「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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(株)ワインオリエンテッド試飲会参加 11月4日(木)
2010-11-08 Mon 17:25
話が前後してしまいますが、(株)ワインオリエンテッドさんから試飲会の案内をいただいたため、4日前になりますが表参道まで行ってきました。
この会社は設立してまだ2年の新しいインポーターさんで、不勉強にも存じ上げなかったのですが、“ワイン第一主義”を理念を持ち、取り扱っているワインも『”売れる”ワインではなく”飲みたい”ワイン、を日本の皆様にご紹介していくことが 使命』と高い理想を掲げており、なるほどリストも興味のあるワインが多かったので参加させていただきました。

一社だけの試飲会なので、こじんまりとした会場に参加者の数も多くはなかったのですが、私以外の参加者の方々のレベルは相当高いことがテイスティングの仕草ひとつとっても分かります。となりの方のテイスティングシートをチラ見したところ、コメントがフランス語でびっしりと書かれていました

【日時】:2010年11月4日(木) 11:00~17:00(参加した時間は14:00~16:30)
【会場】:東京都渋谷区渋谷 青学会館アイビーホール 2F「シャロン」
【出品ワインリスト】フランス:JANISSON&FILS(Verzenay Champagne)3アイテム/ASPASIE(Brouillet Champagne)3アイテム/AZZARO WINES(Languedoc)4アイテム/DOMAINE DE CAMBIS(Languedoc)4アイテム/CASAL LIOTIER(Languedoc)2アイテム/CHATEAU SAINT ROCH(Roussillon)5アイテム/CHATEAUX ELIE SUMEIRE(Provence)5アイテム/DOMAINE MARIE&FRANCOIS GIRAUD(Rhone)2アイテム/CASTAGNE PREMIUM(Bordeaux)2アイテム/Patrick Piuze(Chablis Bourgogne)9アイテム/MISCHIEF&MAYHEM(Aloxe-Corton Bourgogne)9アイテム/Domaine Jean Fery&Fils(Echevronne Bourgogne)5アイテム/Domaine Francois Bertheau(Chambolle-Musigny)3アイテム
イタリア:SUAVIA(Veneto)3アイテム/RONCO DEI TASSI(Friuli)4アイテム/TOSCOLO(Tosacana)5アイテム/SPERI(Veneto)3アイテム/CONTERNO-FANTINO(Piemonte)4アイテム

       ワインオリエンテッド試飲会南仏ワイン

この日出展されていたのはラングドックの比較的低価格のものから、ローヌの“シャトーヌフ・デュ・パプ”、シャブリのフルライン、ブルゴーニュのグラン・クリュクラス、イタリアワインと様々でしたが、先ずは手頃なラングドックから。
1000円台とはいえシラーやグルナッシュの特性がはっきりと表現されているものが多く、どのワインもCPの高さはかなりのものがあります。

       ワインオリエンテッド試飲会ドメーヌ・ド・カンビス

特に印象的だったのはラングドック、DOMINE DE CAMBISのAOC Saint-chinian3本。右から“Caudomato 2007”¥2200(カリニャン40%、グルナッシュ40%、シラー20%)、“Les Jardins Suspendus 2006”¥2600(グルナッシュ60%、シラー40%)、“Carnet de Voyage 2005”\3300(シラー90%、グルナッシュ10%)。
セパージュの違いにより軽快でチャーミングな造りからパワフルで重厚な造りまでよく表現されています。シラーの比率の高いものは黒胡椒や赤身肉のような独特の品種特性がよく分かります。

       ワインオリエンテッド試飲会ロゼワイン

いかにも女性受けしそうなラベルのプロヴァンスのロゼも出展されていました。本場フランスでもロゼのシェアが伸びているようですが、フランスでも健康志向の高まりにより、こってりとした味付けよりもあっさりめの料理に合うワインとして、ロゼが注目されていることが背景にあるようです。

       ワインオリエンテッド試飲会シャブリ

Patrick Piuzeのシャブリは、Petit Chablisから始まって、グラン・クリュのGrenouilleまでフルラインを試すことが出来ました。パトリック・ピウズ氏は、かのオリヴィエ・ルフレーヴに4年間在籍しシャブリ部門の醸造を担当、その後04年にヴェルジェ、05~07年にシャブリのジャン・マルク・ブローカルの醸造長を歴任し08年に自らのメゾンを設立した気鋭の醸造家だそうです。
写真は右から“1er Cru Vaillon Minots 2009”\5000、“1er Cru Fourchaume 2009”\5800、“Grand Cru Bougros 2009”\7500、“Grand Cru Vaudesir 2009”\8500、“Grand Cru Grenouille 2009”\12000。
シャブリは同じブルゴーニュの白でも、コート・ド・ボーヌの有名白ワインよりも格下にみられがちですが、さすがにグラン・クリュクラスになると、偉大なワインであることが実感できます。特に09年は百年に一度といわれるグレートヴィンテージであるため、果実の凝縮感は素晴らしいものがあります。今回試した中では“Vaudesir”のとても華やかな香りが印象的でした。

       ワインオリエンテッド試飲会ミシーフアンドメイハイム

そしていよいよコート・ドールに場所を移し、2004年にアロースコルトンに設立されたプティ・メゾンである“MISCHIEF&MAYHEM”のハシゴであります。ここではPuligny-MontrachetやNuits-Saint-Georgesの村名クラスから始まって、1級が3銘柄、特級が4銘柄も試すことができました。
写真右から“Corton Grand Cru Les Chaume 2006”\9000、“Clos-de-la-Roche Grand Cru 2006”\13000、“Echezeaux Grand Cru 2006”\15200、“Charmes-Chambertin Grand Cru 2006”\15800
どれもとても素晴らしいピノ・ノワールでありますが、この日は特に“Clos-de-la-Roche”が一番開いており、香水のような芳香を放っておりました。

       ワインオリエンテッド試飲会ドメーヌフランソワベルトー

次は本拠をオーコト・ド・ニュイ地区エセヴロンヌに置く19世紀から続くドメーヌである“Domaine Jean Fery&Fils”の村名・1級5銘柄と、04年より父ピエールに代わり5代目当主フランソワがドメーヌの運営をしている“Domaine Francois Bertheau”の3銘柄。
写真は“Domaine Francois Bertheau”のChambolle-Musigny3銘柄。右から“Chambolle-Musigny 2007”\6000、“Chambolle-Musigny 1er Cru 2007”(※4つの1er Cruのブドウを使用しているためクリマの名前はないとのこと)\9500、“Chambolle-Musigny 1er Cru Les Charmes 2007”\12300。
シャンボール・ミュズィニーの1級クラスを飲むと、なぜ日本人がミュズィニーが好きなのかがよく分かりますね。よくブルゴーニュで最も女性的と評されますが、この繊細さとエレガントさをそのままワインにしたようなルビーの液体は、ワインの深遠なる世界の奥底を垣間見せてくれます。ええ、もちろんシャブリから始まるブルゴーニュの1級以上は全て胃袋に納めさせていただきましたとも。これだけハイレベルなワインをじっくりと試す機会はそうそうはないですからね

結局この日試したのはラングドック・ルーション、ローヌ、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュの50銘柄。南仏の果実味溢れるCPの高いものからブルゴーニュの偉大なグラン・クリュまで、幅広いフランスワインを試すことができ、貴重な体験となりました。
イタリアワインも5つの州のワインが20銘柄出展されておりましたが、残念ながら時間切れで試すことができませんでした。

今年はこれでご案内をいただいた試飲会の予定は全て終了となりました。来週はいよいよ業界の一大イベントとなる“ボージョレー・ヌーヴォー”の解禁があり、それからクリスマス、年末・年始と、お酒を扱う小売業にとって最も忙しい時期がやってきます。
同業の方々は、これからかなりきつい日々が続きますが、風邪など引かぬようお互いに健康管理に気をつけていきましょう
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