「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
http://robert10.blog108.fc2.com/
マルケス・デ・リスカル ティント・レセルバ2003
2010-01-23 Sat 01:01
前回に続きテンプラニーリョのテイスティングです。前回の「コディセ」はフルーティで果実味たっぷりの造りだったので、今回はスペイン一の伝統産地リオハのレセルバタイプです。ヴィンテージは03年と7年前、30ヶ月の新樽熟成と6ヶ月の瓶熟を経て出荷されており、熟成からくる複雑性が期待できるワインです。

                marques_reserva.jpg

マルケス・デ・リスカル ティント・レセルバ2003
生産国・地域:スペイン、リオハ  格付:DOCリオハ
生産者:マルケス・デ・リスカル社  輸入者:サッポロビール㈱
品種:テンプラニーリョ90%、マスエロ(カリニャン)10%
アルコール度数:14.0% 赤・フルボディ
購入価格:2,180円

【外観】
スティル、光沢のある、輝きのある、澄みきった、赤みを帯びたルビー色、濃い、脚ができる粘性、ねっとりとした

【香り】
豊かな香り、複雑な香り、カシス、ラズベリー、プラム、しおれた花、胡椒、ヴァニラ、コーヒー、チョコレート、腐葉土、なめし皮

【味わい】
心地よいアタック、しなやかな酸味、滑らかな酸味、辛口、心地よい渋味、やや収斂性のある渋味、コクのある、バランスの取れた、上品な、切れの良い後味、余韻は長い10秒以上、現在飲み頃~まだ熟成が期待できる、円熟した、調和のとれた、しっかりとした構成を持つ、柔らかな、複雑で熟成感のある味わい

【総評】
普段飲むのは果実味に溢れるフルーティなタイプのワインが多く、実際世界的な傾向としてもそのような造りのワインが増えているのですが、久々にしっかりとした熟成感があり、複雑性と奥行きのあるワインらしいワインに出会えた気がします。
外観はまさにルビーのような輝きと色調で、深みと、赤みを帯びたエッジからは落ち着きを感じます。
香りも、赤や黒の熟した果実とともにヴァニラやチョコレートのような樽由来の香り、熟成からくるなめし皮や腐葉土のようなニュアンスが渾然一体となって、一言では言い表せない複雑性と上品さを醸し出しています。
タンニンはまだやや収斂性を感じるものの、まろやかに溶け込んでおり、滑らかながらもしっかりとした酸味と見事に調和して長い余韻へと続きます。
元々リオハはボルドーから醸造技術が伝えられただけあって、このワインも全体的にメドックのグランクリュクラスのような印象があります。もしブラインドで出されたら、メドックのカベルネ・ソーヴィニヨンと答えたと思います。テンプラニーリョの品種特性は正直まだよくわからないのですが、CSよりは外観上やや赤みを帯びており、香りや味わいもCSほどの清涼感やクールな印象はないというところでしょうか。
ワイワイと大勢で賑やかに楽しむというよりは、静かな落ち着いた場所で、一人じっくりとワインと対話をしたくなるような、大人のワインでありました。
スポンサーサイト
別窓 | スペインワイン | コメント:0 | トラックバック:0 
<<今年の試験日程 | ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 | 『田辺由美のワインブック』到着>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| ワインアドバイザー虎の穴 『Q』 |

アフェリエイト3