「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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呼称資格試験のその先へ・・・「千曲川ワインバレー 新しい農業への視点」玉村豊男:著
2015-02-25 Wed 23:01
昨年より特に日本ワインについての記述が詳細になってきた「日本ソムリエ協会教本」でありますが、長野県の解説で『信州ワインバレー構想』についてサラリと触れられており、その中で「千曲川流域の長野盆地から佐久盆地までを千曲川ワインバレー、・・・」云々という記述があります


「信州ワインバレー構想って、いったいどんな構想やねん?・・・」と教本を開くたびに気にはなっていたのですが、その構想の立役者であり、『ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー』のオーナーでもある玉村豊男氏が『千曲川ワインバレー』について書いたのがこの本


千曲川ワインバレー 新しい農業への視点 (集英社新書)千曲川ワインバレー 新しい農業への視点 (集英社新書)
(2013/03/15)
玉村 豊男

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玉村豊男といえばエッセイスト・画家として有名な方で、2003年に長野県東御市に、ブティックワイナリーの第1号ともいえる『ヴィラデスト ワイナリー』を開設されたということはご存知の方も多いと思います。

アメリカではフランシス・フォード・コッポラ監督のように医者や弁護士、企業家、映画監督などの成功者が私財を投じてワイナリーを経営することは珍しくないのですが、日本ではまだまだレアケースといえるでしょう。

本業がエッセイストだけあって、おそらくワインのことを勉強し始めた方でもとても分かり易く書かれており、二日もあればスラスラと読めてしまいます。
この本でとても参考になるのは、日本のワイン産業という狭い世界の問題のみならず、日本の農業が戦後の農地改革から現代において続けて抱えている矛盾・問題点について深く考えさせられることにあります。
そしてその問題を克服していくためのビジョンとしての“ワインバレー構想”には、これから日本の農業が進むべき方向性が明示されているように思われます。

またワインは農作物であり、工業的に大量生産される商品とは根本的に違う、その土地の個性を表すものであるという見方は、以前ご紹介したジョナサン・ノシター監督の著書「ワインの真実」との共通点が多々あり、興味深く読むことができました。

う~む、自分ももう20年若かったら(そしてお金があったら)、長野に移住してワイナリー経営にチャレンジしてみたかったな~、という気にさせる本でありました^^;


以下はAmazonの紹介記事からの抜粋です

本作は「千曲川流域を活性化したい」「就農希望の若者やワイナリー開設を夢見る人の背中を押したい」という思いから著者が手がけた壮大なプロジェクト「千曲川ワインバレー」の全容を明らかにした一冊だ。
同時にプロジェクトを進めていく過程では、日本の農業が抱えている問題も明らかになり、本書ではそれを乗り越える展望にも迫った。
単なる指南書には収まりきらない、ワイン作りを通して日本再生への道筋を明らかにした一冊。

<目次>
はじめに―― いまはじまろうとしていること
【第一章】のどの渇く風景
ここにおいしいワインがある/温暖化が意味するもの/気の長い話/ワインバレー構想の発端
【第二章】ワインとサッカーの新時代
渋くて酸っぱい酒/狂気にも似た情熱が支えたワインづくり/日本のワインは戦争で生き延びた/赤玉ポートワイン/カリフォルニアワインの教訓/ワイナリーは海の近くにつくる/日本のワインがまずかった理由/世界基準へ/ワインは農産物である
【第三章】ワイン農家は新人類
医者よりワイン/ワイナリーオーナーへの道/お爺さんがつくった石垣/農業者になる方法/寄り合いに出るということ/農業は辛くなければいけないのか/農地改革の後始末 /新人類続々登場
【第四章】フランス人はなぜワインを飲まなくなったのか
南イタリアの赤い壁/ワインはブドウの漬物/キリスト教が広めた世界のワイン/解けた呪縛/中国人もワインを飲むようになった/フランス人がワインを飲まなくなった理由/コミュニケーション・ドリンク/農業的価値観の発見/ワイナリーは集積するほどよい 【第五章】農業はライフスタイルである
野良着のファッションショー/農的な生活を求める人たち/オルタナティブ農業の視点 /いったん工業へ行った人は戻らない/資本主義の豊作貧乏
【第六章】日本ワインの価値
千曲川ワインアカデミー/ソーラーワイナリーとスクリューキャップ/ワイナリーは儲かる商売か/ワインという不思議な商品/NAGANO WINE/集積によるスケールメリット/村の鍛冶屋は復活するか/ワインの値段/エシカル・マーケティング/日本ワインの価値
【第七章】ワインのある食卓
ワインの時間/飲める人も飲めない人も/縁側カフェ/第三の空間/ミニワイナリーつき分譲住宅/暮らしが観光になる時代
【第八章】千曲川のほとり
海野宿の家並み/日本の近代化を支えた巨大産業/蚕種問屋とワインバレー/シルクからワインへ/風の来て弾く琴の音に
あとがき ――――すでに動きはじめたこと
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