「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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RIGOL BRUT
2010-12-10 Fri 10:24
スパークリングの3連荘目はスペインのCAVA。シャンパーニュに比べればかなりのCPの高さを誇るCAVAではありますが、その中でも1000円を切る価格というのは最安値の部類であります。この日は寒い日にぴったりのチーズフォンデュと試してみることに    

       リゴル・ブリュット

【生産国・地域】:スペイン、カタルーニャ地方  【格付】:DO CAVA
【品種】:マカベオ、チャレロ、パレリャーダ?(CAVAなのでこの3種と思われますが、品種・使用比率等不明) 
【ヴィンテージ】:NV  【アルコール度数】:11.5%   白、辛口
【輸入者】:コルドンヴェール(株)  【購入価格】:¥980

【外観】
澄みきった、光沢のある、緑色を帯びた淡い黄色。泡のキメは細かく、持続性がある。若々しい印象。

【香り】
爽やかでフルーティ。柑橘系果実、白い花、白桃、カリン、ペトロール(石油)香。ほのかにイースト香。

【味わい】
爽やかで軽快なアタック。爽やかで生き生きとした酸味。柑橘系果実や白い花のようなフレーバー。アフターに心地よい苦味が感じられ、フィニッシュはドライ。アルコールのボリューム感はさほど感じられない。ライト~ミディアムボディ。切れのよい後味。バランスもよく、フレッシュで若々しい味わい。

【総評】
前回試したメキシコの「SALA VIVE」シリーズがどちらかといえば“こってり”系なのに比べ、こちらはさっぱり“爽やか”系。柑橘系果実や白い花のような爽やかな香りが主体で、リースリングのようなペトロール香があり、ミネラルのニュアンスも感じます。酵母のような熟成感は控え気味で、刺激を感じる炭酸の泡が若々しさを感じさせます。
酸もしっかりと感じられ、後味のキレもよいため食前酒として、またサラダや白身の魚料理などにもよく合いそう。
この日試したチーズフォンデュとももちろん好相性。というかチーズフォンデュに合わない白ワインの方が珍しいとは思いますが・・・万人受けする爽やかなタイプのため、クリスマスの乾杯用としても、みんなで鍋をつつくようなホームパーティ用としても活躍しそうなお手軽なCAVAであります。
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MARQUES DE RISCAL Rueda 2009
2010-10-08 Fri 18:16
今日は休日だったため、午前中にワインアドバイザーの登録料の納付を済ませ、午後から久々にゆっくりとテイスティング。
今回のワインは、今年チリで行われた世界最優秀ソムリエコンクール準々決勝でもブラインドテイスティングで出題された、スペインのヴェルデホ種の白ワインです。
このワインは9月8日のスペイン、マルケス社のセミナーでもアイテムの一つとして出されましたが、改めてじっくりと味わってみることにしました。

        リスカル・ブランコ2   リスカル・ルエダ2009

MARQUES DE RISCAL Rueda 2009 マルケス・デ・リスカル ルエダ 2009
生産国・地域:スペイン、ルエダ地方  格付:DO Rueda
生産者:MARQUES DE RISCAL  輸入者:サッポロビール(株)
品種:ヴェルデホ、ヴィウラ  ヴィンテージ:2009年
アルコール度数:12.5% 白・辛口
購入価格:1,380円 

【外観】
金色が少し入った淡い黄色。ディスクはやや厚みがあり、粘性は中程度。

【香り】
第一印象は爽やかな柑橘系果実の香り。リンゴ、洋ナシ、カリンのような白から薄い黄色の果実の香りもあり、フルーティでハーブのような清涼感のある香り。樽のニュアンスは感じられずスッキリとクリーンではあるがボリューム感のある香り。

【味わい】
アタックはしっかりとやや重量感があり、爽やかな香りの印象よりは力強く厚みのある印象。酸味は滑らかでバランスはよく、ミネラル感とアフターにかけて心地よい苦みも感じる。アルコール度数の割にボリューム感があり、しっかりとした構成を感じさせる。

【総評】
4日前に参加したラングドックの試飲会には、わざと樽熟をかけていない、素材の持ち味を活かしたシャルドネが多数出展されておりましたが、このワインの香り・味わいからのトータルの印象は、まさにクリーンで厚みのあるシャルドネ。
ぶどう自体がしっかりと熟しており、樽のお化粧をしなくてもしっかりとした厚みとコクがあり、酸味も程よくのっておりバランスもよく、素材の良さを生かしたとても完成度の高いワインです。
樽を使っていないので、魚介類全般に合うでしょうし、これからの季節であれば素材の旨味を活かした鍋などにもぴったりではないでしょうか。

このヴェルデホのワインを試すのはマルケス社のセミナー以来二回目ですが、ブラインドで出された場合、各国のトップソムリエの多くが間違えたように、シャルドネとしか答えようがないんじゃないでしょうか?このワインの品種を当てたのは原産国であるスペインのソムリエだけだったそうですが、やはりそれを嗅ぎ分けるポイントといったものがあるのでしょうね。
それにしても、最高貴品種であるシャルドネに匹敵するポテンシャルを秘めた品種が、スペインの地ブドウにあることは新たな発見であります。もっともイタリア、スペインの地ブドウはまだまだ未開拓な領域で、これからなのですがね。
今までは試験対策上、どうしても世界共通の高貴品種中心のテイスティングだったのですが、まだまだやるべき(飲むべき)ことは沢山ありますね。
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NUVIANA Chardonnay ヌヴィアナ シャルドネ 2008
2010-03-30 Tue 10:44
                   
                    ヌヴィアナシャルドネ


NUVIANA Chardonnay ヌヴィアナ シャルドネ 2008
生産国・地域:スペイン、カタルーニャ地方  格付:Vino de la Tierra
生産者:コドーニュ社  輸入者:サッポロビール(株)
品種:シャルドネ100%
アルコール度数:13.0% 白・辛口
購入価格:980円 

【外観】
スティル、澄みきった、光沢のある、輝きのある、薄い金色、ディスクはやや厚みがある、脚の出来る粘性、粘性は中程度、若々しい印象

【香り】
フルーティ、豊かな香り、柑橘系果実、洋梨、黄桃、パッションフルーツ、パイナップル、ヴァニラ、木樽のニュアンス

【味わい】
心地よいアタック、爽やかな酸味、生き生きとした酸味、辛口、アフターに若干の苦味、ボリューム感は中程度、コクのある、ミネラル感のある、バランスは良い、切れのある後味、余韻は長め7~8秒、現在飲み頃、若々しく、果実味豊かな、豊満な味わい

【総評】
外観は金色に近い濃い目の色調。ここからすでに温暖な地域で造られたワイン、若しくは樽熟をかけているワインであることが想像されます。
香りもパッションフルーツやパイナップルなどのトロピカルフルーツ主体の果実香と、クリーミーなヴァニラ香がはっきりと感じられ、いかにも南の産地のシャルドネといった感じ。先日飲んだ「ノヴェセント」のシャルドネに、樽というお化粧を施すと、こんな風になると思われます。
「ヌヴィアナ」とは「新しいワイン生活」を意味するスペイン語の造語ということですが、確かにフランスのブルゴーニュに代表されるような気品ある伝統的なシャルドネというよりは、味わいはまさにニューワールドのそれ。フルーティで果実味たっぷりの厚みのあるボディですが、酸味がしっかり乗っているのでバランスは良く、クセもないのでスイスイと飲めてしまいます。陽気で人懐っこい、グラマラスなスペインのお嬢さんといった風情で、価格的にもパフォーマンスはたいへん良く、気取り無く普段ゴクゴクと飲むにはとてもいいワインだと思います。
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トーレス ヴィニャ エスメラルダ 2008
2010-02-08 Mon 12:54
ここ数年間、年に200本くらいのワインを試していますが、価格は高くなくてもハッとさせられる、感動をおぼえるワインにめぐり合うことがあります。
人との出会いでもそうですが、理屈抜きに「この人は・・・」って衝撃的な出会いってありますよね。
このワインも数年前に同僚のM君のすすめで飲んでみたのですが、一口飲んだだけで「これは美味い!」って感動したワインです。「エメラルドのように輝く地中海をイメージして」というラベルの説明文どおり、青い空と海を吹き抜ける爽やかな風のようなイメージの白ワインです。
08ヴィンテージは初めて飲んだのですが、やはり美味しさは変わらず、休日の真昼間から一本開けてしまいました・・・

エスメラルダ1   エスメラルダ2


トーレス ヴィニャ エスメラルダ 2008
生産国・地域:スペイン・カタルーニャ地方  格付:DO カタルーニャ
生産者:ミゲル・トーレス社 輸入者:サントリー㈱
品種:モスカテル85% ゲヴュルツトラミネール15% 
ヴィンテージ:2008 
アルコール度数:11.5% 白・辛口
購入価格:1,780円

【外観】
スティル、澄みきった 輝きのある、光沢のある、淡い麦藁の黄色、ディスクは中程度、水のような粘性、粘性はあまり強くない

【香り】
豊かな香り、優雅な香り、フルーティ、際立った香り、シトラス、ライチ、バラの花、白桃、洋梨

【味わい】
心地よいアタック、爽やかなアタック、爽やかな酸味、生き生きとした酸味、辛口、フレーバーは甘美だがアフターに若干の苦味も感じる、アルコールのボリューム感は弱く、スリムでシャープな印象、ミネラル感のある、バランスはたいへん良い、 後味の切れも良い、余韻はやや長め7~8秒、現在飲み頃、しっかりとした構成をもつ、優雅で繊細な味わい

【総評】
使用品種が、モスカテル(マスカット・オブ・アレキサンドリア)とゲヴュルツトラミネールだけあって、香りはライチやバラの花のように非常に甘美で華やかで、まるでバラの咲き誇る庭園にいるよう。シャルドネを中心とした柑橘系果実主体の印象に慣れた人には、白ワインの新しい世界を見せてくれるワインになるでしょう。
香りは甘美なのですが、飲み口はドライでセック、爽やかでシャープな酸味とミネラル感が全体を引き締め、完成度はとても高いワインです。
アルコール度数も高くないので、休日のランチからいけますし、特に暑い時期にキリッと冷やしてアペリティフには最高でしょう。もちろんワインそのものを手軽に楽しむのにも絶好の白ワインです。これは間違いなく女性にはかなり受けるワインでしょう。まだ飲んだことのない女性には特にお勧めします。



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マルケス・デ・リスカル ティント・レセルバ2003
2010-01-23 Sat 01:01
前回に続きテンプラニーリョのテイスティングです。前回の「コディセ」はフルーティで果実味たっぷりの造りだったので、今回はスペイン一の伝統産地リオハのレセルバタイプです。ヴィンテージは03年と7年前、30ヶ月の新樽熟成と6ヶ月の瓶熟を経て出荷されており、熟成からくる複雑性が期待できるワインです。

                marques_reserva.jpg

マルケス・デ・リスカル ティント・レセルバ2003
生産国・地域:スペイン、リオハ  格付:DOCリオハ
生産者:マルケス・デ・リスカル社  輸入者:サッポロビール㈱
品種:テンプラニーリョ90%、マスエロ(カリニャン)10%
アルコール度数:14.0% 赤・フルボディ
購入価格:2,180円

【外観】
スティル、光沢のある、輝きのある、澄みきった、赤みを帯びたルビー色、濃い、脚ができる粘性、ねっとりとした

【香り】
豊かな香り、複雑な香り、カシス、ラズベリー、プラム、しおれた花、胡椒、ヴァニラ、コーヒー、チョコレート、腐葉土、なめし皮

【味わい】
心地よいアタック、しなやかな酸味、滑らかな酸味、辛口、心地よい渋味、やや収斂性のある渋味、コクのある、バランスの取れた、上品な、切れの良い後味、余韻は長い10秒以上、現在飲み頃~まだ熟成が期待できる、円熟した、調和のとれた、しっかりとした構成を持つ、柔らかな、複雑で熟成感のある味わい

【総評】
普段飲むのは果実味に溢れるフルーティなタイプのワインが多く、実際世界的な傾向としてもそのような造りのワインが増えているのですが、久々にしっかりとした熟成感があり、複雑性と奥行きのあるワインらしいワインに出会えた気がします。
外観はまさにルビーのような輝きと色調で、深みと、赤みを帯びたエッジからは落ち着きを感じます。
香りも、赤や黒の熟した果実とともにヴァニラやチョコレートのような樽由来の香り、熟成からくるなめし皮や腐葉土のようなニュアンスが渾然一体となって、一言では言い表せない複雑性と上品さを醸し出しています。
タンニンはまだやや収斂性を感じるものの、まろやかに溶け込んでおり、滑らかながらもしっかりとした酸味と見事に調和して長い余韻へと続きます。
元々リオハはボルドーから醸造技術が伝えられただけあって、このワインも全体的にメドックのグランクリュクラスのような印象があります。もしブラインドで出されたら、メドックのカベルネ・ソーヴィニヨンと答えたと思います。テンプラニーリョの品種特性は正直まだよくわからないのですが、CSよりは外観上やや赤みを帯びており、香りや味わいもCSほどの清涼感やクールな印象はないというところでしょうか。
ワイワイと大勢で賑やかに楽しむというよりは、静かな落ち着いた場所で、一人じっくりとワインと対話をしたくなるような、大人のワインでありました。
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