「虎の穴」へようこそ!全国大会決勝出場を目標に、日々修行中のワインアドバイザーの日記です。
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WYNDHAM ESTATE BIN555 Shiraz 2007&DANTE ROBINO Malbec 2007比較試飲
2010-09-18 Sat 20:40
二次試験まで今日を含め三日となりました。

このところさしもの猛暑も影を潜め、ようやくエアコンもいらない快適さが戻ってきました
ただ、季節の変わり目では風邪をひきやすいため、くれぐれも体調管理にはご用心ください。
ここで風邪をひいてしまったら、香りや味わいが全く分からなくなり、今までの苦労が水の泡となりかねません

さて、今回はC・ソーヴィニヨンと並び、このところよく出題されていますシラー(ズ)と、これまで出題されてはいませんが、今や国際的な評価が高くアルゼンチンを代表する黒ぶどう品種であるマルベックとの比較試飲であります。マルベックは出題されたことがなく、したがって模範解答はないのですが、他の似たような黒品種に照らし合わせてコメントしてみました。

飲み比べてみるとその違いがハッキリと分かる二つの銘柄でありますが、以下のように二次試験の模範解答になるべく沿うようにコメントを並べると、ほとんど同じになってしまい、どれがどの銘柄か分からなくなってしまいます
過去の正解コメントの一覧をみると明らかなのですが、例えばカベルネやシラー(ズ)で当たり前のコメントとして挙げられる「黒胡椒」や「甘草」といったコメントは一度もなく、全く不可解なのですが、この辺はもう試験対策として割り切るしかありません。
 
  BIN555シラーズ    ダンテロビーノ・マルベック

WYNDHAM ESTATE BIN555 Shiraz 2007 ウインダム・エステイト
生産国・地域:オーストラリア、ニューサウスウエールズ州、ハンターヴァレー
生産者:ウインダムエステイト・ワインズ社  輸入者:ペルノ・リカール・ジャパン(株)
品種:シラーズ100%
アルコール度数:14.0% 赤・フルボディ
購入価格:1,780円 

【外観】
スティル、澄みきった、光沢のある、濃い色合い、紫色を帯びた、ガーネット色、複雑な色調、脚ができる粘性

【香り】
豊かな香り、若いアロマに満ちた、濃縮感のある、ブラック・チェリー、カシス、ジャムのような、フルーティ、ヴェジタル、なめし皮、木樽のニュアンス

【味わい】
心地よいアタック、重量感のあるアタック、やわらかい酸味、辛口、心地よい渋み、収斂性のある、複雑性のある、重厚な、バランスのとれた、濃縮感のある、現在飲み頃、余韻は7~9秒

DANTE ROBINO Malbec 2007 ダンテ・ロビーノ マルベック 2007
生産国・地域:アルゼンチン、メンドーサ州 生産者:ボディガ ダンテ・ロビーノ  
輸入者:㈱富士インダストリーズ  
品種:マルベック  ヴィンテージ:2007 
アルコール度数:14.0%  赤・フルボディ
購入価格:1,580円

【外観】
スティル、澄みきった、光沢のある、濃い色合い、紫色を帯びた、ガーネット色、複雑な色調、脚ができる粘性

【香り】
豊かな香り、若いアロマに満ちた、濃縮感のある、ブラック・チェリー、カシス、ジャムのような、フルーティ、木樽のニュアンス

【味わい】
心地よいアタック、重量感のあるアタック、やわらかい酸味、フレッシュな酸味、辛口、心地よい渋み、収斂性のある、複雑性のある、重厚な、バランスのとれた、濃縮感のある、現在飲み頃、余韻は7~9秒


【総評】
外観はウインダム(以下W)の方が赤味が強いルビーに近いガーネット色、ダンテ・ロビーノ(以下D)が鮮やかな紫色と、はっきりと違いが分かります。色の濃さは両者共にグラスの底が見えないくらい濃く、粘性もねっとりと高い感じで、グリセリンの量が多いことが分かります。
香りは両者ともに黒い果実主体の、ジャムのような濃縮感と複雑性がありますが、Wの方がアルコール臭のつんとした感じがあり、カベルネのようなややヴェジタルなニュアンスも感じられます。Dはマイルドで落ち着いた印象があり、上品な樽の香りが心地よく感じられます。
シラーズもこの辺りの価格帯のものでは、フルーティで果実味を前面に出し飲みやすい造りのため、今ひとつカベルネとの差異がハッキリと分かりません。たしかにスパイシーなニュアンスは強いのですがこれぞシラーズという決定打に欠けるというか・・・。
マルベックの特徴というと・・・、なかなかまとめるのが難しいですね。発祥の地ボルドーでは今や色付けが目的の品種らしいですが、やはりその鮮やかな紫のイメージでしょうか。アルゼンチンのマルベックに共通するコメントとしては、「紫色」の外観、「ブラックチェリー」、「黒胡椒」、「スミレの花」のニュアンスといったところが挙げられると思います。

う~ん、やっぱり試験対策のコメントだけに絞るとかなり窮屈な感じがしますね。この試験が終わったら、教本の基本に沿いつつも、自分の感じたままをコメントしていきたいと思います。
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TASMANIAN HILL Chardonnay タスマニアンヒル シャルドネ 2006
2010-04-17 Sat 11:04
             タスマニアンヒルシャルドネ


TASMANIAN HILL Chardonnay タスマニアンヒル シャルドネ 2006
生産国・地域:オーストラリア、タスマニア州
生産者:TAMAR RIDGE WINES   輸入者:サントリー(株)
品種:シャルドネ100%    ヴィンテージ:2006年
アルコール度数:13.5%  白・辛口
購入価格:980円 

【外観】
スティル、澄みきった、光沢のある、緑色を帯びた淡い黄色、淡い色合い、ディスクはやや厚みがある、脚の出来る粘性、粘性は高い

【香り】
豊かな香り、フルーティ、柑橘系果実、洋梨、白桃、りんご、パイナップル、ヴァニラ、木樽のニュアンス

【味わい】
心地よいアタック、滑らかな酸味、生き生きとした酸味、辛口、アフターに若干の苦味、やや甘いフレーバー、ボリューム感は中程度、コクのある、ミネラル感のある、バランスは良い、切れのある後味、余韻は長め7~8秒、現在飲み頃、調和のとれた、しっかりした構成を持つ、繊細な味わい

【総評】
オーストラリアのシャルドネというと、カリフォルニアの樽熟を効かせたタイプに似て、トロピカルフルーツのように果実味たっぷりの厚みのあるボディで、樽香もバンバンといったイメージが強いのですが、このワインはオーストラリアでも最も冷涼なタスマニアで造られているだけあって、酸味がよくのり樽のニュアンスも抑制が効いているため、端正な造りとなっています。
香りや味わいも柑橘系果実や白い花、実が白い果実が主体で、そこにトロピカルフルーツやヴァニラなどの樽のニュアンスも加わり、06年というヴィンテージからくる落ち着きも感じさせます。
飲み進み、温度が上がってくると、13.5%という白にしては高いアルコール度数からくるボディの厚みが徐々に顔を出してきます。最初の繊細で端正な印象から力強い印象に変化してきますが、元々のバランスは良いのでボケた感じにはなりません。
しっかりとした造りながら、ワイン自体の自己主張は強くないので、アペリティフから魚介類、鶏肉や豚肉などの白身の肉料理まで幅広く合わせることが出来る白ワインです。1000円前後の価格のワインとしては、かなりCPは高いワインだと思います。
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JACOB’S CREEK RIESLING ジェイコブス・クリーク リースリング 2008
2010-04-03 Sat 09:55
               ジェイコブス・クリーク・リースリング


JACOB’S CREEK RIESLING ジェイコブス・クリーク リースリング 2008
生産国・地域:オーストラリア、サウスオーストラリア州
生産者:ジェイコブス・クリーク  輸入者:ペルノ・リカール・ジャパン(株)
品種:リースリング
アルコール度数:12.5% 白・辛口
購入価格:1,029円 

【外観】
スティル、澄みきった、光沢のある、淡い黄色、淡い色調、脚の出来る粘性、粘性は弱い、グラスの底にかなり微細な気泡が多数残りまだ若い印象

【香り】
フルーティ、豊かな香り、シトラス、洋梨、白桃、りんご、白い花、石油香、ミネラルのニュアンス

【味わい】
心地よいアタック、爽やかな酸味、生き生きとした酸味、辛口、アフターに若干の苦味、爽やかなフレーバー、ボディは軽め、ミネラル感のある、バランスは良い、切れのある後味、余韻はやや長め7~8秒、現在飲み頃、調和のとれた、繊細で若々しくフルーティ

【総評】
外観は淡い黄色で、グラスの底にびっしりと非常に細かな気泡が見られ、冷涼な地域で造られ、かつかなり若々しい印象です。
香りは、レモンやライムのような柑橘系果実が主体で、その中から石油香のようなオイリーさが感じられるところがまさにリースリング。この独特の石油香は他のどの品種よりも強く表れるため、品種を判別する際の大きなキーポイントになります。
味わいはこれも柑橘系果実のような酸味がしっかりとあり、セックでドライな飲み口。フレーバーも爽やかで、若干感じる苦味が後味を引き締めています。酸味がきいて、全体的なバランスもよく、ミネラル感もあるため、寿司や白身魚の刺身、天ぷらなど淡白な和食によく合いそうです。暑くなってから、キリッと冷やしてワインだけというのもいいですね。
ジェイコブスのこのレンジのワインは今まで何種類か試してみましたが、総体的に品種特性をよく表現しながらソツのない造りで、安定感があり非常に好感がもてます。クセもなくまとまりが良く飲みやすいのですが、それこそがテーブルワインとしては重要な要素なのではないかと思います。
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WOLF BLASS EAGLEHAWK RIESLING ウルフ・ブラス イーグルホーク リースリング 2007
2010-03-08 Mon 10:51
               イーグルホークリースリング


WOLF BLASS EAGLEHAWK RIESLING ウルフ・ブラス イーグルホーク リースリング 2007
生産国・地域:オーストラリア、サウスオーストラリア州
生産者:ウルフ・ブラス   輸入者:メルシャン(株)
品種:リースリング   ヴィンテージ:2007
アルコール度数:12.5%  白・辛口
購入価格:1,180円 

【外観】
スティル、澄みきった、光沢のある、黄金色を帯びた黄色、やや濃い色調、脚のできる粘性、グラスの底に細かな気泡が残りまだ若い印象

【香り】
フルーティ、豊かな香り、シトラス、洋梨、白桃、黄桃、ハーブ、白い花、石油香、ミネラルのニュアンス

【味わい】
心地よいアタック、爽やかな酸味、生き生きとした酸味、辛口、アフターに若干の苦味、やや厚みのあるボディ、ミネラル感のある、バランスは良い、切れのある後味、余韻はやや長め7~8秒、現在飲み頃、若々しくフルーティ、しっかりとした構成を持つ

【総評】
外観はリースリングにしては濃いめで、黄色というよりは金色に近く、温暖な地域で育ってかつ樽熟をかけたシャルドネのような印象。
リースリングは冷涼なところでこそ真価を発揮するぶどうなので、はたして大丈夫かな?と思ったのですが、香りは柑橘系果実やハーブのような爽やかさに、石油のようなミネラルのニュアンスがしっかりと感じられ、香りはまさにリースリング。
味わいは、フレッシュ&フルーティながらもシャープな酸味に、セックでしっかりとしたミネラル感と骨格があり、硬質な印象。アフターに感じる心地よい苦味も全体を引き締めています。
今晩の夕食は、モランボンの「薬味白湯チゲの素」を使った鍋。この鍋つゆの素は初めて買ったのですが、食べ飽きしやすいあっさり系の鍋つゆの中では、ほどよいスパイシーさがあり、今年いろいろ試した市販品の中ではトップクラスの美味しさでしたが、このワインともなかなかよく合っていました。
リースリングは寿司や天ぷらなどの和食との相性が抜群といわれていますが、このワインは程ほどの厚みもあるボディなので、コクのある鍋料理やクリームソース系の料理にも十分いけると思われ、デイリーの白としてはいいワインだと思います。
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ジェイコブス・クリーク シラーズ・カベルネ 2007
2010-02-01 Mon 23:34
今回は夕食のチャーハン&麻婆豆腐に合うワインと考え、オーストラリアのシラーズをチョイス。
仕事がお休みの日は、私が夕食を作るのですが、チャーハンはラードと中華鍋を使い高火力で仕上げ、麻婆豆腐は市販の素は使わずに、甜面醤・豆板醤・XO醤などを使って作る本格派であります。
シラーズのスパイシーなニュアンスが麻婆豆腐のスパイシーさと、またチャーハンの焼豚の甘さがワインの甘いフレーバーとよくマッチしておりました。


                 ジェイコブスシラーズCS
                  ※写真は06年ヴィンテージです

ジェイコブス・クリーク シラーズ・カベルネ 2007
生産国・地域:オーストラリア、バロッサヴァレー
生産者:オーランド・ワインズ社  輸入者:ペリノ・リカール・ジャパン㈱
品種:シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン
アルコール度数:13.5% 赤・ミディアムボディ
購入価格:980円 

【外観】
スティル、澄み切った、光沢のある、パープル  濃い色調ではあるが、傾けるとエッジの部分はルビー色のグラデーションがあり、ぎっしりと色素が詰まったという印象ではない  脚の出来る粘性、粘性は中程度

【香り】
豊かな、フルーティ、カシス、ブラックベリー、プラム、黒胡椒、ミント、ブルーベリージャム、木樽のニュアンス

【味わい】
心地よいアタック、生き生きとした酸味、辛口、心地よい渋味、フレーバーに甘味をかんじる、コクのある、バランスの取れた、切れの良い後味、余韻はやや長め7~8秒、現在飲み頃、果実味豊かでフルーティ、柔らかくたいへん調和がとれている

【総評】シラーズとCSという二つのヘビーな品種を使ってはいるものの、タンニンは柔らかく、アタックもフレッシュ&フルーティでたいへん飲みやすい赤ワインです。果実味たっぷりでいかにもオーストラリアらしいカジュアルな造りなのですが、シラーズのスパイシーさとカベルネのクールな印象がうまく調和して、しっかりとした構成もあり、軽いフルーティさではないですね。タンニンと酸味のバランスもたいへんよく、スパイシーな中にほのかなオーク樽のニュアンスもあり、きれいにまとまった造りです。
今回は中華と合わせてみましたが、オージービーフに黒胡椒をしっかりきかせたステーキなどには最適なワインだと思います。
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