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Cuvee des Galets 2009 キュヴェ・デ・ガレ
2011-01-06 Thu 11:41
新年初めてのテイスティングノートは、南仏で「マス一族」と並び、驚くべきCPの高いワインを産み出す「エステザルグ協同組合」の赤であります。
この協同組合は、10人足らずの若い醸造家が集まっているフランスでも最小といわれる組合ということですが、ワイン専門誌『リアルワインガイド』でも高評価を受けており、ご存知の方も多いと思います。

     キュヴェ・デ・ガレ2009-1

     キュヴェ・デ・ガレ2009-2

Cuvee des Galets 2009 キュヴェ・デ・ガレ
【生産国・地域】:フランス、コート・デュ・ローヌ地方
【格付】:VIN DE PAYS DU GARD
【生産者】:エステザルグ協同組合  【輸入者】:(株)ラシーヌ
【品種】:カリニャン、グルナッシュ、サンソー  【収穫年】:2009年
【アルコール度数】:14.5%   【タイプ】赤・ミディアムボディ

【外観】
光沢のある かすかに濁りのある 鮮やかな紫色を帯びたガーネット色 中程度の濃さ 脚の出来る粘性 粘性は高くねっとりとした感じ 凝縮感と若々しさを感じさせる外観

【香り】
豊かな香り フレッシュでフルーティ ラズベリー、プラム、チェリーなどの赤い果実 カシス、ブラックベリー、ブルーベリー、くわの実など黒い果実のフレッシュな果実香が主体 スミレの花 ブラックペッパー、甘草など仄かなスパイスのニュアンス

【味わい】
心地よいアタック、フルーティで軽快なアタック 爽やかな酸味、生き生きとした酸味 辛口 滑らかで柔らかいタンニン フルーティで甘いフレーバー アタックは軽快な印象であるが、次第にボリューム感が増してくる バランスは良い 切れの良い後味 余韻は比較的長く7~8秒 現在飲み頃 若々しくフルーティながらも、豊かな果実味を感じ濃縮感があり、調和のとれた味わい

【総評】
「外観」で『かすかに濁りのある』とのコメントはネガティヴな意味ではなく、これは濾過をしていないための濁りであります。
自然派の造りで、無濾過、酸化防止剤無添加ではありますが、ありがちな還元臭は全くなく、フルーティで豊かな果実香がとても心地よく感じられ、期待感を抱かせます。
タンニンはとても柔らかく滑らかで、しっかりとした酸味が全体を支えています。そのためアルコール度数が14.5度と非常に高いのにも係わらず、バランスはとても良く飲み飽きしません。
アタックはヌーヴォーのような軽快な印象がありますが、徐々にボリューム感が増してきて、凝縮された果実の旨味をしっかりと感じることができます。
難点はスイスイと飲めてしまうのに、度数が高いため、気をつけないといつもより酔いが早く回ってしまうこと。それと酸化防止剤無添加のため、日持ちがしないこと。一人で一本飲み切る“酒豪”でない方は、何人かの友人や仲間で集まるときに開けたほうがよいでしょう。渋味が少ない割にボリューム感はあるため、ピザやパスタなどからしっかりとした煮込み料理まで、幅広い料理と合わすことができそうです。この日はつまみに「若鶏の梅しそ竜田巻き」と試してみましたが、爽やかな梅肉の酸味とワインの酸味がよくマッチしておりました。
タンニンが柔らかく酸味はしっかりとしているため、12~14℃くらいに冷やした方が美味しいと思います。

今回は知り合いのIさんの強いオススメで試させていただいたのですが、これは理屈抜きにとても美味しいワインですね。性格的にはボージョレ・ヌーヴォーと共通する部分がありますが、多くのヌーヴォーがある種の「人工的」な違和感を感じるのに対し、こちらは自然の熟した果実の美味しさをそのままギュッとワインに詰め込んだような印象です。価格も千円台半ばと、やはりCPの高さはかなりのものがあります。
Iさん、美味しいワインをありがとうございましたヾ(=^▽^=)ノ
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