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日本ソムリエ協会関東支部第一回例会参加
2010-02-18 Thu 00:22
日本ソムリエ協会関東支部の今年最初の例会が、2月17日(水)、品川のグランドプリンスホテル高輪で開催され、行って来ました。

講師は日本ソムリエ協会会長で、世界のソムリエを束ねる国際ソムリエ協会会長でもある小飼一至会長。

テーマは「生涯ソムリエ・ソムリエ体験談」ということで、ソムリエとして働き始めてから現在までの体験談と、4種類のローヌワインのテイスティングといった内容でした。

ソムリエの接客において大事なことは、「相手の身になって考えること」、「高い質の満足をお客さまに感じていただくこと」
であり、そのためには「第一印象」、「清潔感」、「雰囲気」がとても大切であると仰られていましたが、これはソムリエに限らず、アドバイザーとして販売に係わるものにとっても同じことでしょう。

また、小飼会長は(株)プリンスフーズの役員もされ、ワインの輸入もされているということですが、ワインを選ぶ際には、
(1)造り手の情熱 (2)価格と味のバランス (3)お客さまが喜ぶものか などを基準としているとのことでした。

そしてテイスティングに出されたのが次の4種類のローヌワイン。

例会021701  例会021702

①Grand Marrenon 2006 グラン・マレノン
生産国・地域:フランス、コート・デュ・ローヌ  格付:AOC Luberon リュベロン
生産者:Cellier de Marrenon セリエ・ド・マレノン社
品種:シラー70%、グルナッシュ30%  アルコール度数:14.5度  販売価格:1380円

【外観】澄み切った、輝きのある、濃い色合い、紫を帯びたガーネット色、若々しい外観
【香り】ブラックチェリー、カシスなど黒い果実、フランボワーズ、紫の花、黒胡椒、甘草、なめし皮、複雑性のある香り
【味わい】シラーの比率が高いためか、ボリューム感があり厚みのあるボディ。タンニン、酸味ともにフレッシュで生き生きとしており、たいへんバランスが良い。シラー特有のスパイシーさと、フレンチオークの新樽を使用しているためか、香り同様味わいにも木樽のニュアンスからくる複雑性があり、心地よい余韻が続く。

②ORCA VI 2007 オルカ・シス
生産国・地域:フランス、コート・デュ・ローヌ  格付:AOC Ventoux ヴァントー
生産者:Cellier de Marrenon セリエ・ド・マレノン社
品種:グルナッシュ90%、シラー10%  アルコール度数:14.5度  販売価格:1600円

【外観】澄み切った、輝きのある、紫を帯びたルビー色、暖かみがありエッジはピンクがかっている
【香り】ジャムのような凝縮感のある、黒い果実主体、白胡椒、甘草、ヴァニラ、赤身肉
【味わい】深くボリューム感のある味わい。柔らかく溶け込んだタンニンと穏やかな酸味、グルナッシュ主体なためふんわりとした甘味が全体を包み込み、ボリューム感がありながらも優しい味わい。

③Chateau la Tour d'Aigue 2003 シャトー・ラ・トゥール・デーグ
生産国・地域:フランス、コート・デュ・ローヌ  格付:AOC Luberon リュベロン
生産者:Cellier de Marrenon セリエ・ド・マレノン社
品種:シラー50%、グルナッシュ50%  アルコール度数:13.0度  販売価格:2180円

【外観】澄み切った、輝きのある、濃い色合い、濃いルビー色で、エッジには熟成を感じさせるレンガ色が表れている
【香り】赤や黒い果実、カシス、くわの実、チェリーリキュール、きのこ、動物的なニュアンス、赤身肉、ヴァニラ
【味わい】ちょうど良い熟成感で、ソフトで溶け込んだタンニンと、まろやかな酸味のバランスがたいへん良いバランスとなり、まろやかで柔らかい味わいを醸し出している。余韻もふんわりと長く続き、心地よく軽く消える。

④Chateauneuf-du-pape 2006 シャトーヌフ・デュ・パプ
生産国・地域:フランス、コート・デュ・ローヌ  
格付:AOC Chateauneuf-du-pape シャトーヌフ・デュ・パプ
生産者:Domaine Le Pointu ドメーヌ・ル・ポンテュ
品種:グルナッシュ80%、サンソー20%  アルコール度数:15.0度  販売価格:4500円

【外観】たいへん透明感のある澄み切ったルビー色、中程度の濃さで、粘性は非常に高い
【香り】デリケートかつエレガント、いちじくのコンフィ、乾燥した果実、新樽由来のロースト香
【味わい】きれいに溶け込んだタンニン、フレッシュな酸味、申し分のないバランス、まさにリッチな味わいで、きれいな余韻が長く続く。

アルコール度数の発表が最後にあったのですが、③を除いて14.5度以上、パプに至っては15度ということで、会場からは驚きの声が上がっていました。私もまさかそこまで高いとは予想できなかったのですが、アルコール感を感じさせない、たいへんバランスの取れた造りのワインでありました。
今回のワインはプリンスホテルだけで、一般の小売店では販売していないということですが、小飼会長自ら選ばれただけあって、たいへんパフォーマンスの高いものばかりでした。

前回は昨年の12月に、田崎真也副会長が講師の例会があり、その時はブルゴーニュのプルミエ・クリュばかり9種類のテイスティングと、たいへん豪華な内容だったのですが、出席する度に自分の中の経験値のメーターがグングン伸びていくのが実感できます。
次回は4月にワインアドバイザー・エキスパートのフォローアップ・セミナーが予定されているということで、今からまた楽しみにしています。
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