「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
http://robert10.blog108.fc2.com/
二次試験テイスティング対策について(その2)
2011-09-09 Fri 11:55
前回に続き、二次試験テイスティングコメントの検証をしてみたいと思います。

以下の一覧表は、今年春に行なわれたシニア呼称資格試験に出題されたワインの解答をまとめたものです(ワインは各呼称共通、その他の酒は各呼称二種類づつ出題されました)。

                      2011年度シニアテイスティング解答

これまでは、【外観】、【香り】、【味わい】の各項目について、それぞれ指定された個数のコメントを選択する、という方式だったわけですが、例えば【外観】であればその中にさらに、〔清澄度〕、〔輝き〕、〔色調〕・・・といった項目が指定されており、それに該当するコメントを選択する方式になっていることが、先ず大きな変更点として挙げられます。

【外観】については、8つの項目がありますが、昨年までの正解コメントとの継続性がある程度あり、〔清澄度〕の「澄んだ」や〔泡立ち〕の「スティル」はワインのタイプや熟成度の違いはあっても共通の正解としてそのまま選択できると思います。

問題なのは【香り】の〔特徴〕の選択です。これまでは赤・白それぞれに共通の正解コメントが一貫して5~6個あり、事前にそれらのコメントを暗記することで対処できたのですが、今回からは今までに全く正解ではなかった、あるいは稀にしか正解ではなかったコメントが多数挙げられており、従来の対応法が通用しません。
少ないサンプルからかろうじて読み取れるのは、例えば赤については全くタイプの違う2つのワインに共通するコメントとして「ブルーベリー」、「杉」、「ナツメグ」があり、これらはどんな赤であっても選んだ方が無難かもしれません。
また〔香りの印象〕というまとめの項目が新たにありますが、これは教本の一覧にも該当するコメントがなく、②のカベルネ・フランについては「クローズしている」というややネガティブともいえる表現があり、非常に選択が難しいところであります。

また【味わい】については、今年から教本526頁~527頁に掲載され、一次試験においても出題された『ワインの官能表現チャート』において、出題されたワインがどの部分に該当するかを問われる形になっており、このチャートの習熟が必須となります。

新しく加わった【評価】という項目については、教本535頁の「最終的な印象」という一覧がそれに該当すると思われますし、【供出温度】は教本574頁の一覧を覚えればいいと思います。
また【ワインに合う料理】という項目がなくなってはおりますが、口頭試問では出題される可能性があり、復習はしっかりとしておくべきでしょう。

全体を通しての印象としては、赤・白ともに「力強いタイプ」、「軽いタイプ」、「若々しいタイプ」、「熟成感のあるタイプ」それぞれに【外観】⇒【評価】に至るコメントに『一貫性のある』コメントが求められるということです。
従来はタイプが大きく違っても、共通のコメントが多数あり絞り込がある程度可能であったわけですが、逆に言えば「若々しい」タイプでも「熟成感」のあるタイプでも似たようなコメントとなってその違いがはっきりとは分からない傾向がありました。
今回よりワインの個性の違いをよりしっかりと捉える必要があり、その意味では一次試験に合格してからの一夜漬け的な学習よりは、長期にわたる計画的な学習がテイスティングにおいても求められるようになったと言えるかもしれません。
スポンサーサイト
別窓 | ワインAD受験 | コメント:3 | トラックバック:0 
<<二次試験テイスティング対策について(その3) | ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 | 二次試験テイスティング対策について>>
この記事のコメント
no.132:管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011-09-18 Sun 01:17 | | #[ 内容変更]
教本P526~527掲載の『味わいの官能表現チャート』の見方についてのご質問をいただきましたが、ワイン用語独特の抽象的な表現が多く、ワインのことをまったく知らない人たちが普段抱いている一般的なイメージとかなりの「ズレ」があるように思われます。
したがって今年からワインの勉強を本格的に始めた方々からすると、おそらくこのチャート自体かなり分かり難いと思いますし、「一貫性がない」と感じられるのも無理からぬことだと思います。
私自身まだ勉強を始めて4年目ですので、まだまだ不明なことが多くあり、トータルで数千本のワインを試してようやくなんとなくではありますがイメージ的に理解できてきたかな、というレベルにすぎません。

結論から申し上げますと、このチャートの見方について分かり易い解説を加え、納得いただけるだけのお答えをするのには、かなりのスペースと時間を要するため(なによりも本人の能力不足のため)試験本番までには極めて難しいと言わざるをえません。

もう時間の猶予もありませんし、ここで一番オススメできることといえば、このブログ左側のAmazon商品一覧の上から4番目にあります『ワインテイスティング-ワインを感じとるために』を熟読されることだと思います。この本は2005年の全日本最優秀ソムリエである佐藤陽一さんが書かれたもので、テイスティングの技術書としては当代随一の解説書であり、質問者さまが抱いていらっしゃる疑問も分かり易く解いてくれるものと思います。
お近くの書店にない場合、Amazonであれば翌日入手が可能ですので、まだ十分間に合うと思います。

期待されるご質問の答えにはなっておらず、たいへん申し訳ありませんが、取り急ぎお返事致します。

最後になりますが、質問者さまのご健闘・合格をお祈り申し上げます。
2011-09-18 Sun 10:28 | URL | シャトー・ロベール #-[ 内容変更]
no.134:管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011-09-18 Sun 13:50 | | #[ 内容変更]
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 |

アフェリエイト3