「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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『ワインの自由』/堀賢一著
2012-01-15 Sun 23:58
前回読んだ堀賢一さんの『ワインの個性』がとても勉強になり、その9年前に出版された
『ワインの自由』がどうしても読みたくなったため、Aamazonに出品されていた中古本をさっそく購入

      『ワインの自由』/堀賢一著

『ワインの自由』  著者:堀賢一  発行所:(株)集英社
1998年10月10日 第1刷発行、 2003年11月15日 第2刷発行  
購入価格:¥590(中古)《定価:1,800円(税抜き)》

『ワインの個性』より10年近く前に出版された本ではありますが、内容的に古さは全く感じられず、『ソムリエ協会教本』にも書かれている最新の醸造法がもたらす効用とその影の部分についても、極めて平明で分かりやすい解説がなされているのは共通するところであります。
この2冊の著書を読んで考えさせられるのは、『教本』や数あるワインの専門雑誌、書籍に常識として書かれていることが事実とかけ離れていることが具体的な例を挙げて反証されていることです。

序文である‘はじめに’にはこう書かれています。
「日本のワイン・ジャーナリズムで特徴的なのは、ごく一部を除き、流布している情報が実際に栽培家やワインメーカーから得た直接的なものではなく、輸入業者や公的広報機関といった特定の利益団体からのもので、『なにが素晴らしいのか』は書かれているものの、『なにが問題なのか』はほとんど書かれていません。(中略)私はこうした情報操作から逃れ、ワイン業界のしがらみにとらわれず、先入観や偏見を捨てて、自由な立場からワインに関する文章を書きたいとつねづね考えてきました。この本に書かれていることの多くは、現在私が感じている、ワインに関する私の自由な意見で、私個人で発展させたのではなく、多くのシンポジュウムに出席し、さまざまな論文を読んだり、たくさんの人たちとの議論のなかで生まれてきたものです。お仕着せの定説や権威ある人の説を鵜呑みにせず、自分でゆっくりと咀嚼し、異なる意見を理解した上で確立されつつある私の意見です。」

私も「チリにはフィロキセラが存在しないので、葡萄樹は接ぎ木されていない」、「乾燥した気候なので、チリの葡萄栽培はもっとも有機農法に近い」といった「常識」を、この2冊の本を読むまで「鵜呑み」にしていた一人でありました。
この二冊の本によって、あなたの「常識」は見事に覆されます。
ワインの勉強を志す人、ワインラバーを自認する人、ワインに関わるすべての人にとって、必読の書だと思います。
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