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ZONIN CHIANTI TRADIZIONE 2008&RENZO MASI CHIANTI RUFINA 2007比較テイスティング
2010-07-05 Mon 00:38
会社でリカー担当者の会議があり、そこで出されたテイスティング用ワインが余ったので家に持ち帰り、比較テイスティングしてみました。

    ゾーニン・キアンティ・トラディショーネ   レンツォ・マージ・キアンティ・ルフィナ


ZONIN CHIANTI TRADIZIONE 2008 ゾーニン・キアンティ・トラディショーネ
生産国・地域:イタリア、トスカーナ州   格付:DOCG
生産者:ZONIN社  輸入者:アサヒビール(株)
品種:サンジョヴェーゼ主体  ヴィンテージ:2008 
アルコール度数:12.5%  赤・ミディアムボディ

RENZO MASI CHIANTI RUFINA 2007 レンツォ・マージ・キアンティ・ルフィナ
生産国・地域:イタリア、トスカーナ州   格付:DOCG
生産者:RENZO MASI   輸入者:アサヒビール(株)
品種:サンジョヴェーゼ主体  ヴィンテージ:2007
アルコール度数:13.0%  赤・ミディアムボディ


【外観】
外観は同じ価格帯のキアンティでも随分違い、ゾーニン(以下、Z)が鮮やかなルビーレッドに対し、レンツォ・マージ(以下、R)の方は紫の色調が強いガーネットとはっきりと違います。
Zは色素量も少なく、上から覗くとはっきりとグラスの底が分かるのに対し、Rはほぼ見えないくらいの濃さがあります。粘性は両者ともに同じくらいありますが、外観からして香りも味わいもかなり違うと予想されます。

【香り】
Zの香りは外観同様、チェリーやプラムなど赤い果実シリーズ主体で、フレッシュで爽やかな印象、スパイシーさもじんわりと感じられます。Rはどちらかといえばブラックチェリーやブルーベリーなど黒い果実、しかも凝縮感のあるジャムのような印象が強く、サンジョらしいスミレの花や土っぽさ、なめし皮のような動物的ニュアンスもありなかなか複雑性もあります。

【味わい】
Zはタンニンよりも終始しっかりとした酸味をより感じ、クセもなく繊細でピノ・ノワールのような印象があります。香りも味わいもやや単調なきらいはありますが、デイリーなワインとしてはその方が幅広い料理に合わせやすいと思います。
Rもタンニンは柔らかく、アタックも滑らかですが、やはりジャムのような凝縮感があり、0.5度とはいえアルコール度数の高さからくるボディの厚みも感じます。酸味は穏やかで、Zの後に飲むとややボケた印象になってしまいますが、渋過ぎず、かといって軽過ぎる赤も物足りない方にはいい赤ワインだと思います。ラベルには両方「ミディアムボディ」となっておりますが、飲み比べてみるとかなり差があることが分かります。

【総評】
たまたま価格帯も同じデイリークラスのキアンティが揃ったので比較してみたのですが、造り手によってやはり随分と味わいも違うものですね。目指す方向は違いますが、両者ともに意図ははっきりとしており、バランスもCPも良く、好感の持てるキアンティだと思います。
以下はアサヒビールのサイトからの引用になります。

ZONIN:17世紀、北イタリアのヴェネト州でワインづくりをはじめ、1821年に会社として創立した名門ワイナリー。現在、北はピエモンテ州から南はシチーリア州まで、7州にわたり合わせて1,800ha以上にも及ぶぶどう畑を所有しています。イタリア最大のエステート(ぶどう畑と醸造設備)がもたらすものは、3,500万本にも達する生産量だけに限りません。多彩なエステートはそれぞれの地域の土壌、気候を反映した高品質のワインをうみだします。
名醸造家フランコ・ジャコザのもと、キャンティの伝統を尊重した醸造方法で、最新の設備と技術を駆使し丁寧につくられました。厳選したぶどうから醸し出される趣深い味わいと新鮮で心地よいタンニンが楽しめます。
RENZO MASI:イタリア中西部トスカーナ州。ここは世界的に有名なキャンティワインの故郷。レンツォ・マージ社は、有名エステート「ファットリア・ディ・バッシャーノ」を所有しています。イタリア国内外で高い評価を得ているキャンティは、フレンチオーク樽で熟成した原酒を一部ブレンドするため、より高級なワインに仕上がっています。
ルフィナ地区産の高品質なキャンティ。鮮やかなルビー色に、新鮮な果実と花の香りがする若々しい味わい、バランスのとれた軽快でなめらかな口当たりの赤ワインです。
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