「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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『ワイン通が嫌われる理由(ワケ)』/レナード・S・バーンスタイン著/渡辺照夫訳
2012-01-25 Wed 14:12
      ワイン通が嫌われる理由

『ワイン通が嫌われる理由』 著者:Leonard S.Bernstein / 訳者:渡辺照夫
発行所:(株)時事通信社  1996年9月10日発行  購入価格:¥298(中古)《定価¥1,748(税抜)》

「レナード・バーンスタイン」ときいて、クラシック音楽ファンであれば世紀の巨匠の名を思い出すことでしょう。
この本の『ソムリエへの復讐』というエッセイにも、まだ社会人になって間もない頃、ニューヨーク随一のフレンチ・レストランに予約を入れたところその偉大なる人物に間違われ、店の人たちに総出で出迎えられる話が載っておりますが、当然全くの別人です。

この本の原題は「ワイン・スノッブになるための公式ガイド・ブック(The Official Guide To Wine Snobbery)」となっており、自分では尊敬されカッコイイと思い込んでいる「ワイン通」という名の俗物に対する痛烈な風刺に満ちています。
内容はワインを少し知っている人なら抱腹絶倒、これほどワインネタで笑える本をこれまで読んだことがありません。

「ラスベガスでいかさまをやり通せると信じた哀れな山師たち、はたまたワイアットアープに引金を引いたカウボーイたちの末路にも似て、ワイン通墓場はブラインド・テイスティングで金星をねらう愚か者の終着駅です。」
これは『ブラインド・テイスティングの傾向と対策』という一文の書き出しですが、一遍一遍のエッセイも秀逸でニヤリとさせられるものばかりで、最後に近づくにしたがって全編をまとめあげ、爆笑させられてしまうのは原作者の構成力はもちろん、訳者の筆力に負うところ大といえます。

はっきりいって呼称資格試験の勉強にはほとんど役には立ちませんw
しかし、退屈な試験勉強の息抜きとして、気分転換をはかるにはまたとない好著といえるかもしれません。

「ワイン通」を極めた人物の典型として“レジナルド”なる人物が登場しますが、最後にこう〆られています。
「レジナルドのキャラクターは、尊大と傲慢と偏屈と癇癪の融合体です。巷のワイン通たちにも共通点があります。もしも、自分がレジナルドではないかという妄想にとりつかれたら、そうです、あなたはもうレジナルドなのです。」
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