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二次試験テイスティング対策について(その3)
2011-09-17 Sat 01:08
二次試験本番まで、いよいよあと10日と迫ってきました。

今年初めて受験される方々は、特にブラインドテイスティングの勉強方法について、色々と試行錯誤しながら頑張っていらっしゃることと推察致します。

さて、今回は最終的にこの二次試験の合否を分けるといわれる『品種』について過去3年の出題されたワインから検証してみたいと思います。

これまでも巷では「この試験に受かるためには、ぶどう品種だけは最低一つでも当てないと合格できない!」とまことしやかに囁かれてきました。
実際に私が昨年受験してみて、3つのワインのうち『品種』は2つ当てられたものの、『生産国』は全滅でありましたが合格はできました(その他のリキュールも正解でありましたが)。
このことから少なくとも『生産国』は一つも当たらなくとも、『品種』が(少なくとも2つは)当たっていれば合格できるということはいえます。

では過去3年(全呼称資格において)で実際どのような品種が出題されているのでしょうか?

《白ワイン》

① リースリング 5回 (ドイツ4回、ニュージーランド1回)

② シャルドネ  4回 (日本3回、フランス1回)

③ ソーヴィニヨン・ブラン 2回 (フランス2回)

③ ミュスカデ  2回 (フランス)

⑤ セミヨン  1回 (オーストラリア1回)

⑤ モスカート 1回 (イタリア1回)


《赤ワイン》

① カベルネ・ソーヴィニヨン 3回 (アメリカ2回、チリ1回)

① シラー(ズ)  3回 (オーストラリア2回、フランス1回)

③ メルロ  2回 (オーストラリア1回、フランス1回)

④ ピノ・ノワール 1回 (フランス1回)

④ サンジョヴェーゼ 1回 (イタリア)

④ バルベーラ 1回 (イタリア)

④ ネッビオーロ 1回 (イタリア)


当然ではありますが、赤白ともに定番中の定番ともいえる“高貴王道品種”が上位を占める結果となっており、やはりあれこれ色んな品種に手を出すよりは、先ずは基本的な品種をしっかりと押さえることが肝要となります。

ただ意外なことに、白ではS・B、赤ではP・Nの頻度が低くなっておりますが、これはS・Bの場合はその独特の青草のような香りで、P・Nは他品種から比べ明らかに淡い外観から容易に判別がついてしまうからかもしれません。
このことから特に“高貴王道品種”の中でも、赤なら特にカベルネとシラー(ズ)、白ならリースリングとシャルドネを徹底的にマークし、これらの品種は絶対に外さないことが最重要といえると思います。

しかし、こうしてデータを取ってみると、面白い傾向が分かりますね。
一次筆記試験ではすでに出題頻度がぐっと少なくなったドイツが二次では一番多かったり、白の王者シャルドネでは本家フランスでもアメリカでもなく日本が3回も出されたりとか、カベルネも本家フランスがなくてニューワールドだけだったりとか・・・。
またごく一部の例外を除いては、フランスは毎回必ず出題されていますので、それは念頭においた方がいいと思います。
それと、特にソムリエ試験では赤でイタリアの出題頻度が高かったり、白ではオーストラリアのセミヨン(しかも甘口)が出題されたりと、他の2資格からすると難易度が高いといえますし、逆にエキスパートではオーソドックスな品種がほとんどだったりと、各呼称によっても多少傾向の差があることも覚えておいた方がいいかもしれません。

今年初めて受験される方は、独りでテイスティングの勉強を進めるのは難しく、まだ色々と迷いのあるのは仕方がないと思いますが、上記のことを参考に品種を絞り込んでいくことが一番の近道かと思います。

では受験される皆さまのご健闘・合格をお祈り申し上げます。
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この記事のコメント
no.135:ありがとうございました
はじめまして。アドバイザー2次試験終わりました。数ヶ月間でしたが、このブログには大変お世話になりました。特に各国のまとめと穴埋め問題、今年からテイスティングの用紙が変わりそうだという情報などとても助けられました。また、受験情報だけでなく、ロベール様のワインに対する愛情がひしひしと伝わってきて、私もワインに真摯に対していきたいと思うようになりました。今年受かっているかわかりませんが、今後も愛読したいと思います。お仕事などお忙しいと思いますが、後続の方々のためにも是非続けてくださいね。
2011-09-26 Mon 23:10 | URL | マデイラ #/pvsaUsA[ 内容変更]
no.136:Re: ありがとうございました
2次試験受験たいへんお疲れ様でした。
このブログがお役に立てたようで、たいへんうれしく思います。
昨年もそうでしたが、こうした励ましのお便りをいただくことにより、
なによりも私自身が励まされていることに気付き、逆にとても感謝しております。
私もワインの勉強を始めてまだ5年に満たなく、まだまだ勉強の毎日でありますので、
このブログも続けていきたいと思っております。

最後になりますが、マデイラ様の合格を心よりお祈り申し上げます。
2011-09-27 Tue 00:23 | URL | シャトー・ロベール #-[ 内容変更]
no.137:お久しぶりです
お世話になりましたので二次試験結果ご報告させていただきます。
今回白2、赤1、リキュール2でした。
私は白2は品種、国正解で赤は品種間違え(シラーズをカベルネソーヴィニヨンと書いた)国は正解でした。
ヴィンテージは全てはずしました。
4つ目リキュールはマディラをフィノシェリーと書き間違い、
5つ目はグラッパで正解でした。
コメントが変にずれていなければテイスティングはまずまずなのかなぁという感じです。

口頭試問はボロボロでしたね。
私は製造が主でして販売ではないため、お客様に説明するようにと言われてもお客様と話す機会などないのでどんな感じ?という感じでしたし、筆記ではわかる問題も口頭で質問され緊張のあまり頭真っ白になりました。
口頭試問は6問ありましたがおそらく点数で半分いかないくらいかもしれません。
噂ですが口頭試問は全体的にぐだぐだだったらしいとことも聞きます。。。

本当にロベール様のブログには去年よりお世話になりました。今年も受験対策資料ありがとうございました。
このブログの一次試験の対策法や昨年の二次試験当日のドキュメンタリー風の内容も二次試験がどんな感じかをイメージするのにとても参考になりました。
ちょくちょくこのブログには遊びにきたいと思います。

長文失礼しました。
2011-09-27 Tue 08:47 | URL | チョコ #-[ 内容変更]
no.138:Re: お久しぶりです
チョコ様

二次試験のご報告ありがとうございます。
また、長期に渡る試験勉強たいへんお疲れ様でした。

口頭試問の方式が、これまでとは大きく変わり受験者の皆さまは
たいへんな思いをされたようですね^^;
放送で聞いた問題を選択肢からマークするのと、実際試験官の前に立ち
答えを述べるのでは、試験独特の雰囲気もあり段違いに難易度が上がりますから
おそらく口頭試問は全体的に得点出来た方は少ないのではないでしょうか。

とすればテイスティングの勝負となるわけですが、チョコ様の結果であれば
これまでの経験則からしてほぼ合格圏内と思っていいのではないでしょうか。

なにはともあれ、たいへんお疲れ様でした。
チョコ様の合格をお祈り申し上げます。
2011-09-27 Tue 10:24 | URL | シャトー・ロベール #-[ 内容変更]
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