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サンライズCS&コノスルCSヴァラエタル比較試飲
2010-02-11 Thu 11:26
今回はチリの人気デイリーワイン『サンライズ』と『コノスル・ヴァラエタル』シリーズのカベルネ・ソーヴィニヨンの比較試飲です。
テイスティングの勉強を始めたときに、黒ぶどうの王者ともいえるカベルネ・ソーヴィニヨンの特徴をつかもうと、よく飲んでいたのがチリのCSでした。幸いなことに、ワインエキスパート二次試験のテイスティングに、なんとチリのカベルネが出題され、選択肢としてニューワールドのアメリカやオーストラリアもあったのですが、さほど迷わず正解することができました。
この二つもよく飲んでいましたが、改めてその違いが分かるか比較してみることにしました。

  サンライズCS1サンライズCS2 コノスルCS


サンライズ カベルネ・ソーヴィニヨン 2008
生産国・地域:チリ、セントラルヴァレー 
生産者:コンチャ・イ・トロ  
輸入者:メルシャン㈱  購入価格:880円
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン  ヴィンテージ:2008 
アルコール度数:13.0%  赤・ミディアムボディ

コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008
生産国・地域:チリ、セントラルヴァレー
生産者:コノスル  
輸入者:㈱スマイル  購入価格:798円
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン  ヴィンテージ:2008 
アルコール度数:13.0%  赤・フルボディ

【外観】
外観上は、ともにひんやりとした紫色を帯びたガーネット色だが、『サンライズ』のほうが明るいマゼンタの色調が強く、『コノスル』はやや黒味が強い。グラスを傾けるとよりそれがはっきりとし、鮮やかで明るいエッジの『サンライズ』に対し『コノスル』はフチまで色素がぎっしりという感じ。粘性はともに中程度で、きれいな脚がグラスを伝う。

【香り】
香りの第一印象は、両者ともにチリのカベルネらしさに溢れていて、カシスやブラックベリーのような黒い果実をすり潰したような凝縮感と、チリ特有のヴェジタルな印象、そしてビターチョコやトーストのような焦げ臭のニュアンスが感じられる。『サンライズ』のほうがややヴェジタルなニュアンスが強い。

【味わい】
両者ともに果実味豊かで凝縮感があり、タンニンはやや収斂性があるものの柔らかく、アタックは心地よい。アルコール度数もカベルネにしては13度と低めなためボリューム感は控えめで、タンニンと酸味のバランスもよい。
最初の印象は目立った違いはなかったのだが、飲み進めていくと、徐々に違いが現われてくる。『サンライズ』はやや甘いフレーバが目立ち、カベルネにしては飲みやすいカジュアルな印象に変化はないが、『コノスル』は次第に重厚感が増してきて、この価格にしてはちょっと驚きのスケール感が見えてくる。これ以上は重過ぎてバランスが悪くなるという一歩手前での見切りとでも言おうか、フレーバーも甘過ぎず、カベルネらしい清涼感が全体を引き締めている。重くなりがちなチリのカベルネを過不足なくクールにまとめており絶妙。

【総評】
前回は同じシリーズのシャルドネを、今回はカベルネを比較してみたわけですが、単体で飲むとよくわからない部分が、やはり同時に飲んでみるとはっきりと見えてきます。
『サンライズ』シリーズは、カジュアルでフレンドリーなコンセプトが明確で、友人同士が集まったホームパーティなどでワイワイやりながら楽しむワインとしては最適ではないでしょうか。ラベルの太陽のマークそのままに、明るく暖かい花見の席なんかにはもってこいのワインだと思います。
驚くべきは『コノスル』です。「800円の安ワインだからこんなもんか・・・」というような妥協点が一切なく、一人でじっくりとワインそのものを味わうにも十分な満足感が得られます。この価格で「フルボディ」というのは本来有り得ないことですが、それも十分納得できます。
両者ともに本来ボルドーの高級品種であるカベルネを、1000円で十分お釣りのくる価格ながら、バランス良くクールにまとめ上げている造りはさすがと言えます。ともにデイリーのワインとして十分な満足感が得られるワインシリーズだと思います。
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