイザー選手権大会 | コメント:1 | トラックバック:0 
<<《補足・訂正》第5回全日本ワインエキスパートコンクール予選筆記問題【模範?解答その1】についてのご指摘 | ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 | 【追加・訂正】第5回全日本ワインエキスパートコンクール予選筆記問題>>
この記事のコメント
no.226:管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012-12-20 Thu 14:18 | | #[ 内容変更]
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 |

アフェリエイト3